chuo1976

心のたねを言の葉として

スイート・イースト 不思議の国のリリアン

2025-03-24 06:39:20 | 映画

スイート・イースト 不思議の国のリリアン

劇場公開日:2025年3月14日

 

スイート・イースト 不思議の国のリリアン

 

 

サウスカロライナ州の高校3年生リリアンは、彼氏のトロイ、親友のテッサ、何かとトロイにちょっかいを出してくるアナベルたち同級生と、修学旅行でワシントンD.C.を訪れている。はしゃぐクラスメイトを、ひとり冷めた目で眺めている、どこか物憂げなリリアン。夜、皆で抜け出して行ったカラオケバーで、陰謀論に憑りつかれた若い男による銃乱射事件に巻き込まれてしまう。その場にいたド派手なパンク・ファッションのケイレブに導かれ、店のトイレに逃げ込むと、大きな鏡の裏に“秘密の扉”があった。それは地下通路へと繋がっていた・・・。

 

監督コメント
『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』は、アメリカの空に放たれたフレア(発光弾)のような作品です。アメリカがこの映画を生み出しました。

私たちは、自分たちの故郷に関連する何かを作りたかったのです。実際、アメリカは古い国ですが、その背中は力強く、筋肉はたくましく、関節はしなやかです。私たちがこの先、どこへ向かうのか、ワクワクしませんか?

私たちは深刻に捉えすぎているのではないでしょうか。

本作は、アメリカ映画史への言及により、独自の意義を示唆しています。

私たちは愛国者であり、アメリカは個性と色彩に富んだ国なのです。

物語のヒロインはリリアン。彼女は私たちの国のように、賢明でありながらも世間知らずに見えることがあります。
彼女はまだ自分の道を模索している若い女性なのか? それとも、最も早く立憲民主主義が確立された国のように、すっかり成熟しているのだろうか?これは成長を描いたロードムービーなのか? それとも、自分が誰なのか100%分からないまま、自分を貫いていく物語なのか?

重要なのは、確信が持てないということ。なぜなら、確信によって足元をすくわれるからです。

ショーン・プライス・ウィリアムズ

 

 

藤田直哉 キネ旬の星トリ評

★ノスタルジックな少女趣味の画調と衣装でヒロインの魅力を写しながら、アメリカン・ニューシネマを思わせる撮影方法や編集と旅で、現代アメリカのさまざまな政治的問題や集団を次々に見せる、野心的な作品。懐古的な画面と衣装と女性の美の描き方なのに、オルタナ右翼の陰謀論・ピザゲート事件を思わせる事件から物語が転がりだす。ジャンルや時代を錯誤した独自のハイブリットなスタイル自体が、過去志向と未来志向の混濁する現代アメリカに即した批評性を発揮し見事。

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CⅩⅩⅩⅩⅦ「blue」2003を見る聴く、  『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2025/3/23

2025-03-23 09:30:01 | 映画


CⅩⅩⅩⅩⅦ「blue」2003を見る聴く、  『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2025/3/23

  過去に確かに見ているのだが、メモがなくて、高校の夏の校舎の中、教室から裏の出入り口を見つめる主人公、救急車が、迎える女教師、患者が運ばれて、見つめる主人公、お昼のお弁当、仲間4人の屋上での食事、仲良し4人組、同じクラスの、休みがちの娘のことが語られて、彼女は、停学に成っていて、復帰したらしいと、帰りのバス、その娘と一緒に、孤独な娘、そして、また、4人組で仲良しだが、孤独な主人公、語らって、何所か馴染んで、通学の朝、同じバス、笑みを交わして、語らって、一緒に学校に、お昼にも彼女を招く主人公、こうして5人組、誘ってくれて嬉しい娘、これまでは、隣のクラスの友人といつも一緒だったのだ、娘は主人公を家に誘って、おしゃれな娘、部屋には、CDも画集も沢山に、部屋ではタバコを吸って、様に成っている娘、惹かれ、画集も借りて、こうして、馴染んで、何時も一緒の二人、二人で帰り道、かき氷、土手で背中を合せて、娘はスカートを上げると、かくて、背を合せて、腕を広げ伸ばして、寸法合わせとも、二人の遊技、幼い抱擁とも、海で、救急車のことが語られて、知っていたのかと娘、妊娠して、中絶したのだと、誰にも内緒で、だが、出血が止まらずに、医務室に、こうして救急車に、その場を見ていた始まりの主人公、これが本当の始まりの出会いだった、いや、同じクラスに成った時から、惹かれていなかったか、4人組での語らいも、知らず、娘は主人公のもとに招かれて、blue、空のblue、海のblue、心のblue、青に染まって、救急車の招き、語らいの招き、バスでの招き、そして、主人公の4人組への招き、春の同じクラスと成った時の招き、そして、夏に、隣の友人にも紹介されて、二人の海、娘が好きなことを語る主人公、出来ない恋、でも、優しく見守り、受け入れる娘、涙の主人公に、私を見つけくれたのはあなただと、頬寄せる二人、キスする二人、こんな二人の姿を見つけてくれたのは監督だ、そして、また、私たちも、私も、見つけた、恋、夏には、主人公は娘を祖母の家に招きたかった、だが、また医務室に、寝て、見舞いの主人公、そこに隣のクラスの友人娘も、娘は、主人公に、友人と話があるから外してと、そして、夏休み、娘の部屋に泊まって、その晩に電話、娘は部屋の外の、電話で、朝、娘は消えた、出かけてしまった、孤独な主人公、一人の夏、学校に、そこに隣のクラスの娘の友人が、部活で来ていて、グランドでの語らい、鉄棒の前で、ここで初めて、友人から、妊娠の話、中絶の話、そして、男と出かけたことの話を聞かされて、聴きながら、鉄棒の後ろ回り、空回り、怒り、悲しみ、恋した娘が、戻った娘、夏の終わりか、娘は男と出かけて、誘われて、だが、別れて来たのだ、お土産、葡萄、でも嘘、友人と出かけたなどと、本当のことを言ってくれない、私など信用に足りないか、家に戻っても食べない主人公、弟が一人で食べて、互いに進学のことを語っていた、東京に出たいと娘、曖昧な主人公だった、娘は私にはなにもないと、そんなことない、なんでも知っている、私こそ何にもない、孤独になって、今、借りた画集を見つめて、部屋で絵を描いて、学校に、美術の先生、見せて、悪くないと、美大に行きたいと、遅いよと先生、それでも、毎日ここにきて、デッサンしなさいと、かくて、励む主人公、夏休みが終わって、学校、主人公と娘の何所かすれ違い、4人組たちの合コン、トイレで、4人組の一人と語らい、彼女は、一人の青年に惹かれて、打ち明けて、その帰り道、その青年が、主人公を誘って、ホテルに、美術室を尋ねる娘、語りかける娘に、飛び出していく主人公、追う娘、玄関先、合コンの時に惹かれたと語った娘の怒りの言葉、あの後二人でホテルにいったんだってと、何も言わないで、私も惹かれたとも、何も言わないで、勝手にホテルになど、怒り、詰り、横で聞いてしまう娘、溜らず、歩きだす、主人公、声を掛ける娘、だが、放っておいてとばかり、つんつん歩き行く主人公、孤独、悲しみ、怒り、どこまでも、歩く主人公、どこまでも付いてくる娘、夕方に、夜に、歩いて、歩いて、疲れて、並んで歩いて、お腹が減ったと二人、娘の財布の僅かのお金、僅かの腹ごしらえ、浜辺、語らう二人、娘は男とのことを語る、みんな知っていたのかと、全てを語り、主人公のことが一番好きだと、でも私は2番目だと主人公、何時も一番には誰かが居るのだと、その男の人がいなくなっても、次なる一番が娘には現れると、涙の娘、互いに分かりあっての、涙、海辺のバス停、一番バス、そして、今、美大生の主人公、アパートでの一人暮らし、そこに娘からビデオが、何も出来ない私の娘が、映像作品、いや、レターか、そのカメラには、あの青い海が、青い空が、白い浜辺、歩く足元、そして、海、歩き、歩き、浜辺で、カメラはパンする、青い世界のパン、そして、パンしたカメラは、撮影する娘の足元に揺れ落ちるように、足元を捕え終わる、二人の恋は、ブルーと共に、どこまでも、いつまでも、さようなら、さようなら、blueの私は、私たちは、まだまだ、まだまだ、始まりだ、

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春の旅おまけのような舟に乗り

2025-03-23 05:03:00 | 俳句

春の旅おまけのような舟に乗り
                           平田俊子

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春がくる少し大きい靴はいて

2025-03-22 05:26:08 | 俳句

春がくる少し大きい靴はいて
                           浮 千草

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琴光喜おしりが勝つと言うて春

2025-03-21 05:26:30 | 俳句

琴光喜おしりが勝つと言うて春
                           中谷仁美

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ふらここや空の何処まで明日と言ふ

2025-03-20 04:47:24 | 俳句

ふらここや空の何処まで明日と言ふ
                           つつみ眞乃

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北へ行く春と列車ですれちがふ

2025-03-19 05:15:12 | 俳句

北へ行く春と列車ですれちがふ
                           藤井晴子

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春や春まづはぶつかけうどんかな

2025-03-18 06:15:06 | 俳句

春や春まづはぶつかけうどんかな
                           有馬朗人

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やはらかに裾出して着る春のシャツ

2025-03-17 05:37:04 | 俳句

やはらかに裾出して着る春のシャツ
                           土肥あき子

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CⅩⅩⅩⅩⅥ「わらじ片っぽ」1976を見る聴く、 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2025/3/16

2025-03-16 04:33:05 | 映画

CⅩⅩⅩⅩⅥ「わらじ片っぽ」1976を見る聴く、 『エイガニッキ』 SASHI-ハラダ  2025/3/16

 

  モノクロの世界、中世の巡礼の娘たち、山間の道、光と影、美しい風景の中、旅を続ける、一方、男と女のカップル、二人、夫婦者か、纏わりつく男、執拗に迫る男、旅の中、果たして、彼らは、巡礼と思えない、乞食か、芸人か、現代の近代的なアパートの一室の娘、洗濯物を干す娘、バルコニーから見出す白い鳥たち、舞い飛ぶ鳥たち、見上げる娘の顔、姿、夢、希望、今日の巡礼とは、こんなバルコニーから、見上げる、鳥たちに託された、舞い飛ぶ姿に、祈り、窓々の娘たち、何を想う、家族ゆえか、仕事ゆえか、窓の中に在るしかない、旅から遠く離れて、巡礼から遠く離れて、今、過去の、緑の中、樹々の中、語らい、笑い、木漏れ日の中の舞い、舞踏、ダンス、美しさ、白い衣装の巡礼姿の舞い、そこに、鬼か、悪魔か、男が暴れ込んで来て、先ほどの男と女のカップルだ、舞う娘たち、巡礼の娘たちは、倒れこむ、二人のカップルもまた、同様に、倒れこむ、今日の神社、祭り、巫女さんの列、今日の、祈り、祭りの世界に、閉じ込められて、人々、子供たち、祭りの楽しさ、憩いの世界、だが、娘たちの祈りの世界はどこに、舞い卒倒する娘たち、現実世界に、社会に、政治に、経済に、閉じ込められて、祈りは、舞いは、どこに、娘たちの、巡礼は続く、人員の変容とは、巻き込まれるもの、出ていくもの、こんな繰り返しの中、死するもの、消えるもの、こんな反復の中、橋を渡る、が、舞い落ちていく娘、一人、落下、自死、いや、殺害、誰の、呪い、誰の、悪魔の、男の、仕業、神々の、光の、影の、風、山、木々、どこに、癒しが、安らぎが、判らない、こうした、世界を、巡礼して、祈り生きてきた、私たち、巫女たち、天使たち、そして、今、そびえる近代建築たち、山を削り、緑を切り開き、生まれた、アパート群、ここに、何を見る、可能性、希望、絶望、白い鳥よ、祈り、どこに舞い飛ぶ、郊外に、巡礼地が、文字で画面に、札所、落下せずに、飛び続けられるだろうか、お願いします、神様、仏さま、自転車で郊外を行く娘、今日の巡礼はハイキング、祈りの世界から遠く離れていないか、いや、鳥に託し、機械仕掛けの巡礼、そして祭りに戯れて、祈りはどこに、いかに、開発される山々、これこそが、あの橋からの落下なのでは無かったか、危ない、危ない、子供たち、遊んでいる子供たち、一人の母だろうか、双六の巡礼を子供たちに、教える娘、今や、祈りは、巡礼はゲームの中に、それでも、それでも、私たちは、生きてある、私たちは、祈りとは、娘とは、女とは、男とは、祈りとは、今日の日常生活もまた、旅であり、祈りであり、巡礼だ、革命から遠く離れて、河原の石達、流れる水、老婆の語り、巡礼姿の老婆の物売り、ビジネスとして、観光として、してやられた、中に、中から、旅ははじまるだろうか、舞は、手は、足は、いかに、如何に、

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札幌国際芸術祭

 札幌市では、文化芸術が市民に親しまれ、心豊かな暮らしを支えるとともに、札幌の歴史・文化、自然環境、IT、デザインなど様々な資源をフルに活かした次代の新たな産業やライフスタイルを創出し、その魅力を世界へ強く発信していくために、「創造都市さっぽろ」の象徴的な事業として、2014年7月~9月に札幌国際芸術祭を開催いたします。 http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/about-siaf