がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

今日もリハ。新しい空気を吸いに春の低山に登る(息切れ!!)

2013-02-28 17:50:28 | 早春
家のまわりの散歩ではつまらないからでかけてみる
おおっぴらに遊んでいることに気が引けるようなところがあった。
そりゃそうである。
人がみんな働いている時に遊んでいて楽しいのは1週間くらいのものでエブリデイだと楽しくも何ともない。
でも、復職までの日々が自分で決めてカウントできるようになり、堂々と遊べる感じがしている。

リハビリは自分の気持ちによるところが大きい。
自家営業の人はリハビリ期間が短く、保障されている人は保障期間はなおらないとも言う。
これは皆がそういう訳じゃないが、よく世間で言うところだ。
意味はよくわかる。
無理して、という人もいられるだろう。
それだけじゃなくて、直すぞ、と痛みを押しながら動く人は早くどんどん動けるようになる。
なおったら動くわ、と言うといつまでたっても動き出せない。
朝、軽い腹痛があったがけろっと治った、春だしちょっとお出かけ。

秘境っぽい山に登る

ここから歩いて登る。


みたことのない野菜があった。
かなり大きい。
何だろう。


桜。きれい。

もう息はハアハア。
やはり体力は相当落ちている。
ちょっと脇道に逸れるとそこここにみかんなどの木が。
ここで倒れたら一週間くらい人は来てくれないだろう、と元来た道に戻る。

何も考えない時間がいい

歩くだけ。
こんな景色のなかを。
いつもの散歩とはちょっと違う。
何にも考えないって最高の心の栄養になっていく。


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川津桜みつけ(元気になって散歩したのだ)

2013-02-24 18:25:20 | 早春
痛みは突然前ぶれなく来て、痛くなくなるのも瞬間
腸閉塞はそういうものなのだそうである。
でも、痛い時は本当に痛く、オプゾという麻酔扱いの痛み止めを飲んでも痛い。
処方されている漢方薬、大建中湯が効いているのか、今回は長く痛まなかった。
よかった~~~

散歩を、今日は心から楽しむ
こういうのがリハビリなんだよね。

「あるかなくっちゃ」じゃなく、歩けてきている。
いつもこううまくいくといいな。

川津桜

なんてピンクなんだろう。
とりが花をつついていた。

国産レモン発見

いいなあ、レモンの樹。(クリックして、見えるから)
うちは土地が狭いから樹なんか植えられない。
でも、レモンの樹がある家ってすごくいいなあ。

元気になると全て嬉しく感じる
がんになったからよりピュアに感じる。
ベッドで「大丈夫、頑張れる」とこらえてきたから、
世界は美しく見える。
そういう部分は大きいと思う。
だって本当に世界は美しいんだもの。

これをわかってほしくても説教じみてしまうだろう。
でも、本当のことだといつかわかるんじゃないかなとも思う。

子どもの頃好き嫌いが激しく、ご飯のとき残すことが多かった。
「ひもじくてつらい時代があったんだよ」と祖母に毎回言われた。
祖母は豊富にご飯のおかずをこさえる人だった。
樽いっぱい漬け物を漬けたり、一緒におかずをこさえたりしたした記憶がいっぱいある。
祖母の言った意味は当時はわからず、耳にタコができてふん、と顔を横に向けた。
でも今はよくわかる。
わかるまでに何十年かかかることも祖母は教えていた。

一回なくして始めてありがたいと思うものはいっぱいある。
感動は強要するものではない。
でも、祖母のようにいつも発信する人はありがたい。
墓のなかの人と心が通じる部分が肥大している感がある。

きょうはさくらにめんじてぽちっとな。ヨロオネ。


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雪。遠い旅行をした気分。

2013-02-19 19:22:25 | 早春
雪が降った


ちょっと出かけて午後になったら雪が降ってきた。
雪国の人なら普通の光景だろう。
でも、わたし雪の威力に圧倒される。
きれい、で、怖い。
いつも通る道は全く違う表情。
同じ毎日なんてないんだよな、とか思う。
雪、でした。

雪というと
思い浮かべるのは怪獣ジャミラである。
わたし世代はウルトラマンシリーズで育った。
怖さもさることながら、怪獣の哀れさ、可愛さも人気の理由だった。
ジャミラは宇宙へ行った科学者だった。
どこかの星に不時着し、救出を待つうち怪獣に化してしまう。
待ち望む思いは星に適応し怪獣になると同時に変形してしまい、地球に帰り着いて攻撃してしまう。
元人間である事を隠され、やっつけられてしまった。
その時、雪が降る。
なんと壮大なストーリーか。
みた人ならわかってくれるだろう。
滅多に降らない雪が降るとちょっと思い出してセンチメンタルになる。

作り話だが、生きているのだ。
あの頃子どもだった人の心の中に。

そういうの、すごくすきだ。

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雨の日、ミニチュア家具を作った

2013-02-18 16:42:42 | 早春
雨と風がつよいねえ、天気が変わりやすい、春なのだ
2月3月はけっこう寒くて、特に今年はうんと寒いと感じている。
大風が吹いたり、雨が降ったりすれば散歩はお休み。
一雨ごとに春が来ている。
人間は寒くて縮こまっているけど、雑草はしっかり生えだしている。

桜咲く頃には
職場復帰できるだろうか。
毎日そう思う。
春は来てくれるんだろうか。

ゆっくりなおせばいい、ゆっくり、ゆっくり。

手術から半年。
症状固定の今、どこかでエンジンをかけないと、と思う。

雨の日の楽しみ

ミニチュア家具を作る。
わたし、縮尺がかかったものがすごく好きなのだ。
ちさきものはみなうつくし。
時間があるってことだよね。
これが楽しいけどけっこう大変で、わたしは手がでかい。
ピアノはオクターブともう一音、届く。
女物の手袋はすぐ破けるので男性用を買っている。
でかい手でちさきものをこさえる。
作っている図はガリバーが小人の国に侵入して何かしている、です。
レトロな鏡台が出来ました。

大きな手ですが、小さなおにぎりを握る事も得意です。

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寒くて暗い日、気分はグレー・・・でも、気を取り直し。

2013-02-09 17:11:39 | 早春
この冬は寒い、今日は曇天、冴えない気分
修行が足らぬのだろう、天候で気分が大いに左右される。
晴れた日は幸せな気分がこみ上げてくる、わけもなく。
寒くてお日様が顔を出さない日は気分もうつうつしがち。
何をやっても根気がない。
え~~~い、と決意してうろうろ散歩に。
手袋して、重装備、の割に対して歩かないが。
歩いて体は温まるも、手先が痛い。
毎日同じ道。
歩くのもけっこう続けるとしんど。

と思ったら、椿の赤い色が心にはいってきた

いいな、椿。(クリックして拡大してみて!)
わたしの大好きな伊豆大島に来たと妄想しながら歩く。
八重の水仙が斜面に咲き乱れていた。

歩き始めたとき、植物なんかに感動しないもんね、そんな老境に入らないもんね、と思っていたんだが、心うたれていた。

野菜もらう

わたしの散歩を待ってくれていたんだって。
「ちょうど良かった、あんたにやろうと思って」
と、京菜、大根、菜の花、ブロッコリーを頂く。
「よかったよ、来て」と何回も言われる。
「え~~~、どうして?」
「こんな日は歩かないだろうな、と思ってた。一日が長いんだよ、こんな日は。はかどらないし、つまんないんだよ」
そうか、プロの百姓でも心はお天気でうつうつしちゃうんだ。
みんなそうなんだ、と思っただけでちょっと笑えて。
「天気悪いとなにしてもたのしくないよ、修行が足りないのかしら」
「そうだよ~」
一緒に笑った。
今日も感謝の日々である。


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春のお便り、じゃ

2013-02-05 12:04:43 | 早春

このフルーツ、だいだい
このだいだい色のフルーツが橙です。
よく見ると(クリックしてみて、拡大される)、これ、ぱっぱが奇形だったね。
よくある事、自然界では。
にわかに植物に触れた人が「放射能のせいだ」とかいうが、おそらくこれは違うだろう。
わたしのがんもこういったミスプリント。訂正されず、コピーペーストで育ってしまった結果。
話が逸れそう。
止めておこう。

橙、うちのしたのお宅に樹がある。
誰も取らない、使わない。
もったいないのでよくもらってくる。
そのまま食べるんじゃなく、サラダドレッシング、ポン酢、しめさば、ムニエルや肉のグリル時にしぼり汁を加える。
にんじんケーキや、お菓子、ジャムにもなります。
通常は酢の替わりでしょうか。
柑橘のいいにおい、甘さがあります。
都会育ちの私がこういう物を使い、田舎に育ったひと等が見向きもしないのが、ずっと不思議に思うところ。

アンチョビの水が上がってきた

塩分15%でつけ込んでおく。
ゴールデンウィークくらいになるとこの水がだんだん濁ってくる。
そしたら引っ張りだしてオリーブオイルにつける。
パスタソース、ピザだけじゃなく、ゆでたてポテトに添えたり、手巻き寿司に入れたり、人気の食品。
放っておけば魚醤(ナンプラー)になる。
くどいようだがこれは40円/100gのこの時期のイワシ。

この百合は・・・・

花の値段をいうのは無粋な事だが、いくらだと思う?
2本で300円だった、産直市場で。
家で療養中、花を切らさない。
本当に安らぐ。
花は、花びらに人の思いを載せることが出来る。

神戸の震災のおり、花農家は花をたくさん被災地に送ったそうだ。
たくさんの人がなくなっていたから。
人の死には花が必要だという事を農家の人は知っていたんだね。

花を見る。その間は何も考えず、花を見ている。

田舎に住むから暮らせるのかな
27年間をうまれた東京で過ごした、ほぼ東中野。
せーの、と田舎に居を移し27年が経った。
閉鎖的な村落共同体には所属することは出来ないが、(したいとも考えない)
自然の恩恵を受けている実感がわたしを支えるところは大きいと思う。
むろん、よくないところも同じくらいあるかもしれない。
台風がくれば悲惨だし、交通手段がたたれ、陸の孤島になる。
不便だし。
でも、悪さを上回る良さを感じている。
なぜか、それを感じるのが都会育ちの私で、田舎の人口は日々激減しているのが、やはり不思議だ。

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チューリップとヒヤシンス芽を出しました、希望の春!

2013-01-06 17:23:12 | 早春
厳寒の日々が続く。
クリスマス寒波など名前が付けられ、いつもこの冬始まって以来の冷え込みと報じられている。
強風が続き、日本列島には等圧線が実にたくさんシマ模様を描いている。
植物はすごいといつも思う。
この寒さの中、球根たちは芽を出している。
個人的には脳内にドーパミンが溢れ出る嬉しさを感じる。
画像をアップしたかったがどうも巧くゆかぬ。いらっ。
じき、慣れて出来ると思う。

ちょうど5年前の冬、所用でヨーロッパに行った。
一人では寂しいので息子を強引に連れて行った。
氷点下の町並みに花屋があり、チューリップが売られていた。

痛い程の寒さの中、花屋に色とりどりのチューリップ。
灰色の空の下それはきれいだった。
「凍らないのかしら」というと息子
「不凍液をもっているの、多くの植物は。心配しなくていいの」だそうだ。

自己投影という事で、寒さの中の芽に希望をつなげる事にする。

チューリップなどは激寒を体験しないと発芽しない。
わたしのようなヤツかもしれない。

春を見つけた事は、とても嬉しい。
幼いこどもの頃のように嬉しくてたまらない。
この気持ちをあげたかったなあと、若いつまずきの中で絶望する者たちを思い浮かべる。
若い時は苦しい。
ああはなりたくないという大人への軽蔑があり、孤高な夢もある。
しかし、実現への糸口はなさ過ぎてギャップを行ったり来たりする。
なくなってしまった友もいる。
健康なのに、命を絶ってしまった。
がんになっても生きようというわたし。
この図太さを分かち合うことは出来ないのか。
嬉しいよ、芽が出て。
チューリップ、と声を出してみる。

届かないだろうか、植物一体化してでもいつでも生きていこうというどん欲さは。