chuo1976

心のたねを言の葉として

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅠ「わたしたちの家」を観る聴く、 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2018/12/24

2018-12-24 09:03:11 | 映画

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅠ「わたしたちの家」を観る聴く、         『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2018/12/24

  狭い部屋の中、少女たちが歌い踊る、白い衣装、おかっぱの黒髪、主人公が止まり、何かを見詰め聴き入る、シャッターの音がしたと、この時空の外、まさに、映画の撮影の事、私たち観客のことではないか、朝、朝食、母と主人公の二人暮らし、畳に座っての食事、母は出掛けていく、ごみ収集車のお兄さんと共に、車に乗り込んで、主人公は学校に、帰り道、路地、母は買い物をして帰ってきた、遅かったねと待っていた主人公、あなたこそと母、二人は並んで、シャッターを開け、扉を開き中に、フェリーの上、濃い化粧の女、不気味な女、何を見詰める、狂気、風、靡く髪、だれも居ないフェリー、港に着いて、これまただれも居ない待合室、開いている椅子ばかり、電話して居る娘、記憶喪失の女、名ばかりやっと語って、連れ出す娘、こうして二人のやって来た部屋は、始まりの母と娘の家では無いか、時空は、時は、過去から、現実に、いや、同じ時間の異空間とも、化粧する少女の二人、主人公と友人、濃い化粧、そして外に、母と男の後を付けて、二人の様子を探るのだ、倒れる母、おんぶする男、タクシーに乗り込む二人、この様子を観て、驚きの二人、大胆だとばかり、母は主人公に、新しい人との結婚話、死したが、父さんはと主人公、聞き入れない主人公、洗濯物を干す母、ビルの谷間の家、俯瞰で下の主人公を捕らえて、手伝ってと母、嫌だと云いながら上がってくる主人公、仰ぎ見る角度の屋上の洗濯物、空が彼方に、記憶喪失の女と暮らす娘、この娘はこの屋敷に住むのだから、始まりの母と娘の娘の成長した姿とも、いや、母の過去かも知れない、いや、記憶喪失の娘が母では無いのか、いや、始まりの主人公の娘が成長して記憶喪失に、だから、何かを知って居る娘がこの家に連れ戻ったとも、しかし、皆名前は違っているのだが、名など、取り敢えずの物なのだとも、何も思い出せずに、娘の計らいで此処に暮らす女、繕い物、巧みな女、旨くない娘、喫茶店、仕事を求めてやって来た記憶喪失の女、何もかもハッキリせずに、店主に拒まれて、そこに男が、男は記憶喪失の女を知って居るらしい、だが、全く反応しないので、人違い、娘は電話、どこからかの指示に従っているのか、何を探る、何に采配されている、ならば、記憶喪失の女とは何者、畳の部屋、障子、今時に、でも、この障子故に、穴が、主人公は何かを感じたか、障子に穴を開けて、覗く、何が見えるのだろうか、時空間を越えた、二人の女の世界だろうか、母と主人公、じゃんけんして勝った方の云うとおり、この家に残る、母が勝ってしまって、あなた如何するのと母、困惑する二人、主人公の誕生祝い、何処か乗らない主人公、不吉な表情、覚めた顔、母の恋する男との語らい、ワインを注ぐ、そこに何かを混ぜて、差しだされたワイングラス、男は一口飲んで吐き捨てる、主人公は何処に、覗きの彼方に、記憶喪失の女と娘の部屋に、カフェの男が遣ってくる、どうやって此処を見つけた、誰なのだろうか、記憶喪失の女も驚き、娘も判らない、だが、平気で上がり込んできて、探り回る、カフェでの女と店主の語らいの場でも、既に何かを知ってやって来ていた、部屋の奥に、如何することも出来ない女と娘、この様子をのぞき観たか、主人公が花瓶を投げつける、上がり込んだ、異空間の男は倒れ込む、割れた花瓶、流れる赤い血、誕生祝いの翌朝か、いつもの朝食、出掛ける準備の二人、母と食事する主人公、こんなもの在ったかしらと、送りものたちの中から、一つの箱を取り出す、リボンで結ばれた箱、開けて見る主人公、ゆっくりと、蓋を開いて、何が、判らない、ドラマの終わり、歓待、主人公の投げた花瓶に依って助けられた、記憶喪失の女と娘からの贈り物、母のボーイフレンドの首では無いのか、あるいは、今度はしっかり始末しろと、毒とも、銃とも、ならば、消えたお父さん、これは母の仕業、采配、父親とは、記憶喪失の女と男の関係は、娘と男の関係は、娘の電話して居る先は誰、何者、知らず、私たちは、何かに采配されて、映画も、芝居も、監督とスタッフに采配されて、だが、逆に、撮られている映画に依って、芝居に依って、監督も、スタッフも、采配されていないか、映画を見る私たちも、映画に依って采配されて、だが、観ることに依って、私たちが、采配しているとも言えるのだ、映画を作り出すとは、こんな関係の全ての事、さあ、送られてきた、箱の中に、何を見る、おかっぱの少女たち、女たち、母、男は、この屋敷に住めない、父も既に居ない、上がり込んだ男も、直ぐに倒されてしまう、さて、この部屋の中に招かれた、私は、確かに、映画が終わり、招きは終わったか、いや、未だ、部屋の中に、今もって居るのでは無いか、障子の穴から覗かれながら、見ることの迷宮、見ることは何処にも辿り着けないのだ、危うい、危うい、私たち、

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf