奈良東大寺の西暦752年から休み無く続く伝統行事といえば、お水取りの達陀。
正確に言うと、3月12日が本番で、その他の期間は、修二会の「お松明」と言う。
本番はえらい混雑するというのと、平日夜なので、今回はお松明に参加。
お松明でも充分見応えがあり、オススメします。
先ずは、東大寺に向かいます。歴史を感じさせる門ですね。大仏は17時までなので見たい人はお早めに。
二月堂は10分位離れています。お松明は19時開始ですが、休日ということもあり、2時間前には、一番良い広場はほぼ一杯。でも、空き間を譲りあって、入れてもらえました。何度も来ている人達は、親切でした。
お松明は向かって左端から登場し、しばらく火の粉を撒き散らします。
そして、右端まで駆け抜け、右端で消えるまでまた火の粉を散らします。
今回、最後のお松明は右端で、燃えたまま一気に火の玉が、下に落ちてしまった。その時、会場からは、期せずして拍手が沸き起こった。
この拍手には、賛否両論。本来神聖な儀式であって、エンターテイメントではないので、拍手は失礼という意見もあった。しかしながら、最後の火の玉が、余韻を持ってじっくり消えて行くのではなく、予定外にいきなり落ちてしまった時の、自然な感情としては、むしろしっくりする気がします。
お松明終了後は、二月堂に参拝し、御朱印をいただきます。ここまでで、20時位。信心深い方々は、さらに午前2時まで続く読経をお堂に入って聞いて行きます。
これから、初めて行く人へのtipsは。
今日は、昼がコートがいらない位暖かかったが、夜二時間じっと待っている間とっても冷え込むので、暖かい服装で。また火の粉が舞うので、汚るのでポンチョを持って来てる人もいる。それでも焚き火の匂いはつく。ビニールシートを持って来てる人も多いが、場所は譲り合いの精神で。場所としては、お堂下の一番高い段の向かって右端に近い方が火の粉をより浴びれます。
さ来週から、新大阪から奈良まで直行便が通るので、便利になりますね。