ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

トルコ旅行記3 パムッカレ

2009-06-07 08:50:57 | トルコ


有名な観光スポット「パムッカレ」。ここは真っ白な石灰棚が自然にでき、そこに水がたまって綺麗だとパンフレットに書いてある。ここは温泉保養地としても有名なところがだが、その温泉の硫黄成分が流れ出し、折角の石灰棚が黄色くなってしまった。また、石灰を含んだ水の流量をコントロールしているようで、再石灰化により白さが蘇ることが難しくなっているようである。ここは、観光客にとってかなり期待の場所なので、トルコの観光局ももう少し考えた方が良いと思う。

トルコ旅行記2 アタチュルクとサッカー

2009-05-17 14:05:05 | トルコ


トルコ共和国建国の父ケマル・アタチュルクは、今も街のあちらこちらにその肖像が飾られ、尊敬されている。彼は、自分の子孫にトルコの政治を世襲させると、能力がなくても国のトップとなり、真の民主主義ができないと考えて、結婚をしなかったという、まさに国家のことを考えて言行一致した人であった。翻って日本の民主主義をリードする人々やと明治維新で作りこんだシステムと比較すると、いろいろと感じることがある。

この写真は、そのアタチュルク廟に、サッカーのサポータ(ジーコのいたフェネルバフチェと思う)が必勝祈願に訪れている写真である。日韓ワールドカップの時にトルコと日本が戦ったが、その後半年くらいは日本からの観光客が激減したと言う。

ところで、トルコには兵役があり、このアタチュルク廟の衛兵なども、若い兵役中の兵士がやっている。トルコの男性は大体大卒直後くらいに兵役に入り、40日間風呂に入らず野営などの厳しい訓練を経験する。そうすると社会に出てからも、大抵の厳しいことには耐えられる強い精神を身につけることができるので、社会の中で好意的に受け取られているとのことである。アタチュルクも「内に平和、外に平和」を国是としているので、決して好戦的ではないが、人生の一番良い時期に苦労をする経験をサポートする仕組みとしては良いのかもしれない。

国民の平均年齢も28、9歳と大変若く、食料自給率100%、豊富な地下資源にもあまり頼っていない、今後期待できる国ではないか。日本も観光だけでなく、トルコとの日常の交流を増やした方が良いかもしれない。街を走る車をみると殆どが外車であり、外の力を柔軟に活用するように思える。そんな中、タクシーや公用車の半分位はヒュンダイが占めているようであり、トヨタやイスズトラックは高級、スイスではよく見かけるスバルなどは高級すぎて全く走っていない。


カッパワイン

2009-05-17 13:56:06 | トルコ


おみやげで有名なカッパドキアのボトル入りワイン。これは販売元のトラサンで買ったミニボトルである。1本6トルコリラなので、400円弱である。大きなボトルも10トルコリラで売っていたが、結構重たいしかさばるし、さらにはこの飾りボトルは中身はそれほどおいしくないということです。トラサンの普通のワインはSelectと書いていたものはそれなりに美味しいです。

ユルギュップのユスフ・イイトオウル・コナウという洞窟ホテルから徒歩3分のところにトラサンがありますので、そこでミニボトルは買えます。ちなみにこのホテルの4号室がお勧め(食堂の匂いがするが、部屋の趣は良い)。


トルコ旅行記1 ヒュズン~イスタンブールとボスフォラス海峡

2009-05-16 20:57:39 | トルコ


私は、旅行に行く前に写真を集めたガイドブックをあまり読まない(現地では読む)が、何らかのその土地に関する本を読んでから想像力を膨らませて出かけることが好きだ。ガイドブックの写真は現地で生でみる感動が薄れるような気がするからだ。しかし今回はトルコがメジャーかつ土地も歴史も幅広過ぎるのでしばらく何も読む気がおきなかった。前置きが長くなったが、今回はオルハン・パルク(Orhan Pamuk)の「イスタンブール」を読んだ。そこで今回の旅のテーマは、ヒュズン(憂愁)を感じることと決めた(もちろん誰にも言わなかったし、私の旅行記全体をそれで染めるつもりもない)。

初日のイスタンブールは、雨だった。時差ボケの影響で明け方早く目が覚める。ヒルトンホテルから眺めると、薄暗く、西洋的な建物が殆どであるにも関わらずどこか時が止まったような風景。それでいて海と丘が美しく調和し、地形的にも歴史の中で重要な位置を占めるにふさわしい堂々たる場所である。トルコは雨が多いし、土砂降りになる。折りたたみ傘は必須である。私は持っていかなかったのでホテルの傘を借りなかったら、観光中ひどい目にあっていたところだ。

写真は、最終日のボスフォラス海峡クルーズ中にルメリ・ヒサールで撮った写真である。この付近は、昔高級別荘地であったが、木造だったためにすべて燃えたり、倒壊したということに思いを馳せながら潮風に吹かれる。さすがに木造は無いが、海峡の両岸には超高級なヤル(別荘)が今も建ち並んでいる。1棟60億円というヤルもあるようである。

ボスポラス海峡のヨーロッパ側とアジア側を結ぶ電車はなく、オリエント急行の駅もそれぞれ別れているのは有名な話であるが、現在海峡を渡るトンネルを建設中とのことだ。日本の大成建設が頑張っているが、少し掘り進むと遺跡が出てくるので、いつ完成するかは神のみぞ知るということらしい。

2009 GW


トルコアイス(Donduruma) in カッパドキア

2009-05-16 12:15:28 | トルコ


カッパドキアのドライブインにあるトルコアイスの店
ひたすら伸びるのが売りなだけあって、観光客が近くを通りがかると、ヨーヨのように伸ばしてみせる。近くによると結構あぶないパフォーマンスである。
舌触りは滑らかでモチモチした感じでおいしい。このお店はワンスクープ分で2トルコリラ(130円)なので観光地とトルコ物価からしたら妥当なところか。

2009年GW