
今シーズンのっこみマダイ巡業は、外房、東京湾、東伊豆、駿河湾と各地をまわっているのですが、ひとつ行きそびれていたところが南房総。
千鯛丸には3月以来でご無沙汰ですよ。前回に来てから、ヤリイカ回遊を首を長くして待っていたのですが、今年は南房にヤリイカの大きな群れはなく、そうこうしているうちにマダイの春シーズンも後半戦、そろそろ白子フグの季節になってしまいました。
ビューティフル日の出に向かって出船。右の船は海上保安庁。
ポイントはいつものノッコミポイント、千倉東沖47mライン。
海はべた凪ですよ、沖からゆるやかなウネリが入ってます。
ロッドはライトタックル、このところ出番が多い伝衛門丸LIGHT-SP MADAIを出動。
千鯛丸マダイはもともと60号オモリなんで、この竿でもそのままいけるんですが、船長に「40号でやってみてもいい」と聞いて軽くしてみました。
潮がそんなに速くない場所を糸を立てて流すので、40号でちょうど良い感じですね。
むしろ、他の人が使っているMサイズビシ60号+PE4号よりも、FLサイズビシ40号+PE3号の方が糸が立つような感覚です。
さて、水深は45-48mと変化する場所を、海面から32-35mの棚で狙います。
この場所では、ビシを海面から38m以上落とさないのがルールで、待ち棚は各自で調整して良いです。私は水深47mで、ハリス10m仕掛けで、海面から33mを中心に狙いました。
手持ちにしてるとピコピコとかわいいアタリがきます。
バシコーン!と合わせると、イサキさん。
ライトロッドだとイサキの引きも楽しいです、まあ、イサキ用のタックルと同じだもんね^^;
最初は手持ちで誘っていたのだけど、どうも朝のうちはいい反応がないようで、アタリも遠い感じだったので、置き竿で自然の力を利用して誘っていると、穂先がゴン!
竿を手にすると、いい感じで引っ張ってくれます、こりゃ100%マダイの引きですね、重さは1kgくらいかな?
引きを楽しみながら上げてきて、あと10mといったところで、なんと、フッと針外れ。
ありゃ?針先が甘くなってたか?針交換して再投入。
とすると今度は背中合わせの人が竿曲げてます。私がタモ取りにいって、2.5kgのマダイゲット。
いいなー、と自分の席に戻って仕掛けを入れ替えようとしたところで、竿が折れそうなくらいズドン!ライトロッドはアタリが強烈にでます^^;
今度は前よりちょっと大きそう、ドラグから糸が軽く引き出される感じ。
2.2.kgの別嬪さんゲット!
短い竿、軽い仕掛けで釣り上げるマダイは楽しいです。(写真提供:千鯛丸)
手鈎炸裂!
イサキのお土産もたっぷりあるので、この一枚で満足なんですが、しばらくすると2回目のアタリ。
今度も元気に引っぱる引っぱる。
ムーチングロッドと違うのは、魚の動きが文字通り手に取るようにわかるところです、頭を返した、走り始めた、などの情報伝達は短竿ならでは。
そして、ドラグの効きがスマートになるのもライトの特徴。
なぜ、ひとつテンヤがあんな華奢な竿と2号の細ハリスで大鯛を釣り上げるかというと、それはオモリが軽いことに他なりません。試しに、ひとつテンヤタックルに80号のオモリを使って釣ってみてください。ドラグはきつくなり、細ハリスを守るように調整するのは至難の業になります。
40号のライトマダイのドラグ調整も、ひとつテンヤと同じこと。80号ビシに比べるととってもイージーなドラグ調整ができます。
その他にもライトのメリット、逆にライトのデメリットもあるんですが、長くなるのでまたの機会に。
2枚めは1.4kg、元気な男の子。
まだのっこみが終わってないので、見かけよりも目方がありますね。
そんなこんなで、楽しい釣りでした (写真提供:千鯛丸)
初夏の快適な日並み、しかし梅雨入りもそろそろでしょうか。
ソコリで船が下がってます。この角度から撮影できるのも珍しいので一枚パチリ。
千鯛丸では、もうしばらくマダイ出船。希望があれば白子持ちのショウサイフグにも出船します。
例年なら、これから楽しみなのはスルメイカなのですが、いまのところ群れの情報はありません。
暑い夏場に、白浜沖でうりゃうりゃとしゃくりまくるハードなスルメイカ釣りをやりたいです、スルメの大群れきてくれないかなー、、、
とりあえず今シーズンの春マダイ釣りはこれで満足というところ。
秋鯛シーズンになると、さらに水深が浅くなるので、よりライトマダイが適している釣り場だと思います。LTアジのタックルとドラグのちゃんとしたリール、60号と40号ビシを用意していけば、強烈に増幅されたマダイの引きが楽しめますよ。
[千倉港 千鯛丸]
http://blogs.yahoo.co.jp/chidaimaru
下記地図は集合場所&出船場所
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます