ニュースを知って驚きました。日本棋院理事長の加藤9段が亡くなられたということです。まだ57歳でした。残念です。
私は下手の横好きで、ちょっぴり囲碁を打ちますが、加藤さんは解説とかが好きでした(棋風は真似のできるようなレベルではありませんでした)。
彼は「殺し屋加藤」の異名をとり、プロ同士の対局にもかかわらず大石を討ち取っていました。
囲碁が分からない人には何のことだかわからないと思いますが、ゲームに勝つために相手を降参させる方法としては、最も強烈なのです。
ボクシングで例えれば、KO勝ちのようなものです。
相当力がなければ無理ですし、プロ同士の対戦ではそれ程多くは見られません。ましてや一流同士では実力差は僅差なのですが、その中でのKO勝ちですから本当に凄いのです。
生涯成績は1253勝664敗2分と、勝ち星は歴代2位だそうです。これほど高い勝率の生涯成績というのは驚異的なのではないでしょうか。タイトルは通算47、タイトルホルダーが対戦する挑戦者も超一流の人達ですから、勝率が高いというのはすごいことです。
2年前には23期ぶりに本因坊の座に返り咲いて中年の星となり、「いつまでも強くなれる」とおっしゃっておられました。
ご冥福をお祈り致します。
私は下手の横好きで、ちょっぴり囲碁を打ちますが、加藤さんは解説とかが好きでした(棋風は真似のできるようなレベルではありませんでした)。
彼は「殺し屋加藤」の異名をとり、プロ同士の対局にもかかわらず大石を討ち取っていました。
囲碁が分からない人には何のことだかわからないと思いますが、ゲームに勝つために相手を降参させる方法としては、最も強烈なのです。
ボクシングで例えれば、KO勝ちのようなものです。
相当力がなければ無理ですし、プロ同士の対戦ではそれ程多くは見られません。ましてや一流同士では実力差は僅差なのですが、その中でのKO勝ちですから本当に凄いのです。
生涯成績は1253勝664敗2分と、勝ち星は歴代2位だそうです。これほど高い勝率の生涯成績というのは驚異的なのではないでしょうか。タイトルは通算47、タイトルホルダーが対戦する挑戦者も超一流の人達ですから、勝率が高いというのはすごいことです。
2年前には23期ぶりに本因坊の座に返り咲いて中年の星となり、「いつまでも強くなれる」とおっしゃっておられました。
ご冥福をお祈り致します。