釣具新報に書いているコラムに取り上げた一冊。
ブルーバックスですよ。
1963年に創刊され、すでに2000冊以上を刊行しているブルーバックス。
わたしが中学生の頃、このブルーバックスにハマりました。
なかでも物理関係(ブラックホール、次元の話、時間の話、など)が面白くて、夢中になって読んだ記憶があります。子どもでも理解できるよう、難しいテーマを平易に解説している本です。
いま思い返すと、中学生の頃にブルーバックスを読んでいたせいで、理系への道を歩んだのだなあと感じます。たらればの話ですが、この頃にブルーバックスではなく国内や海外の文学にハマっていたら、文系志望になっていたのではと思います。子どもの頃に読む本というのは、将来に大きな影響を及ぼします。
さて、こちらの本ですが、これまで釣りと科学をリンクさせた本というのは数多く読んできましたが、この本は出色の出来だと思います。なるほどそうか、と思わせることが多い。
なにより、数多の実験をベースに論理的に解説しているので、説得力があります。
釣り入門書とありますが、釣歴50年以上のベテランジジイが読んでも面白く読めましたよ。
むしろ入門者がこの本読んだら、内容がディープすぎて戸惑うかも?
沖釣り入門者にオススメなのはやはりこちらの一冊でしょうか(と、さりげなく宣伝)。
作者プロファイル。
書誌事項。2011年と比較的新しい刊行。
ブルーバックス番号は、B-1725。
本棚には、こちらのブルーバックスもありました。
こちらはB-468と古い著書で1981年発行、内容も、昔の科学の本、といった感じ。
ツリオヤジ(イカオヤジ)が絶対に読んでおくべきブルーバックスは、こちらの一冊。
いろいろな雑誌に記事を書かれているイカ博士、奥谷先生の著書です。
番号はB-791、1989年の発行ですが、いまだこれを超えるイカ学の本は知りません。
こちらは比較的新しい話題、B-2148です。
具体的な事象から、温暖化に対する危機感を感じることができます。
この本もかつて釣具新報コラムのネタにしました。
p.s. 朝夕ちっとは涼しくなってきたか。
北海道において200~300尾の若いアカイカ(胴長18cm以下)、とありますが、アカイカ釣りで賑わう常磐沖ではこんなに小さい群れはいなさそうだから見られないのかな?
ブルーバックス良いですね! my本棚にも「イカ…」あります。アカイカの集団飛行とか、ホンマかいな!!でした。