ものすごく売れない漫画家との結婚
↑これは職業として漫画を選んだ方のお話なので、参考資料としてご覧下さい(笑)
”ごく一般的なオタクのカミングアウト”が、水瀬さん宅の記事になっていたので、それに自分の例をコメントして来たんですが、ほんと切実だよなぁと思ったので、もっと書いてみます。
*水瀬さんの日記「二次元の恋人」http://ryomina3.blog15.fc2.com/
正直自分で「オタク」と名乗るには、情熱や執念のレベルが低くて、”真のオタク”な方々には心苦しいのです。私は最近ニュースなどで使われているニュアンス=漫画やアニメが好きな人という程度でしかありません。お給料のほとんどを突っ込んで、漫画を揃えるとかイベントに出かけるとかはした事が無いですし、欠かさず観るアニメも今は二つくらいです。ゲームならポケモンやどう森レベルですしねぇ。
ただし「腐女子」なのは揺ぎ無い事実です。最近存在がすっかり表ざたになってしまって、長年の腐れ(前にも書きましたが、初めて買った同人は、パトレイバーの黒崎×課長でした)からすると、うっとおしい事極まりないです。アングラなのを重々承知しているからこそ静か~にやっているのに、神輿を担ぎたいだけの人たち(by絶望先生)は、まったくもってウザイ!
で、カタギな主人には、がっちり「お前はオタク」と線引きされているんですよ(笑)
兄が居るので、小さい頃からウルトラやライダーを(地方で放映されていた程度ですよ)観て来ました。アニメもガンダムやうる星が始まった頃が、ちょうど中学生の前後だったので、比較的TVを観る時間が多くとれたので(勉強はしてない)だいたい有名どころは観ています。漫画雑誌やアニメ雑誌は、高校の頃に友人内で各自一冊ずつ違う雑誌を買って回し読みする方式を取ったので、立ち読みを含めてほぼ週刊&月刊の少年誌や少女誌を読んでいました。アニメも映画館で観ていた時代ですから(高校くらいかな?レンタル店が全国展開しましたが、学生には割高でよっぽどでなければ借りられませんでした)そもそも映画が大好きなのもあって、映画館には週一で通っていました。
こういう下地はありましたが、たかが学生の身分では(当時の一般的なサラリーマンの家庭事情では)自由になるお金が少なくて、やりたくても出来ない事の方が多かったんです。アルバイトは昭和一ケタ生まれの母に、がんっとして聞き入れて貰えず、とうとう出来ませんでしたし。
さて、問題はここからです。
就職してからは、仕事をこなすのに精一杯で、趣味に向ける時間が激減しました。主人と交際中は、別にお互いの趣味嗜好まで深~く踏み込むことはありませんでした。(二年間付き合って結婚したんですが、今から考えるとよくもまぁ勢いだけでなんとかなったなと可笑しくなります)なので結婚して私の荷物を運び込んだ際に、本類が多かったのにもお驚かれませんでした(え?同人ですか?見てくれは同じダンボール箱に詰まってましたから、バレませんでした)実家の家族は、兄は理解してますが、両親は「本好き」としか思ってないでしょうねぇ~。昭和一ケタ生まれの理解の範疇に「腐れ」は無理ですよ(笑)
ところが長男が生まれ、アンパンマンやたこやきマントマンやバーバパパの絵本を経て幼稚園に入った頃に、”平成ウルトラシリーズ”が始まったんですよ、ふふふ。子供と同じ目線で語れる物があるって幸せでした~、幼児向けの雑誌を読む時だって、主題歌をフルで歌い、光線技や必殺技をばっちり説明しましたからね~♪
そして「ガイア」と「クウガ」が登場して、もう最高に面白いお話とステキな俳優さんを観たら・・・・”腐れ萌え”が全開になってしまいました。
「大人って良いよな~」と、ここいらでようやく気がついたんです。
まず好き勝手に買い物が出来るお金があります。子供の為という黄金の大義名分があるので、大概は押し切れます。同人だって、もう未成年じゃありませんから、18禁だってドンと来い!です。特撮の雑誌を買い、同人を買い、フィギュアを買い、未曾有の大出費のクウガBOXも買いました。
ところがある日、買ったばかりのガイアの801本を主人に読まれました。(滝汗)
主人 「こんなの読んでるの!(いささか青ざめた顔で)」
私 「カタギがこんなもの読んじゃダメ~!(本を引ったくる)」
という会話が飛び交った後、「お互いの趣味嗜好には口出ししない」という絶対の線引きがされました・・・お前が好きなモノにあれこれ言わないから、オレの好きなモノにもあれこれ言うなというのは、寛容でステキ(棒読み)
ま、主人もウルトラやライダーのフィギュアから始まって、SWやサルの惑星のボトルキャップや、ゴジラやモスラの大きめのフィギュアに凝ったり、ラーメンの食べ歩きに凝ってみたり、古い腕時計に凝ってみたりと、色々はまっているんですよ。私も相変わらず同人を買ってますし、ネットで虹創作(同人&ノーマルCP)のサイトさんやブログに日参してますしね。
でも、「子供たちの前では、その類の話はしない」「自分のお小遣いの範囲で、納まるようにする」というのは共通の認識としてあるんです。そのへんの価値観が同じなのが、やはり夫婦の場合は重要なんじゃないでしょうか。
「日常生活に差しさわりのないようにする」というのが、何事最低ラインなのかな。それと「自分の好きな事をするなら、孤独を受け入れる覚悟をする事」でしょうね。「鋼」じゃないですが、世の理が等価交換なら誰も悩まないのです。「愛は惜しみなく奪う」という格言を、中学生の頃に古い本で読んで以来、至言だなとずっと思っています。
私はたぶん、もっと歳を取ってもこのまんまだと思います。
ただ私が死ぬ時に、ダンボール三つ分の同人をどうするかな~というのが目下の悩みであります。(実際もっと増えそうだし)不慮の事故等でなければ良いんですが、「決してふたを開けずに焼却処分にしろ」とか張り紙をしておくべきかしら?でも私的ベストセレクションな名作揃いだからな~、子供たちが受け入れてくれれば幸いなんですが(笑)
↑これは職業として漫画を選んだ方のお話なので、参考資料としてご覧下さい(笑)
”ごく一般的なオタクのカミングアウト”が、水瀬さん宅の記事になっていたので、それに自分の例をコメントして来たんですが、ほんと切実だよなぁと思ったので、もっと書いてみます。
*水瀬さんの日記「二次元の恋人」http://ryomina3.blog15.fc2.com/
正直自分で「オタク」と名乗るには、情熱や執念のレベルが低くて、”真のオタク”な方々には心苦しいのです。私は最近ニュースなどで使われているニュアンス=漫画やアニメが好きな人という程度でしかありません。お給料のほとんどを突っ込んで、漫画を揃えるとかイベントに出かけるとかはした事が無いですし、欠かさず観るアニメも今は二つくらいです。ゲームならポケモンやどう森レベルですしねぇ。
ただし「腐女子」なのは揺ぎ無い事実です。最近存在がすっかり表ざたになってしまって、長年の腐れ(前にも書きましたが、初めて買った同人は、パトレイバーの黒崎×課長でした)からすると、うっとおしい事極まりないです。アングラなのを重々承知しているからこそ静か~にやっているのに、神輿を担ぎたいだけの人たち(by絶望先生)は、まったくもってウザイ!
で、カタギな主人には、がっちり「お前はオタク」と線引きされているんですよ(笑)
兄が居るので、小さい頃からウルトラやライダーを(地方で放映されていた程度ですよ)観て来ました。アニメもガンダムやうる星が始まった頃が、ちょうど中学生の前後だったので、比較的TVを観る時間が多くとれたので(勉強はしてない)だいたい有名どころは観ています。漫画雑誌やアニメ雑誌は、高校の頃に友人内で各自一冊ずつ違う雑誌を買って回し読みする方式を取ったので、立ち読みを含めてほぼ週刊&月刊の少年誌や少女誌を読んでいました。アニメも映画館で観ていた時代ですから(高校くらいかな?レンタル店が全国展開しましたが、学生には割高でよっぽどでなければ借りられませんでした)そもそも映画が大好きなのもあって、映画館には週一で通っていました。
こういう下地はありましたが、たかが学生の身分では(当時の一般的なサラリーマンの家庭事情では)自由になるお金が少なくて、やりたくても出来ない事の方が多かったんです。アルバイトは昭和一ケタ生まれの母に、がんっとして聞き入れて貰えず、とうとう出来ませんでしたし。
さて、問題はここからです。
就職してからは、仕事をこなすのに精一杯で、趣味に向ける時間が激減しました。主人と交際中は、別にお互いの趣味嗜好まで深~く踏み込むことはありませんでした。(二年間付き合って結婚したんですが、今から考えるとよくもまぁ勢いだけでなんとかなったなと可笑しくなります)なので結婚して私の荷物を運び込んだ際に、本類が多かったのにもお驚かれませんでした(え?同人ですか?見てくれは同じダンボール箱に詰まってましたから、バレませんでした)実家の家族は、兄は理解してますが、両親は「本好き」としか思ってないでしょうねぇ~。昭和一ケタ生まれの理解の範疇に「腐れ」は無理ですよ(笑)
ところが長男が生まれ、アンパンマンやたこやきマントマンやバーバパパの絵本を経て幼稚園に入った頃に、”平成ウルトラシリーズ”が始まったんですよ、ふふふ。子供と同じ目線で語れる物があるって幸せでした~、幼児向けの雑誌を読む時だって、主題歌をフルで歌い、光線技や必殺技をばっちり説明しましたからね~♪
そして「ガイア」と「クウガ」が登場して、もう最高に面白いお話とステキな俳優さんを観たら・・・・”腐れ萌え”が全開になってしまいました。
「大人って良いよな~」と、ここいらでようやく気がついたんです。
まず好き勝手に買い物が出来るお金があります。子供の為という黄金の大義名分があるので、大概は押し切れます。同人だって、もう未成年じゃありませんから、18禁だってドンと来い!です。特撮の雑誌を買い、同人を買い、フィギュアを買い、未曾有の大出費のクウガBOXも買いました。
ところがある日、買ったばかりのガイアの801本を主人に読まれました。(滝汗)
主人 「こんなの読んでるの!(いささか青ざめた顔で)」
私 「カタギがこんなもの読んじゃダメ~!(本を引ったくる)」
という会話が飛び交った後、「お互いの趣味嗜好には口出ししない」という絶対の線引きがされました・・・お前が好きなモノにあれこれ言わないから、オレの好きなモノにもあれこれ言うなというのは、寛容でステキ(棒読み)
ま、主人もウルトラやライダーのフィギュアから始まって、SWやサルの惑星のボトルキャップや、ゴジラやモスラの大きめのフィギュアに凝ったり、ラーメンの食べ歩きに凝ってみたり、古い腕時計に凝ってみたりと、色々はまっているんですよ。私も相変わらず同人を買ってますし、ネットで虹創作(同人&ノーマルCP)のサイトさんやブログに日参してますしね。
でも、「子供たちの前では、その類の話はしない」「自分のお小遣いの範囲で、納まるようにする」というのは共通の認識としてあるんです。そのへんの価値観が同じなのが、やはり夫婦の場合は重要なんじゃないでしょうか。
「日常生活に差しさわりのないようにする」というのが、何事最低ラインなのかな。それと「自分の好きな事をするなら、孤独を受け入れる覚悟をする事」でしょうね。「鋼」じゃないですが、世の理が等価交換なら誰も悩まないのです。「愛は惜しみなく奪う」という格言を、中学生の頃に古い本で読んで以来、至言だなとずっと思っています。
私はたぶん、もっと歳を取ってもこのまんまだと思います。
ただ私が死ぬ時に、ダンボール三つ分の同人をどうするかな~というのが目下の悩みであります。(実際もっと増えそうだし)不慮の事故等でなければ良いんですが、「決してふたを開けずに焼却処分にしろ」とか張り紙をしておくべきかしら?でも私的ベストセレクションな名作揃いだからな~、子供たちが受け入れてくれれば幸いなんですが(笑)
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