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伊藤 七つ生 『ゼロ式』 (秋田書店) 読後感想

2015年04月13日 21時34分37秒 | 漫画
 もっと続きが読みたいっていう「飢え」ってわかりますか?小説でもよし漫画でもよし、作品に対してもっともっと!という、猛烈に突き動かされる衝動を抱く時があるんですね。四十代も終わりに近づいた歳になって、いい加減コントロールできるようになってはいるんですが、この『ゼロ式』は、久々にすっごく続きが読みたい作品になりました。(うっかりエネルギーが暴走すると、虹捜索探検に向かっちゃうんだけど・・・これは難しいかな)

密林の感想欄で、「掲載誌の休刊に伴い、導入部で終わってしまった残念な作品」と知って、心底がっかりしたんですが、伊達に生きてはいませんから。幾つもの雑誌を渡り歩いて連載し続けている作品があったり、20年以上たって完全版が出版された作品があるのも判っているので、諦めはしません。

ゼロ式=戦闘機にパイロットとして認証されるシーンが、すごく好いです。(近い例、『F.S.S』でファティマに選ばれるシーン。『十二国記』で麒麟に選ばれるシーン)主人公以外のパイロット二人も、選ばれなかった子も、それぞれの個性が素晴らしくて、いくらでもお話が広がりそうです。

でも、なによりかにより、ゼロ式=ぴっぴちゃんがめっちゃ可愛い~!なでなでして欲しいと主人公にアピールするシーンがいとおしくてたまらん! 鳥類好きなら萌えること間違いないです。総ページ239P、定価680円+税、SF好き&戦闘機萌え&ぴっぴちゃん萌えの方なら、ぜひご一読を!

★「秋田書店 / 伊藤 七つ生 『ゼロ式』 試し読みができます」
( http://www.akitashoten.co.jp/comics/4253131557 )
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