がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

再び、食道がん。あまりに誤解がいっぱい。

2013-04-06 18:08:36 | 食道がん
友人が食道がんの疑いで、いわれたこと
生体検査中の友人から連絡があった。
以下、人に優しく慰められた内容。

「痛いでしょうか、ホスピスはすすんでいます、がんばって」
「声はまだでますか、良かったね」
「だいじょうぶ、2年はもつから」
などなど。
全てひえ~~~~~と言う決めつけ。
ちょっと、失礼じゃない?とか思ってしまうんだが。

知られてない食道がん
胃がんや乳がんに比べて症例が少ないことと、
早期発見が少なかったのか、声がでなくなって2年で死ぬとか、痛み死にとか、そんな話ばかりが先行している。
オヤジがなるがん、ともいわれるが、そんなことばかりでもない。
私が病院入院中、胃がんよりはずっとすくないが、女性も罹患者はいた。
(どうしてか、美女がなるらしいぞ、根拠はないがそうらしいぞ)

このがんは見落とされやすいんだろう
バリウムを飲んで胃のレントゲンを撮るが、バリウムを飲みながらとればもっとわかる。
胃がんは40過ぎると受けるように義務づけられている(受けなくてもそのままだが)
逆流しやすい人、喫煙者、飲酒者、猫舌じゃない人。吐きっぽい人。
どうせバリウム飲んでから撮影するなら、飲みながら撮影すればかなり多くが見つかるんじゃないのかなあ。
と、思う。

転移しやすいがん
食道組織は初期でも転移があり得るのだそうだ。

私はすすんでいたので、医師である娘は転移を覚悟してけっこう落ち込んだらしい。
放射線療法と手術を選択された。
開胸手術しかないと、娘に強く言われた。
切らないで済むということにひかれていた私だったが、それはより末期だと知る。
切ったあと、再発したら、放射線は出来る。
だから、切ってといわれた。
リンパ節を100以上とる大手術だった。

ラッキーにも、生体検査では全てががん細胞マイナスだった。
中村勘三郎は初期であったにもかかわらず、転移があった。
胃よりも転移しやすいそうだ。
喉頭、肝臓、肺など。
確かに、喉頭の検査は最初にした。

腫瘍マーカーはあまり上がらない
担当医がそうおっしゃっていた。
血液検査だけでは食道がんとか、肺がんとかはあまり値が上がらないらしい。
むしろ、かゆくてたまらない人はがんじゃなくてもマーカー値が上がるそうです。

PETで見つかるとも限らないがんもある
ご存知のとおり、がん細胞はブドウ糖が大好き。
この性質を利用して癌を見つけるのがペット。
でも、なかにはあまりブドウ糖を必要とせず進行するがんもあるそうで、必ずしもペットでわかる訳ではないそうだ。

食道がんは内視鏡でわかるがん
今は内視鏡は昔に比べれば楽ですから、健康とおもっている方も受けてくださいね。

予後のケア
が、確立されていないので皆手探り。
胃の全摘に準ずるとも違う大変さがある。
嚥下のつらさが未だにある。
これは繰り返しで徐々に楽になってはいるが水分でも、がぶりと飲めば喉はしばらくいやな感じが残る。
つっかえたような感じ。
胃の全摘の人は食道はあるからねえ。

みんな痩せるよ、戻らないよ、と医師はいう。
確かに。

でも、工夫はこれからだからね。

みんなこの体で生きていくなら働かねばならない。
ノウハウが蓄積してほしい。

いきても地獄、ではないことを伝えたい。
おいしさも取り戻したり、ハンデを理解して友達にするような生き方。

です。

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