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代々伝わる釉薬の正体は!?

2020年06月11日 09時28分06秒 | 日常

☆「「持っておけ」祖父母の釉薬…実はウラン廃棄を届け出」より引用
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASN6B6T7ZN6BULBJ012

 先祖から受け継いだ陶磁器用の釉薬(ゆうやく)がウランを含む放射性物質だったため、所有者の岐阜県の女性が原子力規制委員会に廃棄を申請し認可を受けたことが、10日の規制委定例会で報告された。放射線量は安全上問題ないレベルだった。大阪大が引き取って管理することになった。

 規制委によると、女性が持っていたのはウラン酸ソーダ80キロ。代々釉薬を扱う家業を営み、粉末を固めたようなせっけん大の物体百数十個を、祖父母から「持っておくといい」と言われて物置で保管していた。2003年に文部科学省に連絡し、放射性物質と判明。線量は低く、原子炉等規制法に基づき所有が許可された。

高齢になり家業も廃業した女性は1年ほど前、処分に困って規制委に相談。放射性物質の保管設備を持つ大阪大が「個人で所有している例は極めて珍しい」として引き取りに応じた。今年1月に規制委に廃棄を届け出て、2月に認可を受けた。

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↑ さらに、地元紙に掲載されている記事引用

>2003年に女性宅の物置で見つかり、鉛のシートを貼って放射線を遮蔽した金庫に入れて管理していた。

>規制庁によると、原子炉等規制法に基づき核燃料物質を所有する個人は国内にこの女性しかいなかった。

 

これまで悪用されずに済んで良かったと、まず思いました。それにしても、やはり個人で保管するには重荷過ぎると考えられたんでしょうね。

代々釉薬を作るお家に伝わる、秘伝の色を出す大事な材料だったんでしょう。この事実を元に、何か小説が書けそうですね。

『修道士カドフェル』か『薔薇の名前』かで、絵の顔料を作るのに長けた修道士が、その顔料を作る石だったか腐った卵の殻だったかのせいで、精神に異常をきたすという話があったような覚えがあります。今はその正体が科学的に判明しているけれども、その当時は危険性を知らずに使っていたものが、多くあったんでしょうね。あ、「白粉で鉛中毒」というのもありましたね。

 

 

 

コメント
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