がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

桜セーリング(桜ないが)にいきました。津波で親を失った子どもの足長おじさんしてきました。

2013-04-13 19:42:52 | ヨット
直前まで体力、天気、心配していたけど、みんなのおかげで!
楽しい一日が過ごせて、幸せです。

病気をすると、何もかもが面倒になるんですね。
行けば楽しいかもしれない、でもなかなか高~いハードルになってしまい家でソファ人間と化す。
やだなあと思うんだけど気力がない、祖母の諏訪弁だと「ずくがない」ひとになってしまって。

行きたい気持ちがいっぱい。
お誘いの声も嬉しい。
元気になってよかったね、セーリングに復帰しなよ、と。
なのに直前になってちょっと躊躇。
それでも一緒にフネを持つ仲間たちが万事繰り合わせてくれて久しぶりにセーリング!

こどもの頃、ブランコ漕ぎすぎた夜ねるとき、まだ揺れている感があるように、
家に帰っても波に揺られている感覚がある。
懐かしい感覚、何より嬉しい。

油壺


風光明媚な天然の良港。
日本じゃないみたい。
海外に行くと、港があると普通にヨットがあり、庶民がそこで楽しく過ごしている。
生活に根付いているヨット、海との付き合い。
日本は海に囲まれている国なのに、海との庶民の付き合いの歴史がない。
本当にそれは残念だ。
ニュージーランドは決して豊かな国ではないが、国民あたりのヨット保有率は世界一で本屋にはヨットとガーデニングとクッキングしか雑誌がなかった感じ。
日本もそうなってほしかった。

私は舵も持たず、何もしなかった
洋上は風が強く寒いので、体調を思い、ゲストのようにさせていただいた。
また、じきにいろいろ出来るようになるだろう。
皆が一緒にフネに乗れただけでわ~いである。

ヨットマン同士の交流、大きな元気!
ヨットはお金持ちの趣味ではありません。
お金がかからない訳ではないけど、係留料金が主たる出費で外国はただです。
日本は高いところが多いですが、私のように県の管理する港に置けばずっと持つことが出来ます。

それよりヨットを持つことで大事なのは子育てと同じ程度の時間と情熱、学習です。
海の上では海の掟、法律があり、小型船舶でも大型船舶でも等しくフネです。
その掟、習慣は実に相手を思いやるいいやり方で、くじけそうになる私を幾度と助けてくれるものだ。

海は逃げないから。
そう思って治療を続けてどこにも行かなかった夏。

でも、みんな待っていてくれたんだな、と心から思える。

それはやっぱり、きつい海も知って人を甘やかせず、真の意味で大切にする心優しさ、かな。
チャリティは実は自分を助けている。



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