CⅩⅩⅩⅩ「進めオリンピック」1932を見る聴く 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ 2024/10/19
波止場、営業マンを待つ男、そこに駆けつける主人公、ブラシの営業マン、走る走る、美しい娘と幼い弟の二人と衝突、こうしてアメリカと、この愚かしい国の改めての再会、恋、一目ぼれの主人公、娘もまんざらではない、語らう二人、嫉妬か、弟が主人公に矢を射る、お尻に突き刺さって、これも再会の一つか、主人公は急ぎで、波止場の待ち合わせの時間に遅れていたのだ、馬車タクシーを呼び留めて、御者が降り立つと、何とも背の高い男、膝まづく御者、実はこの馬車は、王様の馬車、娘は王様の娘なのだ、知らず、タクシーと思い込んで乗りこむ主人公、走る走る、馬車の中、王様の演説、繰り返される帽子のずれ、落下、苛立ちかぶり直す王様、波止場では船長は時間だと、いま少しとビジネスマン、やっと馬車が着いて、走る走る、主人公とビジネスマン、話がすれ違って、主人公にとっては、恋こそが、ビジネスマンとお別れ、かくて、主人公のこの国での仕事の再開、いや、恋の再会、娘を求めて、きっとあの弟と一緒だろうと、また弓を射ってもらいたくて尻を出す、かくて、二人は再会して、王様と臣たちの閣議、長テーブル、何時も勝負しか頭にない王様、一人一人、腕相撲、全てに勝ってご満悦、納得のいかない臣たち、彼らは、王様の傲慢な権力を貶めようと狙っている、こんな彼らの影に隠れて、忍びの男、黒づくめ、斜視の不気味な男、隠れて、伺ってメモを取って、誰のスパイだ、臣たちの、集まり、娘は王様に、父親に、主人公を紹介しようと、お屋敷の中、探していて再会できたのは、御屋敷の壁の内側で、花占いの娘の声が聞こえて、主人公は壁をよじ登り、中の様子を見ると花占いの娘が、御屋敷の囲いの壁の上に上り落下する、大の字に倒れこむ主人公、だが、漸くに再会、こうして、招かれてお屋敷の中、ドアの前、王様の部下たちが、散々に、投げ飛ばされて、ここでもまた勝負が行われたか、困惑気味の主人公、追われるように外に、お屋敷の窓から見える、部下と主人公の姿、娘と王様の立ち姿の、ガラス越しの、庭に、遠く見える、部下と主人公、まさに、これは、バッゾリー二ではないか、かの権力構造の中に、入りこんだ主人公、アメリカ、始まりの馬車もまた、タクシーのごとに止めてしまって入り込んだ、この度も、お屋敷の壁を乗り越えて、落下した、そして、また弟の矢が当たる、お屋敷の内と外の、権力構造、支配者と、被支配者、その間を行き来する主人公、果たして、この権力構造のなか、いかに、どこに、何やら、不審な王は、ガラスを割って、怒鳴り散らす、全ては、己の采配の中にないと、許せないのだ、ブラシを手にしている、部下たち、ビジネスの始まりとも、さて、臣たちは、庭の中、大木の横、地下の秘密のアジトに、臣たちが固まると、地下に降り立つ昇降機、主人公と娘もまた、歩いて、この大木の横、椅子に座る娘、これがスイッチ、地下のアジトに、臣たちの、たくらみを知り、臣たちの前に現れた美貌の黒衣装の娘、歌、踊り、男たちは、見事に貶められて、これこそが、臣たちの狙い、このむすめならば、王を篭絡できると、王様によって、体の上げ下げで弄ばれていた執事、娘と主人公の様子をさぐり、ぬいぐるみの被り物で、伺う、娘と主人公は、この化け物から逃れようと、車を走らせて、ボートに乗り、馬に跨り遁走、だが、走りの速い執事は、走る走る、二人が、逃れて、もう大丈夫と安心していると、その横に寛ぐ執事、先についていた、何とも、驚きの走り、二人は美しい風景の橋の上、お宝か、古い破れた布地、何やら曰くが、が、間違って、川に投げ落としてしまう、ところがなんと、娘が欄干から舞い飛ぶのだ、慌てる主人公、浮き輪から、なんでも、投げおろして、子供まで、だが、流石に投げられない、すると、娘はさっさとお宝を手にして、泳ぎ川岸に、走りといい、飛び込みといい、王の腕相撲、手を握りあってのレスリングといい、スポーツ万能の人々、名前は、娘の名を呼ぶと、皆がはいと、夫人も、娘も、老婆も、赤ん坊も、今度は、村の中、ここでも、見事に小川をを飛ぶ男の姿、男の名を呼ぶと皆がまた、集まってくる、資金難の国を助けるべく、オリンピックに参加することにしたのだ、こうして、万能選手たちを求めて、そして、あの破れたシャツ、何やら過去の曰く付き、こうしてロサンゼルスオリンピックに向かうのだ、競技に勝利すれば、金が手に入る、まさに、アメリカの資本主義の出番とも、恋のため、国を助けるため、相変わらずのスパイの蠢き、船の中の選手たち、そこには、臣たちも、彼らの企みの怪しい娘もまた、乗り込んでいる、王と臣たちの、壁を挟んでの覗きあい、ついには、紐で繋がって、壁を壊してしまって、娘と主人公のデイト、そこに、入り込む怪しい娘、歌とウクレレ、恋する娘の嫉妬、付きまとう怪しい娘、アメリカについて、列車の中、その横を走る、執事の男、走りの鍛錬に余念がない、こうして、到着の列車、だが、見当違いの駅、そんな列車の機関士は何と弟ではないか、やっとのことで、目的地に、選手たち、宴の席、そこにあの怪しい娘が現われて、皆が惚れこんで、選手たちの格闘、諍い、血みどろの、かくて開会式、他の国の連手段に引き換え、この国の選手たちは、怪しい娘にそそのかされて、怪我して、杖ついて、の、行進、これでは、勝利は望めない、何とか巻き返そうと、娘の活躍、怪しい娘に対抗して、水着姿で現れて、飛び込みに参加、見事優勝、このむすめに圧倒されての怪しい娘、選手たちの前、怪しい娘の、たくらみが暴かれて、かくて、選手たちの、覚悟、やる気、こうして、それぞれの種目で、大活躍、あの走りの執事も、スタートしないが、娘のスクーターの走りにそそのかされて、走り出し、優勝、かくて、王の参加する重量挙げ、王と臣の優勝争い、臣のためには怪しい娘が腰振りダンス、一方疲れ切った王には、怒らせれば力を発揮すると、娘は主人公に、王の足を踏ませるのだ、個の怒りで、見事に持ち上げ優勝、かくて、国の勝利、資金を獲得して、そこにアメリカのビジネスマンが現われて、王と握手、アメリカのビジネスの参加、手を握り、結局、アメリカビジネスマンの腕レスリングの勝利、転がる王、主人公の勝利、ビジネスマンの勝利、アメリカの勝利、恋の勝利、そして、娘たち、国の者たちの、運動能力の勝利、二十世紀の混沌は、まさに、この映画のごとく、帝国主義とは、こんな愚かしい空回りのこと、今日もまた、ロシアも、イスラエルも、イランも、アメリカも、ユーロも、同じ、愚かしい、帝国主義の傲慢なビジネスと空回りの中に、スポーツも、戦争も取り入れて、
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