不幸の中の幸せ
安子さんと睦まじくすると…
僕は自分で言うのもなんだけれど。。。良く描けていると思っているのですよう。安子さんは、僕が描いた上のデッサンが不満なのですか?
わたしは、このとき以来首筋と肩のあたりが凝ったままなのですわ。
じゃあ、指圧にかかればいいでしょう。マッサージ師に揉み解(ほぐ)してもらえば、コリが取れますよう。安子さんがバンクーバーに居るのであれば、僕が揉み解(ほぐ)してあげるのだけれど。。。そのために沖縄へ行く訳にもゆきませんからね。。。
ぜひ、沖縄へやって来ていただきたいのですわ。
冗談でしょう。。。残念ながら僕は沖縄へ行く訳にはゆきませんよう。上のメールの中でも書いたでしょう。町子さんがやって来るのですよう。
あのォ~。。。今度は、町子さんのおヌードを描くのですか?
やだなあああぁ~。。。違いますよう。仕事ですよう。
だったら、その後でも結構ですわ。
その後、桃子さんがやって来るのですよう。
どうして。。。どうして。。。女性ばかりが次々とデンマンさんのマンションへ訪ねてゆくのですか?
あのねぇ~、僕は女性だけを選んで仕事をしているわけじゃないのだけれど、たまたま女性のクライエントが多いのですよう。。。これは偶然ですよう。。。で、不満というのは僕にマッサージ代金を払って欲しいのですか?
いいえ、違いますわ。
じゃあ、安子さんの不満というのは何ですか?
寝そべっているポーズですわ。
ポーズが気に喰わないのですか?
そうですわ。他の女性のおヌードを見ましたけれど、わたしのように寝そべっているヌードなんて一枚もありませんでしたわ。
だから、そこがイイのですよう。。。立っているヌードなんて、面白くも何ともないのですよう。あまりにもありふれていて、とりわけ僕の興味を惹かないのですよう。
それで、わざわざ、わたしに寝そべらせたのですか?
そうですよう。
わたしは違うと思うのですわ。
何が違うのですか?
デンマンさんは、わたしのおなかがポッコリと出ているので、みっともないから寝そべらせたのだと思うのですわぁ。
やだなあああぁ~。。。そのように考えて欲しくないのですよう。安子さんのおなかは確かにポッコリと出ている感じだけれど、この程度ならば、みっともないと言うよりも、むしろ魅力的なのですよう。
だったら、立ったままで描いて欲しかったのですわ。
そういう事は、僕が描く前に言ってくださいよう。
言えませんでしたわ。
どうして。。。?
デンマンさんに逆らったら描いてもらえないと思ったのですわ。
でも、安子さんは満足していたではないですか!次のように言っていたのですよう。覚えているでしょう?
わたしの存在感が
デンマンさんのオツムの中のリストで
上位にランクされたと。。。
わたしは奈緒子さんのように
自信を強めたのですわ。
確かに、わたしはそう思ったのですわ。
だったら、いいじゃありませんかぁ!
でも、デンマンさんの記事を読んでいたらジューンさんのヌードに出くわしたのですわぁ。
私もジューンさんのようなポーズで描いて欲しいのですわ。
あのォ~。。。描き直せ!と安子さんは言うのですか?
別に、命令するつもりではありませんけれど。。。、
あのねぇ~、記事をじっくりと読んでもらえば分かるけれど、これは僕が描いたのではないのですよう。コラージュしてでっち上げたのですよう。
だから、コラージュじゃなくて、ジューンさんと同じポーズでもう一度描いて欲しいのですわ。
なぜ。。。?
なぜってぇ~。。。寝そべっているのよりも、ジューンさんのように大胆なポーズをとっていた方がおヌードらしいのですわ。
分かりました。。。じゃあねぇ、安子さんがこの次にバンクーバーに来た時にでも、時間を作って描きますよう。
いえ、それまで待てませんわ。
どうして待てないのですか?
ヴィラのお部屋に飾っておきたいからですわ。
あのォ~。。。あのォ~。。。この部屋の壁に飾るのですか?
そうですわ。わたしは次のようにポーズをとりますから、このポーズでお願いしますわ。
つまり。。。つまり。。。この部屋で描くと言うことですか?
そうですわ。
。。。つうことわあああぁ~。。。僕は沖縄に行かなければならない。。。そういう事ですよね?
そうですわ。。。うふふふふ。。。
うふふふじゃありませんよう。今年の春から夏にかけて僕はバンクーバーから離れる訳にはゆかないのですよう。安子さんにも、すでに言ってあるはずですよう。んも~~
だから、そこを何とかして。。。
ダメですよう。。。第一、この忙しい時に。。。しかも、めれんげさんと仲直りができるかできないか。。。今は、とっても大切な時なんですよう。も~~。。。こういう時に、安子さんの誘いに乗って、ぇへらぇへら笑いながら、「はい。。。お言葉に甘えて、沖縄へ行かせていただきますう」なんて、甘ったれた事を言ったら、めれんげさんは、また次のようにムカつくのですよう。
やっぱり、デンマンさんは、めれんげさんが怖いのですわね?
違いますよう。。。ボ。。。ボク。。。ボクは。。。あのォ~。。。めれちゃんをメチャ愛しているのですよう。。。うへへへへへ。。。
『嵐の去った静けさ (2009年4月7日)』より
わてが沖縄へ行ってヴィラで安子さんと睦まじくすると、めれちゃんはマジでムカつくよなぁ~?
わたしの立場に立てば、どのような女性でもムカつきますねん。
あのなぁ~。。。それは極めてめれちゃの個人的な反応だと思うでぇ~
男女の愛は閉鎖的なものですわ。
うん、うん、うん。。。めれちゃんの個人的な意見は尊重するでぇ~。。。でもなぁ~、だからと言って、次のようにムカつくのは、めれちゃんらしくないでぇ~
バカバカしい
テーマ: ヲチヲチヲチ~♪
ああ。バカバカしい。
男女の愛が、閉鎖的であるのは当然だ。
それを、狭いなどと、何をぬかしているのか。
人間愛と、男女の愛をいっしょくたにしているアナタは、
本音を語っているのなら、一生誰とも
愛を語れないだろう。
それとも、ただのエロなのか?
もう、バカバカしくて、相手にもしたくない。
そんな低能な方と、かかわっていると、
こちらまで、悪影響をうけてしまいますので。
posted by merange
2009-03-08 18:48:47
『バカバカしい (2009年3月8日)』より
『雨降って仲直り?(2009年4月6日)』に掲載
わたしがムカついてはいけないのですか?
ムカついてもいいけれど、そういう時のめれちゃんは熟女の知性と理性をかなぐり捨てて、別人のようになってしまうのやでぇ~
そうでっかぁ~
そうですがなぁ~。。。めれちゃんが冷静になって物事を考えるときには、次のような理知的な文章が書けるのやがなぁ~
デンマンさん
わたしの短歌が、インスピレーションの
お手伝いになっているのは、
本当にうれしいことです!
でも、最近少しスランプ気味なんです...
なぜでしょう?
私生活が円満だと、創作へのエネルギーが、
鈍ってしまうんですよね。
わたしが自分の作品に、満足できるとき。
それは、ちょっと不幸なときかも。
めれんげ
2009/01/26 1:56 PM
『即興の詩 ゆうべの名残り』のコメント欄より
『不幸って幸せなのかも…(2009年2月1日)』に掲載
今年の1月には、めれちゃんはスランプやったのやなぁ~
それがどうしたのですか?
つまり、私生活では円満やったと言う事やなぁ~。
そうですゥ~。でも、どうして1月に書いたモンを持ち出してきたのですか?
今日のタイトルは『不幸の中の幸せ』やがなぁ~。
タイトルと関係あるのですか?
もちろん、関係あるがなぁ。そやから持ち出しきたのやないかいなぁ。あのなぁ~、人間というのは不完全なものや。過(あやま)ちを犯すこともあれば失敗を繰り返す事もある。
それが幸福と関係あるのですか?
あるのやでぇ~。要するに、100%幸せな人は居ないということやぁ。100%善良な人間が居ないと言う事と同じやでぇ~。
それで。。。?
だから、“不幸の中にも幸せがある”と言う事やがなぁ~。
でも、それって二律背反ですやんかぁ~。
二律背反(にりつはいはん)
同一の判断から導き出された二つの判断が矛盾して、両立できないこと。
三省堂 『新明解国語辞典(第2版)』より
確かに、めれちゃんの言う通りや。不幸の対極に幸福がある。だから、不幸と幸福は全く正反対やなぁ~。それなのに、“不幸の中に幸せがある”なんて言ったら、これは完全に矛盾している。だから、国語辞典に書いてあるように、不幸と幸福は両立できないのや。でもなぁ~、現実には両立する事ってよくあるのやでぇ~。
たとえば。。。?
めれちゃんの詩とわてが書いた詩の中にその具体例が隠れているのやがなぁ~。。。ちょっと読んでみィ~なぁ。
目覚めてひとり
目覚めたときには
あなたはいない
メモひとつ残さずに
わたしはひとりきり
立ちつくすわたしを
あなたは知らない
by めれんげ
2009.01.18 Sunday 10:27 AM
『即興の詩 目覚めてひとり』より
『さみしがり屋のきみへ』にも掲載
(2009年1月26日)
この詩は、端的に言ってしまえば、愛している男に振られてしまった女の嘆きを詠んだものやなぁ~。そうやろう?
そうですゥ~。
自分を愛していたと思った男が何も告げずに去ってゆく。女は絶望して立ちつくしている。そういう不幸を詠(うた)ったものやろう?
そうですゥ~。でも、この不幸の中にも幸せがあるとデンマンさんはおっしゃるのでっかぁ~?
そうやがなぁ~。それで、わては次の詩を書いたのやがなぁ~。
さみしがりやのきみへ
きみは涙をためて
立ち尽くす
目覚めたときに
きみはひとりきり
夕べの、あの優しさは
何だったのだろうか?
夕べの、あのときめきは
何だったのだろうか?
だ~れも居ない部屋の中で
きみは一人になって
涙を流す
でも、きみは一人やないんやでぇ~
見てみいなぁ~
ねねが、きみの足元で
幸せそうに
安らかな吐息を立てて
眠っておるがなぁ~
見てみいなぁ~
タンタンがきみの足元にすりよって
やさしくなぐさめておろうがぁ~
見てみいなぁ~
ニコちゃんまでが
またボールをくわえて
きみとあそぼうとしておるがなぁ~
きみは一人やないんやでぇ~
いつもアルジェの浜辺で
きみのことを
思っている
ムルソーもおるのやでぇ~
(ムルソーのことを知りたいなら、次の記事を読んでね。)
■ 『炎の異邦人 (2007年3月28日)』
■ 『異邦人の夏 (2008年7月18日)』
■ 『萌える慕情 (2008年8月9日)』
『かすれ声とモンスター (2009年1月30日)』より
人間って、不幸のどん底の中では生きてゆけない。気力もなく、体力もなく、精神力もない人は、その不幸の重さに耐えかねて自殺してしまう。でもなぁ、物心ついて、義務教育を終えたミーちゃんハーちゃんならば、誰だって死にたくないものやでぇ~。
そうでっしゃろかぁ~?
めれちゃんは、なんども死のうと思った。。。でも、心のどこかで生きようとして、今でも生きてるやないかいなぁ~!
デンマンさんは、あたしも結局ミーちゃんハーちゃんの一人だと思ってはるのォ~?
うへへへへ。。。わてはミーちゃんハーちゃんを馬鹿にしている訳ではあらへんでぇ~。誤解せんといてぇ~なぁ。
つまり、わたしは、愛していた男に捨てられたと思っているけれど、実はわたしを愛している人、わたしを応援している人はたくさん居る。。。デンマンさんはそう思って上の詩を書いたのですかぁ~?
そうやがなぁ~。目に見えない所に、意外に幸せは転がっているのやがなぁ~。
そうでしょうか?
そうでしょうかってぇ~。。。めれちゃんだって、その事に気づいたから次のように書いたのやでぇ~。