生きたくとも、もう生きられない。
そういう子供たちもいるのです。
寂しくて死にたいなんて、
あまりにもわがまま過ぎますよ。
愛 |
レンゲさん、僕が1月3日にWABLOGに書いた記事(『でも、やっぱり寂しくて死んでしまいたい』)にMikiさんからコメントをもらいましたよ。
そうなんですの? いつも心のこもったコメントをありがとうございます。それで今回はどのようなものですか?
黒柳徹子さんの本からレンゲさんにとっても意味のある次のようなエピソードを書いてくれましたよ。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
二人のやり取りを聞いていたら、
思い出したので書き込みさせてください。
タンザニアの名もない村の
村長さんのいった言葉
栄養失調から脳に障害を起こし、
考えることも、
しゃべることも、
歩くこともできずに、
ただ地面を這っているだけの子どもたちのいる村の、年とった村長さんが、私に、こういった。
「黒柳さん、これだけは、おぼえて帰ってください。
大人は死ぬときに、苦しいとか、痛いとか、いろいろいいますが、
子どもは何もいいません。
大人を信頼し、黙って、バナナの葉っぱの下で、死んでいくのです。」
インドで、破傷風にかっかて死にかけている男の子に会った。
私は、その子に日本語だったけど、そっと話しかけた。
「お医者さまもやってくださってるし、頑張るのよ」
その子は、大きな美しい目で私を見ると、
のどの奥で「ウ、ウウ・・・・・・」と声を出した。
破傷風は恐ろしい病気で、体中の筋肉が硬直してしまうので
話すこともできなくなる。
私は看護婦さんに、なんといったのか聞いた。
看護婦さんは、その子が私に
「あなたの、お幸せを祈っています」
と、いっている、といった。私は言葉がなかった。
死にそうなその子は、なんの不満もいわずに、
それだけいった。
(村長さんがいったのは、こういうことだったのだ)
村長さんと、その子のいった言葉は、
いつも、私の胸の中にある。
(「トットちゃんとトットちゃんたち(黒柳徹子・作)」より)
miki 2006年1月4日 18:05
どうですか、レンゲさん。
考えさせられますね。
1月3日のレンゲさんと僕の対話は次のようなものでしたよ。
とにかく、生きている事がしんどいですねん。。。。
生きている事がしんどいのはレンゲさんばかりじゃありませんよ。
デンマンさんも、生きている事がしんどいと思うことがありますの?
もちろん、ありますよ。
だったら、あたしが死にたいという気持ちも分かっていただけますよね?
分かりませんねぇ~。なぜなら、僕は生きることが大変だと思うことはあっても、死にたいと思うことはありませんから。。。
デンマンさんは、気持ちが強いからですわァ~、。。。自信があるからですわアアア。。。。
レンゲさんも生きる自信を持てばいいじゃないですかァ?
そう簡単に持てしませんわァ~。
レンゲさんはどうして、自分だけが寂しさのどん底に居ると思ってしまうんですかあああ? 世界の不幸を自分ひとりで背負っているような口調ですよ。
実際あたしにはそう思えるほど、寂しくて、つらくて、しんどくて、不幸ですねん。。。。
レンゲさんは、それ程自分を不幸のヒロインにしたいのですか?
そう見えますか?
そこまでドラマチックにすると、現実感がかえってありませんよ。
あたしがわざと小説的な人生を歩もうとしているとおっしゃるのですかアアア?
今のレンゲさんは欠落している部分を寂しさで埋めようとしているんですよ。不幸のヒロインになろうとしている。だから死と戯(たわむ)れようとしている。
あたしが、妄想の世界で死とロマンチックに遊んでいるとおっしゃるのですか?
そういう見方も出来ると言っているんですよ。
つまり、あたしの感じている寂しさは本当の寂しさじゃない、あたしの感じている苦しみは本当の苦しみじゃない、あたしの感じている不幸は本物の不幸じゃない、。。。。デンマンさんはそうおっしゃるのですね?
簡単に言ってしまえばそういうことですよ。
あたしの苦しみや、寂しさ、あたしの不幸はデンマンさんに分かってもらえないのですね?
分かっているつもりですよ。
いいえ、分かっていませんわ。
だったら、分かっている証拠をここで見せますよ。レンゲさんの次の手記を読んでみてください。
不安と焦燥感と寂しさ
at 2004 10/03 18:28 編集
もう、このままで生きてるんなら、
命いりません。
ドナーカード持ってるから、
心臓でも角膜でも、
なんでも持っていって下さい。
家族はいません。
承諾とらなきゃいけない人は誰もいません。
by レンゲ
『事故死するみたいなことが書いてあって。。。』より
去年と言いたいところですが、もう一昨年になるんですよね。月日の経つのは早いものですねええ。。。レンゲさんはこのように書いていたんですよ。
そうです。覚えていますわ。
レンゲさんは、かなり落ち込んでいたんですよね。レンゲさんが書いていたように、“わたしはいつも、自分に欠落している部分を、何かで埋めておかないと、転落の一途をたどるような弱い人間です”。。。まさに、転落しようとしていたんですよ。転落どころか、人生を終わらせようとしていたんですよ。
日本は考えてみれば豊かで平和な国ですよねぇ~。。。レンゲさん、そう思いませんか?
そうですね。
タンザニアの名もない村では、子供たちが短い人生を楽しむこともなく死んでゆく。人生とは何か?愛とは何か?生きるとは何か?そういうことを考えることもなく、短い命が消えてゆく。
可哀想ですわね。
そうですよね。。。。愛とは何か?。。。それを考えることが出来るという事は、だから、レンゲさん、幸せな事なんですよね。そう思いませんか?
ええ。。。そうですわね。
栄養失調から脳に障害を起こし、考えることも、しゃべることも、歩くこともできずに、ただ地面を這っているだけの子どもたち。
タンザニアという国は貧しいからですか?
そういうことでしょうね。大人が子供を虐待しているわけではないんですよね。貧困からそのようになってしまっている。
タンザニアから比べれば、日本は天国のような国ですね。
でも、日本人の心は荒廃し始めていますよ。カナダのバンクーバーから見ていると実に良く分かりますよ。一見、豊かで平和な国だというのに、近づいて見ると、今、日本では不幸で悲惨な事件がたくさん起きていますよ。
そうでしょうか?
そうですよ!最近の日本の母親にはひどい人が居るじゃないですか!?実の我が子をダムに突き落として殺してしまう。8歳の長男と5歳の長女を41歳の母親がそのようにして殺してしまったんですよ。12月21日、徳島県で起こった事件ですよ。レンゲさんも知っているでしょう?
ええ、テレビで見ました。でも、この事件だけでしょう?
そんな事はありませんよ。1時間もネットで探せば、僕が100日分の記事が書けるほど悲惨な事件を見つけることができますよ。この半年でもっとも僕が驚いたのは次の事件ですよ。
実の両親と妹夫婦とその子供たちを殺し、死体を切り刻み鍋で煮て、ミキサーにかけてジュースにして捨てる。
この死体なき完全犯罪をしようとした43歳の女性は心が壊れているとしか考えられないですよ。
実際にこの犯行を考えたのは内縁の夫だったけれど、その夫の言うままに従ったこの女性の心は、決して正常ではなかったでしょう。
『この病んでいる日本を良くするのはあなたです!』より
つまりね、日本人の心が荒廃し始めているんですよ。
でも、ネットではあまりそのような事はないでしょう?
ありますよ。愚かな低脳児がSO-NETの僕の記事(『パソコンスクールを探していますか?だったら、ここですよ!』)に次のようなコメントを書きましたよ。
女性とセックスするお仕事の募集です。
女性に性的な奉仕をするだけで数万円の収入を得ることができます。
http://mailboy.seesaa.net/
by メールホスト (2006-01-05 13:04)
↑ ↑ 日本人の恥さらしですよね。本人には全く自覚なし!
ここまで愚か者になれる人間が居ます!虫けらよりも劣る人間のクズです!
人類のクズですよ!恥ずかしくないんですかね。
良心も羞恥心も人間の誇りまでも、すっかり捨ててしまったんでしょうね。
日本が経済大国になったとはいえ、こういう人間が出来ちゃったんだから、
日本は結局“精神小国”なんですよね!
これがその証拠のようなものです!
そのため、このコメントは保存します。
バカもここまでやるとバカを極めた事になりますよね!へへへ。。。
顔が見たいでしょう?
あなただってそう思うでしょう?
僕もこのバカ野郎とこの親を並べてドタマを小突いてやりたいですよ!
“オマエたち、タンザニアの死んでゆく子供たちのことを10分でもいいから考えてごらんよ!こんな下らない事を書いていて恥ずかしくないのかよ!!”
この愚か者が読んでくれることを祈っています!
ラーメン。
by denman (2006-01-05 14:19)
僕の記事とは全く関連性がありませんよ。しかも、内容がアダルトなんですよね。書くべきではない所に、このように書いている。日本人の心が荒廃し始めているとしか言えません。しかも、字が書けるというのに、コメントつける時にメールアドレスも書かなければ、URLも書かない人が、最近多くなった。2ちゃんねるの悪い影響が蔓延し始めているんですよ!僕がこれまで日本以外の国からもらったコメントには必ずメールアドレスかホムペのURLが書いてある。日本国内にいる留学生からもらったコメントにもメールアドレスかURLが書いてある。これまでに例外はひとつとしてありません!
日本人は書かないのですか?
海外から比べると極めて少ない。上のコメントを書いてくれたMikiさんは必ず書きます。僕の記事にコメントを書いてくれる人の30%の人がブログかホムペのURLを書いてくれます。でも、残りの70%近い人がメールアドレスもURLも書かない!ひどいのはDEMPA55のように日本国首相の“小泉純一郎”に成りすましてコメントを書く!ばっかじゃなかろか!!!!
めったに驚かないデンマンさんも呆れてしまうわけですね?
その通りですよ!そういうURLもメールアドレスも書けない愚かな連中が、自分では国際人のつもりで僕のことを“井の中の蛙”という者まで居る!ここまで来ると、心の荒廃どころか、オツムの荒廃になってしまう!僕は日本にはしばらく住めませんよ!でも、毎年様子を見に戻っていますがね!そのたびに悲惨な事件をテレビニュースで見て、いや~な気分になりますよ!ほんとに日本は、どこか狂い始めていると思いますよ。
デンマンさん、あまり嫌なことばかり書かずに、少しは気分を明るくして、締めくくってくださいな。
分かりました。Mikiさんに書いた返信をここに書いてこの記事を終わらせる事にしますよ。
Mikiさん、いつもインスピレーションを与えてくれるコメントを書いてくれてありがとう!
僕は黒柳さんのファンですよ。
彼女の本はたいてい読んでいます。
国連の仕事をしている事もあり、日本に居る数少ない国際人の一人でしょうね。
彼女の本を読んでいると、ほのぼのとした“ぬくもり”が伝わってきますよね。Mikiさんが引用したエピソードからも、その“ぬくもり”が伝わってきます。
僕がこれまでに読んだ黒柳さんの中のエピソードで忘れられないものが2つあります。
黒柳さんの性格の中の“天真爛漫・天衣無縫”を僕はその2つのエピソードから感じ取る事ができます。
実は、この“天真爛漫・天衣無縫”というのは僕がレンゲさんにも感じる取ることができるものなんですよ。
だから、もしレンゲさんが黒柳さんが生まれ育ったような “人間的に恵まれたぬくもりのある家庭” に育ったなら、レンゲさんは黒柳さんと同等の、あるいは黒柳さん以上の仕事が出来る人だろうと信じています。
そういうわけで、僕はレンゲさんは“日本のグロリア・スタイナム”になれる素質がある人だと思っているわけです。
僕の忘れられないエピソードの1つは、黒柳さんが小学生の頃トイレの裏で遊んでいて、飛び跳ねて新聞紙の上に狙(ねら)いを定めて着地したところ、そこが汲み取り口で、すっぽりと“ウンチ壷”の中に飛び込んでしまったというものですよ。
これには噴出してしまいました。
普通このようなことは女性が人には話せない苦(にが)い思い出ですよね。それを、あっけらかんとして書ける黒柳さんの性格が実にほほえましいと感じました。
2つ目は成人した黒柳さんがニューヨークでミュージカル“HAIR”を見た時のものです。“HAIR”というミュージカルは出演者が全裸になるんですよね。
黒柳さんは最前列の席に陣取って、オペラグラスを目に当てて素っ裸の男優の一物をじっくりと見続けたというものです。
ひとしきり眺めた後で男優と目が合ったら、向こうがにんまりと笑っていたというのです。
その様子をユーモアを込めながら、面白おかしく書いているのです。普通の女性にはちょっと書けないエピソードですよね。エロい話なのですが、いやらしくなく書けるところが黒柳さんのほほえましい性格なんでしょうね。
いづれにしても、Mikiさん、心にジーンと沁み入るエピソードをありがとう。さっそくMikiさんのコメントを引用しながら記事に書きたいと思います。
Thanx again!
バークレー(デンマン) 2006年1月5日 13:09
『でも、やっぱり寂しくて死んでしまいたい』より
恒例になりましたが、どうしてもレンゲさんの踊りを見たいときには次のリンクをクリックしてくださいね。
『サモアのダンス見てみます?』
(あなたと、ここだけの話しですがねぇ、レンゲさんが、どうしても死にたい理由については明日書きますよ。期待して。。。、と言うのは適切ではないですよね。。。とにかく、明日まで待っていてくださいね。)
レンゲさんの愉快で面白い、そして悩み多いバンクーバーの日々は
次のリンクをクリックして読んでください。
■ 『レンゲのバンクーバー紀行』
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■ 『夢のバンクーバー“後記”』