千代田グルメ遺産

首都東京の中心部「千代田区」内にある名店の蕎麦や寿司など、未来の世代に引き継ぐべき貴重な食物遺産を紹介しています。

アンテノール(丸の内)の「ガナッシュ・ショコラ」

2025年02月14日 | スイーツ・菓子
【令和7年2月14日 調査・登録】
 本日、2月14日はバレンタイン・デーです。
 その昔、ローマ皇帝は、兵士が家族や恋人と離れるのを嫌がることで軍の士気が低下することを恐れ、兵士の結婚を禁止しました。そこで、キリスト教の司祭であった聖バレンタインは、結婚を望む兵士の味方となり、密かに結婚式を挙げさせていました。これを知った皇帝が聖バレンタインを2月14日に処刑したそうです。その後、世界中でこの日は男女の愛の誓いの日とされました。我が国では、女性が男性にチョコレートを贈り、愛を告白する日とされています。

 ということで、今年のバレンタイン・デー チョコレートは、「アンテノール」の「ガナッシュ・ショコラ」です。「アンテノール」は、昭和53(1978)年に異人館で知られる神戸北野に誕生しました。店名は争いをもたずに平和を導いたギリシャ神話の知将の名から付けられました。「ガナッシュ・ショコラ」は、チョコアーモンドスポンジにガナッシュクリームが重ねられ、チョコレートでコーティングされています。濃厚でチョコ好きにはたまらないケーキです
 《前回のこちらの店の調査・登録:ひなまつりデコレーション












 ごちそうさまでした。とても美味しいチョコレートケーキでした。

◎これまでのバレンタイン・デーチョコレートの調査・登録
《令和 6年の調査・登録:パティスリー エドモントの「ミュール フランボワーズ」》
《令和 5年の調査・登録:パティスリー エドモントの「エメ<ピースケーキ>」》
《令和 4年の調査・登録:東京會舘 東京ギフトパレット店の「マロンシャンテリーショコラ」》
《令和 3年の調査・登録:フーシェ オリンポスの「遥かなるエトワール」》
《令和 2年の調査・登録:メサージュ・ド・ローズの「ロズレ・ブラン」》
《平成31年の調査・登録:近江屋洋菓子店の「チョコレート10個入り」》
《平成30年の調査・登録:メサージュ・ド・ローズの「ペタル・アラベスク」》
《平成29年の調査・登録:ベルディエの「レザンドレ・オ・ソーテルヌ”貴腐”ミニボトル」》
《平成28年の調査・登録:カファレルの「バレンティーノ ロッソ」》
《平成27年の調査・登録:ザ・ペニンシュラ東京の「コルディス(ブラック)」》
《平成26年の調査・登録:メサージュ・ド・ローズ 本店の「フルレット」》
《平成25年の調査・登録:ガルガンチュワの「グランデ」&SWEETS&DELIの「レ・ズー」》
《平成24年の調査・登録:アンテノールの「生チョコトリュフ」》
《平成23年の調査・登録:ザ・ペニンシュラ東京の「ペニンシュラハットボンボンショコラ」》
《平成22年の調査・登録:edo bakelyの「ケーキ オ ショコラ フィグ」》
《平成21年の調査・登録:近江屋洋菓子店の「生チョコレート」》
《平成20年の調査・登録:パティスリーSATSUKIの「バレンタインマカロン」》
《平成18年の調査・登録:ラ・メゾン・デュ・ショコラの「チョコレート」》


★アンテノール 東京大丸店
 所在:千代田区丸の内1-9-1大丸百貨店東京店1階
 電話:03-3201-2339
 品代:ガナッシュ・ショコラ<直径12cm>3,078円

いし橋(外神田)の「すき焼き(霜降り)コース」「おじや」等

2025年02月11日 | 和食
【令和7年2月某日 調査・登録】
 こちらの店「いし橋」は、精肉店が営む明治12年創業の老舗すき焼き店です。風情ある日本家屋で、美味しいすき焼きをいただけます。「ミシュランガイド東京」で、星やセレクテッドレストランの称号を獲得し続けています。1日5組限定という狭き門で、昨年末に予約しようとしたところ、1月中はすべて満席で、2月分をやっと予約できた次第です




 席はすべて個室です。


 お肉には「赤」ということで、まずは赤ワインをいただきましょう。有機栽培葡萄を100%使用したオーガニックワイン「コノスル オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン / カルメネール / シラー」です。


 本日は「すき焼き(霜降り)コース」をただきます。お通し2品、肉、ザク<野菜>、玉子が付きます。
 まずはお通しの1品目、「海老と鯛の酢の物」です。さっぱりしていて、とても美味です




 お通しの2品目は「貝と野菜の天ぷら」です。




 さて、いよいよ「すき焼き」をいただきます。
 この芸術作品のように美しい肉の盛りをご覧ください。繊細な霜降りが見事です。肉屋直営のお店だけに、最高ランクの極上肉が厳選されています。店主がその日の在庫の中で一番状態の良い和牛を選ばれるそうで、本日は九州 鹿児島産だそうです。




 鍋料理はすべて仲居さんが作ってくれます。「割り下」は創業当時から女将のみが受継ぐ秘伝の味です。


 少し火が通ってきました。


 そろそろOKです。


 熟練の技により焼き上げられた至高のすき焼きです。まずはそのまま卵にくぐらせていただきましょう。

 美味しい。柔らかな霜降り肉は、肉の旨味と脂の旨味の両方を堪能できます。至福のひと時を味わえました

 続いて、お肉と一緒にザクも楽しみましょう。長ネギ・春菊・焼き豆腐・白滝・玉ねぎなどです。








 締めは「おじや」です。肉と野菜のエキスがしみ出た鍋で作ってくれます。


 一度フタをして暫く煮込み、フタを開けると・・・なんとフックラとした卵でしょう


 ふわふわの卵とおこげの香ばしさのコラボが絶品です


 「おじや」の一部は、お土産用に包んでいただきました。


 こちらは帰る際に見せていただいた氷で冷やす木製冷蔵庫です。昭和な雰囲気が満載です。下の段には食後にお客様に供される冷たいおしぼりが入っています。


 数々のアワードを受賞された記録も展示されています。



 玄関では女将が火打石でお見送りしてくれました。
 ごちそうさまでした。とても美味しい すき焼きを堪能できました。

★いし橋
 所在:千代田区外神田3-6-8
 電話:03-3251-3580
 品代<税別>:ワイン4,500円、すき焼き(霜降り)コース<2人前>22,000円、おじやと卵2,600円、サービス料<2人分>2,600円