W杯最終予選は奇しくも北朝鮮と同組となりました。まさに直接対決となったわけです。しかも初戦ホームでの対戦ですから、日本の「反朝感情」は異常な高まりを見せるかもしれません。
現在の北朝鮮との直接対決は、ポイントが奪えないままじりじりと感情が悪化しています。先取点が取れないという気分でしょうか。少し前に外務省高官(だったと思う)が発言していた、まさに「隘路」と言えるでしょう。正鵠を射る表現だと思います。
以前記事に書きましたが(「北朝鮮の隠蔽」、カテゴリー:外交問題)、北朝鮮側にはまるで誠実さが感じられません。これからの対応としては、感情論的には経済制裁措置しかないとも言えるでしょう。残された可能性としては中国ルートですが、条件が出されてきそうなので、ちょっと厳しいかもしれません。日本から中国に頭を下げて「お願いします」と言わねばなりませんから。中国側は堂々と「科学1号」とかいう調査船を早速EEZ内に入れてきてますから、ガス田について譲歩を迫ってくる可能性が高まります。これと引き換えでは代償が大きすぎると思うのですが・・・。
中国ルートが使えなければ、自民党が要求するように段階的制裁措置の実施に踏み切るしかないかもしれません。外務省に「奥の手」があれば別ですが、なければまずこちらが「本気」であることを示さねばなりません。
この反動はどのようなものか不明です。少なくともミサイル発射ボタンに手がかかることは少ないでしょう。北朝鮮のミサイルの命中精度は半径800~900m程度とか言われてますから狙っても外れると思いますが。もし発射が確認されたら、キム君は終わりだと思う。軍事行動では絶対に勝てないことは解っているはずだ。
よって、この可能性は少ないので、別な反応を想定してみます。たぶん中国に「日本をなんとかしてクレヨン」と泣きついて、六カ国協議を盾に取り日本に圧力をかけるかもしれない。「日本がいじめるから、協議には応じられない」という態度をとるということだ。この時拉致問題で日本の支持・理解を表明した(これはイラク派遣延長決定に対する唯一のご褒美という意味であろう)米国が、北朝鮮に「凄んで」くれるかどうか。日本としては虎の威を借りる格好になってしまうが、これが嫌ならば日本の本気を示さなければならないだろう。全面的な経済制裁措置に突入である。六カ国協議のテーブルに着くまで続けることになる。中国としては日本が拉致問題のために制裁措置をしたとしても、日本に直接文句は言えない。あるとしても六カ国協議再開への努力を求めてくるだけだろう。
ここまで行く前に北朝鮮側が「何とかする」と言ってくるならば、それを受け入れるしかない。だが、今までもそうであったが、まともに対応してきたことは少ないので、信じるのも虚しいかもしれませんが。その時に向こうが何かおねだりしても出さないようにしなければならないだろう。前に「ゴネ得」を経験させてしまっているから、またゴネる可能性がある。
問題解決への道は遠いです。
現在の北朝鮮との直接対決は、ポイントが奪えないままじりじりと感情が悪化しています。先取点が取れないという気分でしょうか。少し前に外務省高官(だったと思う)が発言していた、まさに「隘路」と言えるでしょう。正鵠を射る表現だと思います。
以前記事に書きましたが(「北朝鮮の隠蔽」、カテゴリー:外交問題)、北朝鮮側にはまるで誠実さが感じられません。これからの対応としては、感情論的には経済制裁措置しかないとも言えるでしょう。残された可能性としては中国ルートですが、条件が出されてきそうなので、ちょっと厳しいかもしれません。日本から中国に頭を下げて「お願いします」と言わねばなりませんから。中国側は堂々と「科学1号」とかいう調査船を早速EEZ内に入れてきてますから、ガス田について譲歩を迫ってくる可能性が高まります。これと引き換えでは代償が大きすぎると思うのですが・・・。
中国ルートが使えなければ、自民党が要求するように段階的制裁措置の実施に踏み切るしかないかもしれません。外務省に「奥の手」があれば別ですが、なければまずこちらが「本気」であることを示さねばなりません。
この反動はどのようなものか不明です。少なくともミサイル発射ボタンに手がかかることは少ないでしょう。北朝鮮のミサイルの命中精度は半径800~900m程度とか言われてますから狙っても外れると思いますが。もし発射が確認されたら、キム君は終わりだと思う。軍事行動では絶対に勝てないことは解っているはずだ。
よって、この可能性は少ないので、別な反応を想定してみます。たぶん中国に「日本をなんとかしてクレヨン」と泣きついて、六カ国協議を盾に取り日本に圧力をかけるかもしれない。「日本がいじめるから、協議には応じられない」という態度をとるということだ。この時拉致問題で日本の支持・理解を表明した(これはイラク派遣延長決定に対する唯一のご褒美という意味であろう)米国が、北朝鮮に「凄んで」くれるかどうか。日本としては虎の威を借りる格好になってしまうが、これが嫌ならば日本の本気を示さなければならないだろう。全面的な経済制裁措置に突入である。六カ国協議のテーブルに着くまで続けることになる。中国としては日本が拉致問題のために制裁措置をしたとしても、日本に直接文句は言えない。あるとしても六カ国協議再開への努力を求めてくるだけだろう。
ここまで行く前に北朝鮮側が「何とかする」と言ってくるならば、それを受け入れるしかない。だが、今までもそうであったが、まともに対応してきたことは少ないので、信じるのも虚しいかもしれませんが。その時に向こうが何かおねだりしても出さないようにしなければならないだろう。前に「ゴネ得」を経験させてしまっているから、またゴネる可能性がある。
問題解決への道は遠いです。