廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

海賊論

2008-09-26 22:22:22 | Weblog
 飛び石連休になった祝日、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』を今更ながら見ました。 タイトルを直訳すれば”カリブの海賊”ですね。 昔、初めてこの映画の名前を聞いた時はディズニーランドのアトラクションを映画にしたのかと思ったくらいで、次回作は”ビッグサンダー・マウンテン”ですかと受けないジョークを言っていたものですが映画は世界的に大ヒットしたんですよね... レンタル屋で見ると第3作まで創られているみたいですね。

 映画のストーリーは海賊の血を引く主人公の男の子と提督の娘であるヒロインが子供時代に運命の出会いをするところから始まり、成長した彼らが船を失った孤高の海賊船長と出会って冒険の旅に出る...みたいなお話で、冒険や恋、お宝、戦いや呪い、伝説と色々な要素が盛り込まれた娯楽作品ですね。 あまり私の好むタイプの映画ではありませんけど何も考えずに見ているとなかなか面白いですね。 今の感覚で見ているとピンと来ませんが帆船による航海とか帆船同士で大砲を撃ち合ったり、敵の船に乗り込んで戦うなど昔の海の戦いがちゃんと描かれていましたね。

               

 それにしても海賊の定義って何なんでしょうね、海賊という言葉はあちこちで使われていますが、意味がバラバラで何が海賊の定義なのだか。 例えば”海賊風スパゲティ”、映画や音楽などの”海賊版”、”TV海賊チャンネル”...など色々なところで使われて結局”海賊”の定義は何なのか分からなくなります。 日本の歴史でも古代から戦国時代まで活躍した村上水軍なども一応海賊と言う事になるんでしょうね、豊臣秀吉が彼らを対象に海賊禁止令を出しているのですし... 山賊の海版が海賊...なんて単純な話では無さそうですね。

 村上水軍や来島水軍など瀬戸内の水軍衆や海賊衆は、瀬戸の島々に拠点を持って制海権を握り、支配海域を通る船から通行料を取っていたと聞きます。 本来なら”民間人”が勝手にそんな事をしてはいけないのでしょうが、政府(朝廷や幕府など)が今で言う海上保安庁みたいな正式な組織を作って海の安全を守っていた訳では無い状況で、非合法組織でも認めて金を払うしか安全を確保する方法は無かったのではと。

 今の日本の道は安全ですが、本来なら積荷を持って走るのは”鴨がネギをしょって飛んでいる”のと同じ事ですから道の安全が保障されていなければ武器を持って荷物と自分の命を守りながら走らないと行けません、昔の海と言うのは要するにそう言う世界だったのではと。 荷物と自分の命の安全の為には、通行料を払って”非合法組織”に守ってもらうのもそれなりに合理的な手段だったのでは。

           

海賊・誘拐がソマリアの主要産業に:今年の「儲け」はすでに30億円(WIRED VISION) - goo ニュース

 前々から書いている通り、発展途上国の沖などで海賊が横行しているのは日本としても見過ごせない状況になっています。 現在、日本がアジアやアフリカ、中東などでテロや海賊の警戒をしている各国軍の船に燃料をタダで提供していると問題視していますが、”通行料”を払っていると考えればおかしい事では無いのでは? 外国が多額の費用と人員を掛けて警備している海をタダで通ろうと言うのはおかしいと思います。 私も広島の人間だから憲法9条の大切さは理解しているつもりですが、それを外国人にまで守ってくれ、憲法の規定で武装して外国に行けない、丸腰だから自分達には手を出さないでくれとは言えないでしょう。 丸腰だと分かったら尚更狙われるのが”世界の常識”です。 燃料を無償で提供する事が憲法を遵守した上で日本の船の安全を守る為の”苦肉の策”だと野党側にも理解して頂きたいものですが。

   

「戦闘艦」に女性自衛官配置へ 防衛省、今年度末にも(朝日新聞) - goo ニュース

 先程の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の中で”女を船に乗せると不吉だ”と言う台詞がありました。 もちろん、これは乗客として乗るのは別だと思うのですが。 恐らくは船の中と言う”閉鎖空間”に男女が長く乗り合わせる事によるトラブルを恐れていたのではと私は思いますが。 今回みたいに女性が軍艦に乗るのは、男女関係の問題さえ無ければ”戦闘艦”だろうが補給艦だろうが全く問題無いと思います。 歩兵として男性相手の白兵戦とかにならない限り、男女の性差は関係無いと思いますので。

                        

「コドモのコドモ」萩生田宏治監督が語る“映画の役割”とは? - goo 映画「コドモのコドモ」萩生田宏治監督が語る“映画の役割”とは? - goo 映画

 第二次性徴が始まって”女性”としての生殖能力が機能すれば子供でも妊娠は可能のはずですし、外国では実際にそんな事件もあったと聞きますから。 今の子は栄養が良いのか発育がいいのでこの映画は良い問題提起になっていると思いますし、上映禁止運動どころかむしろ学校で子供に見せても良いくらいだと私は思いますけどね。 学校でちゃんとした性教育をして、それで興味本位な行為による望まない妊娠が減るのなら大いに良い事ではないかと。

 ところで今、私は”今の子は栄養が良いのか発育がいいので”と書きましたけど、栄養が良かった訳では無い昔の子供の方が妊娠出来る事を早く意識していたのではとふと思いました。 だって有名な童謡の『赤とんぼ』の歌詞の中に”十五で姉やは嫁に行き”とありますけど、嫁に行くと言う事は”子供を産んで母親になる可能性がある”訳ですから。 昔の女の子は十代の初めには近い将来の妊娠を意識していたのかも知れないですね。

 こんな事を書いては来ましたが、私の親もテレビ見ていてラブシーンになったらチャンネルを変えたり、その場が気まずくなったりしてしまう方でして、こう言う事を子供に教えるのは難しい事だと私も思います。 仮に自分が親になったらこう言う場合にどうするのか、同性である息子だったら自分の経験で教えられるのだろうか、それともやっぱり気まずくなるのか...とか色々考えさせられますね。

        

 昨日のカープとジャイアンツ最終戦の試合後、広島市民球場から引き上げる際にジャイアンツの原監督が今後もう立つ事は無いだろう市民球場のグラウンドに向かって深々と一礼する場面があったのだとか。 そう言えばドラゴンズの落合監督も最後の市民球場での試合(私も球場に居ましたが...)の後、グラウンドに一礼して帰って行ったのだそうですね。 二人とも現役時代から何度もここで試合をして思い出も色々とあるのでしょうね。 私も思い出は尽きませんけど、やっぱり来年から使う新球場から始まる未来に希望を持って行きたいものです。

 以前、ジャイアンツのお偉いさんが東京にも大リーグに負けない本格的な野球場が欲しいとコメントしていた事があったと記憶しています。 気圧の関係でボールが良く飛ぶ今の東京ドームではジャイアンツもそれに見合った野球をしていますが、総天然芝の広い野球場がホームになればジャイアンツもホームランを狙うのはクリーンアップトリオに任せ、他の打者は機動力と繋ぎの野球で勝負するのではないかと思います。 現にこの4連戦、狭い市民球場なら守備度外視でホームラン打者を並べれば良いのにと思いましたけどそうしなかったのは既に来季以降、新球場で繰り広げたい野球をイメージしているから...とか考えてしまいましたけど。 もう今季の対戦はありませんし、ジャイアンツにも新球場に見に行きたくなる様な面白い野球をして暴れてもらいたいものですね。

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 ...以上です。
コメント
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