震災で受けた被害を負けというのはどうかと思うけれども、3つの理由が全部当てはまる(私の場合)。
>「負ける理由には、3つある」という話をしていた。(1)情報不足、(2)慢心、(3)思い込み
(1)
最初の地震で停電になり、テレビやPCが使えなくなって、自分の居る場所が、どれほど被害があったのかとか、揺れの規模や範囲がまったく判らなかった。しばらくしてから(時間の記憶があいまい)大津波警報が鳴り始めて、初めて津波がくるとわかった。
(2)(3)
「うちが津波の被害を受けるはずが無い」と、黒い水が家の目の前の道路を這ってくるのを見るその瞬間まで、本当にちっとも思っていなかった。
「負けに不思議の負けは無し」とは、元楽天の監督だった野村さんが言った言葉だけれども、私の場合は本当にそうだと思う。家の二階まで浸水しなかったのも、家族の誰も死ななかったのも、全く幸運にしか過ぎない。あれだけの大地震が来たら、停電や断水が起きるのは予想できたけれども、ラジオをつけて情報を得ようとしなかったのがバカ。ここまで津波が来るはずが無いと、年寄りの言葉を真に受けて可能性を考えもしなかったのが、更におおバカ。
震災以上の事が、これからの人生で起きないとは言えない。その時に、この3つの事を思い出せたら、すこしはましな結果になるだろう。
★「いやしのつえ / 林修先生が語る「あなたが負ける、3つの理由」」より引用
( http://www5f.biglobe.ne.jp/~iyatsue/ )
夜、21時から、『テレビシャカイ実験 あすなろラボ』を前の番組からの流れで観ていたのだが、そこで東進ハイスクールの林修先生が、「高校中退者や落ちこぼれ」を相手に授業をする、という企画をやっていた。
林先生は、その授業のなかで、「負ける理由には、3つある」という話をしていた。(1)情報不足、(2)慢心、(3)思い込み、とのこと。すごくシンプルな言葉だけれど、たしかに、これに尽きるのかもしれない。
また、「学校の卒業証書というのは、忍耐力の証明書でもあるんだ」とも言っていた。勝つためには、まず「自分の勝てる場所を探せ」とも。
「いつやるの?今でしょ」ばかりが独り歩きしている林先生だけれども、この人の話はけっこう面白い。そして、授業のあと、生徒たちからのアンケート用紙を眺めながら「全員に伝わっているわけじゃないし、まだ自分には力が足りない」としみじみ語っていた。
「東大を目指して東進に来るような生徒は、それまで保護者や周囲に大事され、良いところを伸ばされてきた子どもたち。子どもというのは、それまで接してきたさまざまな人たちの作品みたいなもので、予備校講師というのは、そのほんのひとつ、最後のピースを埋めてあげるだけの仕事なんだ」
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