風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

夏目漱石 1番目の下宿先 @ロンドン

2008-05-06 03:40:46 | 倫敦うるるん滞在記
『小生只今の宿所は日本人の下宿する所にて、76, Gower Street, London に候。 ここは宿屋より遥かに安直なれども一日に部屋食料等にて六シ許を要し候。 到底留学費を丸で費ても足らぬ故早くきり上がる積に候』

(妻鏡子へ宛てた手紙より)


正面。


Gower Street。
右手が漱石の下宿先。
突き当たりはロンドン大学ユニヴァーシティカレッジ。
長州ファイブの留学先ですねー。
漱石がロンドンへ来るよりも35年ほど前のことです。


順番が逆になってしまいましたが、こちらが漱石のロンドンでの最初の下宿先。
今でも当時の建物が残っています。
位置的には大英博物館のすぐ裏手で、少し郊外にある2番目の下宿先に比べて観光客でも簡単に行くことができます。
ちなみに私の学校から徒歩3分(笑)
ここもブループラークがないので、興味のある方は住所をしっかりとひかえてから行くことを忘れずに。
今も誰かが住んでいるため、外観のみの見学となります。
中心地のため、漱石も書いているように当時から家賃が高かったんでしょうねー。

滞在期間 1900年10月28日~1900年11月11日

★アクセス:地下鉄Russell Square駅より徒歩10分。