ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

KLタワー ペルシャへの憧れ クアラルンプール

2012-07-01 08:31:23 | マレーシア


イランの様式がマレーシアに。KLタワーの入り口は、イスファファンのモスクの様式と全く一緒。エレベータホールはハムゼ廟と一緒。1996年建設されたKLタワーであるが、殆どイラン(=ペルシャ)の建築様式が取り込まれている。イランは政教一致のイスラム教国であり、マレーシアは、イスラム教を前提とするマレー人優遇のブミプトラ政策をとっており、こちらもかなり宗教色が強い国である。ただどちらの国も、自らの信仰に対しては厳しいが、外国人に対しては大変優しい。欧米メディアやそのコピペの大新聞に踊らされ、このあたりを誤解してはならない。もともとマレー人はヒンズー教であったが、14世紀に当時海上貿易を握っていたペルシャの商人を引きつけるためにイスラム教に改宗したという歴史もある。そんな古い歴史が最新の建造物にこれほど色濃く出ているとは驚きである。イランの建築は、このブログのイランのリンクから確認してみて欲しい。

さて、KLタワーはタクシーで行くと高いので、無料バスがお勧めであるが、この写真はさらに裏口である、ダン・ワンギから公園を経由して急な階段や森の中のつり橋等を渡って行くコースである。大変自然が豊かでアドベンチャー気分も満喫できるので、お勧めであるが、入り口がわかりづらいのと、暑い中アスレチックをすることになるので、元気なときにチャレンジして欲しい。