廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

決定! 2009年カープBOM MK-Ⅲ 流行語大将

2009-12-30 22:22:22 | Weblog
 2009年もいよいよあと2日となりました。 このブログも野球にサッカー、アニメに映画にゲーム、エンターテインメントに政治、経済...とほぼ毎日色々な事を書いて来ました。 そんな訳で今年の終わりにこのブログの中で良く登場した言葉から今年の”流行語大将”を選んでしまいます。 審査員は私一人しかおりませんのでもちろん”独断と偏見”によるものですけど。 それではまず今年の”流行語少将”は...?

                               

 ...『”男”』です。 私も長男ですから子供時代から”男なんだから”とか言われ続けて来て、男だからとか女だからとか言うのはハッキリ言って嫌いでした。 こんなもの男尊女卑の時代の名残だと思って否定し続けて来ましたけど、その考えが変わったのは数年前の『特急サンダーバード事件』です。 あの時、同じ客車に居合わせた20人以上の男がたった一人に凄まれただけで非力な女性を”見殺し”にしてしまったと聞いて衝撃を受け、男が”男”にこだわる、”男らしさ”を大事にして”格好付けて”いた時代の精神を見直そうと思いましたので。 そんな精神を日本に取り戻す為、プロ野球やJリーグが男らしい”男”たちの集まる世界になって子供たちの憧れや見本となる事を願っています。 それでは続いて今年の”流行語中将”は...?

                              

 ...『先発完投型投手』です。 昔は先発投手はまず完全試合、それが途切れたらノーヒット・ノーラン、それもダメなら完封を、点を取られたならせめて最後まで投げて勝って完投を...と言う感じで投げていたと聞きます。 要するに先発投手たちは基本的に自分だけで最後まで投げ切るつもりで登板していたと言う事です。 プロ野球創世記の投手が少なかった時代はともかく今は中6日、週に一度しか先発登板は無いのだから一人で120~140球くらい投げても簡単には故障しないと思うのですが。 大リーグから先発・中継ぎ・セットアッパー・クローザー(カープだけは”ストッパー”と呼ぶ)による分業制の考えが入って来て浸透し、先発投手は100球とか120球程度で降板させられる事が多くなりましたが、エース同士が先にマウンドを降りてたまるかと決着が着くまで投げ合う、過密日程の大リーグが真似したくても出来ない野球をやるべきだと思うのですが。

 エースの先発完投については実は私もすっかり忘れてしまっていたのですけど、それを思い出させてくれたのは今年の春のイーグルス・岩隈投手と当時の監督・野村克也さんとの問題で、WBCで日本代表チームの先発投手陣の中心となってフル回転した岩隈投手は大会で蓄積した疲労と、開幕前の大会に合わせて例年と違う調整を余儀なくされた事でかつて長く故障で投げられなかった事のある岩隈投手は開幕後はかなり慎重にプレーしていたところがあり、球数を基準に自分から申し出て早めにマウンドを降りていましたが、それがエースは先発・完投が普通だと考える野村監督と意見が合わないところがあったのですが、今まで何人ものエースが無理をして投げられなくなり、引退に追い込まれている歴史から私は岩隈投手を擁護する記事を書きましたが、その事件の後で私は大リーグと日本の投手起用の違いを改めて意識し、エース同士がちゃんと決着が着くまで投げ合いが出来る”日本式”も良いところがあると考えが変わりました。 来季からカープも首脳陣が代わり、マーティーの時代に台頭して来た若い先発投手たちに今後は完投を意識させる方針に変わるそうで、私も大竹投手と前田(健)投手に続く”先発完投型投手”の登場に大いに期待しています...

 お待たせしました。 これより2009年、カープBOM今年の”流行語大将”は...

                              

 ...『専用劇場』です。 今年、広島にマツダスタジアムと言う、日本スポーツの歴史を革新する野球場が完成しました。 大リーグの”ボールパーク”の真似と言えばそうなのですが、単に内野にも芝を張った総天然芝球場だと言う事では無く、球場全体に”遊び心”満載でスタジアム内をただ歩き回るだけでも楽しくなるプロ野球と言う”興行”を楽しませる事に特化した造りで、実際に球場に見に行ってそれを意識した時にシルク・ドゥ・ソレイユ劇団四季が自分達を誘致してくれた自治体や企業に自分達の出し物を最大限に楽しませる事に特化した専用の劇場を造って欲しいと要求していた事を思い出し、そこから私のブログではこの言葉を徹底して使って来ました。

 日本の野球場に大きな影響を与えたのが”人工芝”と”ドーム球場”です。 人工芝は植物と言う”生き物”ではありませんから手入れが簡単で水遣りや雑草抜き、刈り込みなどの手間が要らないので管理コストが安く済み、ドーム球場は雨が降っても試合が中止にならないのでテレビ中継のスケジュールに穴が開かないし、前売りチケット払い戻しの手間も無くて便利、それに人工芝は生き物ではありませんから太陽の光も必要無いので屋根で球場を覆ってしまっても構いませんから。 そしてこれが問題なのですが、野球場は基本的に野球をする為だけの施設のはずでした。 それが人工芝と屋根のお陰で野球以外のイベントにも使えて”経済的”だと多くの自治体とかが飛び付いて90年代はドーム球場建設ラッシュとなりました。 しかし”多目的使用”を前提に設計すると、必ずしも野球を見るのには適さない座席なども発生する事になりますし、人工芝は選手寿命も縮める上にプレーの質も落としてしまいます。 広島だって最初は広島市側がドーム球場の建設を考えていたところ、カープ球団が”ボールパーク”にこだわった結果、今こうしてマツダスタジアムが完成に至った訳ですが...

                

 ”マルチユース”と言う問題はサッカー界も抱えています。 Jリーグは来季から北九州を加えて37クラブになりますが、その中で”専用劇場”すなわちサッカー専用のホームスタジアムを使えるクラブは浦和や鹿島など一部に過ぎず、大半のクラブは地元自治体が所有している陸上競技場を借りて試合をやっています。 サンフレッチェの広島ビッグアーチもそうです。 他の”陸上競技場”はどうなのか知りませんが、ビッグアーチは建物の外周部に食堂があるだけで客席内部には売店もありませんしトイレも少ないです。 ハーフタイムにトイレに行ったら並んで並んでそれだけでハーフタイムが終わってしまい、売店に寄る事も出来ません。 このスタジアムは端から何万人も集めてプロサッカーの興行を行う事を想定して設計されていない事の証左でしょう。 マツダスタジアムの登場でサンフレッチェにもサッカーを見る事に特化した設計で、売店とかの管理もクラブ側にやらせてくれる”専用劇場”を交通の便が良い広島市中心部に造るべきだと言う声が市民やサポーターから上がっています。 今なら旧広島市民球場跡地広島大学跡地と言う抜群の立地があります。 サッカー専用スタジアム建設を公約に掲げている秋葉忠利市長も地元経済界と連携してアジア中、世界中から客を集められるサンフレッチェの”専用劇場”建設に乗り出す時です...

 プロ野球は先程書いた通り、90年代に建てられたドーム球場の施設更新の時期が遠いので”専用劇場”が増える期待がなかなか難しい、現時点で可能性があるとしたら横浜くらいでしょうか。 広島とはまた違った個性のある”専用劇場”を近い内に造って欲しいです。 Jリーグには”専用劇場”の可能性があります。 なぜならJリーグクラブの利用を前提に建てられた新設の”陸上競技場”などは新潟ビッグスワンなど一部を除いて基本的に無く、ほとんどが地元の既存施設を利用しているからです。 日本でもこれから各地でホームタウンとクラブの規模に合わせた”専用劇場”の建設ラッシュを期待していますので。 参考までに...

(小・10000人強)日立柏サッカー場など

(中の小・20000人くらい)フクダ電子アリーナなど

(中・30000人くらい)カシマスタジアムなど

(中の上・40000人くらい)日本には無い様な? ヨーロッパの中規模クラブなど

(大・50000人以上)埼玉スタジアム

(特大・80000人以上)サン・シーロスタジアムなどヨーロッパの名門クラブ本拠地

                          

巨大ネズミ被害を防げ “食欲旺盛”ヌートリア(産経新聞) - goo ニュース

 ヌートリアは子供の頃に動物図鑑で存在を知って外国にはこんな動物が居るのかと思っていましたけどまさか日本に住み着いているとは。 それにしても人間の都合で勝手に遠い日本まで連れて来ておいて、”用済み”になったら害獣扱いで駆除するとは何とも身勝手な話ですけど動物園で飼育するにも限度がありますし... 実は私の住む広島市内の川にも妙な動物が泳いでいるのを時々見掛けるのですが、あれもヌートリアなんですかね。 今のところ川の生態系に影響を与えているとも思いませんが。 上流の養殖場が鯉を捨てたりして川に錦鯉が泳いでいたりして既に生態系は混乱していますから...

                          

大型店周辺、イライラ・キョロキョロ事故多発(読売新聞) - goo ニュース

 広島でも今年はイオン系の大型ショッピングモールが出来ましたが、郊外の工場跡地で駐車場は十分に用意出来たけど周辺道路までは手が回らなかったみたいで混乱しているみたいですね。 狭い日本は所詮アメリカにはなれません。 駐車場に広い道路、それに無料高速道路を全国に張り巡らせるのは日本では難しい。 不況でショッピングモールのビジネスモデルも揺らいでいますし、そろそろ転換期が来ているのでは。

                                 

 サンフレッチェがオファーを出していた大分のGK・西川選手の入団が正式に決まったらしい。 確かに故障者が多かった問題はありますが、GKの人数が多過ぎて全く試合に出られない選手も出るのでは? まあその時はレンタル移籍させるのかも知れませんが... 川崎から山岸選手の獲得も決まっていますし、ACLに出られるかも知れないと言う事でこのオフは例年に無く積極的な補強をしていますが。 とにかく、いよいよ元旦には天皇杯の決勝がありますね。 もしG大阪が勝ったらサンフレッチェがACLに出られます。 ついにアジアを見据えて成長を始めたサンフレッチェの為に地元は一刻も早く”専用劇場”の建設を...

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 ...以上です。