町子さんとエスカルゴ (PART 1 OF 3)
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差出人: "domini@yahoo.co.jp"
受取人: "デンマンさん" green@infoseek.jp
日付: 2009/04/09 11:57 AM
(バンクーバー時間: 4月8日 水曜日 午後7時57分)
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件名:大長寺の桜
去年は真近で見る事ができませんでした。
今年は桜の洞くつ をくぐって ゆっくりと…
突然の風に たくさんの花びらが、スキー場にいるように 白く降って来て
口を開けた、食べてやろうと。 (微笑)
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川っぺり(かわっぺり)に座り、3種類のゼリーフライを 味比べましたよ。
桜だけでは サミシイから 「だんごと酒」。 では無くゼリーフライ。
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おいしかったよー
初めてたべる 鳥正のゼリーフライ(人参とグリーンの野菜がたまに入ってる、)
豆腐屋のゼリーフライ(玉ねぎだか 長ねぎだか シャキシャキ感と甘さ)
いつもの かどやのゼリーフライ。
どこも 同じもので無く 個性的
新しい所を食べられて 嬉しい日でした。
探すの大変だった MAPがバカだから。
3種類食べて 一息ついて 次を買いに行ったけど
やっぱ 見つからないー。
つかれた、 次回にいってみます。
帰り 母の所に寄って 次男坊のグチは言わなかったけど
「電車通学で朝が早い」
と頑張ってる様子だけ 伝えました。
デンマンさんがいたら 桜の下で お酒でも飲んで
付き合わせたのだけど、一人でお花見してきました。
さっき 長男坊と保育園から戻った三男坊が お土産のゼリーフライを食べて、
「どこもおいしー」ですって。
ゼリーフライはソース味のおやつ ですね。
小百合より
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Subj:う~♪~ん。。。小百合さんと一緒に
大長寺の桜の木の下で
花見をした気分になりました。
なんだか酔ってしまったようですよう!
ウイ~♪~。。。きゃはははは。。。
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Date: 09/04/2009 1:59:22 AM
Pacific Daylight Saving Time
(日本時間: 4月9日 木曜日 午後5時59分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com
小百合さんのメールを読みながら大長寺のそばの桜のトンネルがありありと見えてくるようでした。
う~♪~ん。。。そうだよね。あの桜を見ながらゼリーフライを食べたら、確かに一味も二味も違うよねぇ~。
冷めたら、本当にゾウリを食べてるような。。。マジでそんな気がしてくる“まずい”ゼリーフライだけれど、桜を見ながら熱々のゼリーフライが食べられたら最高に旨いと思うねぇ。
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ところで、これは小百合さんと僕だけしか分からないと思うけれど、二羽の白鳥を並んで眺めたあの場所の対岸には、昔、地元では“ドンツク”と言っていた日蓮宗系の神社のような、お寺のようなものがあったのですよう。
しかし、墓場はなかった。
その集会所にあつまって、団扇(うちわ)太鼓を叩いて6人から10人ぐらいが2列縦隊で勤行(ごんぎょう)しながら町を歩いてゆくのです。
“寒の入り”に、それが始まるのだけれど、その団扇太鼓の音を聞くと身震いがする。
そのくらいに寒い時期に、その勤行が始まるのですよ。
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夏は、灯篭(とうろう)流しをやるのです。
ちょうど小百合さんと一緒に白鳥を眺めた対岸で灯篭を流し始めるのですよう。
その“ドンツク”のお祭りが1年に4,5回あったと思うのだけれど。。。
必ず、屋台を引いて“ゼリーフライ(ゼニフライと呼んでいた)”を作る老人夫婦がやって来たものです。
今でも、はっきりと、その夫婦の顔を思い出すことができます。
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小学生の時には、そのゼニフライを食べるのが楽しみでしたよう!
一枚10円だったと思うのですよう。うしししし。。。
ソースをつけて食べたあの味が、懐かしく思い出されてきました。ウマ~♪~
小百合さんと一緒に「珈琲苑」で食べたゼリーフライが一番その味に近かったけれど、それ以上に旨い懐かしい味ですよう。
機会があったら、小百合さんに、ぜひその時の味を再現して僕がゼニフライを作ってみたいですね。
確かに、ゼリーフライはソースが決め手ですよう。
ソースで食べさせるようなものだよね。
エスカルゴと同じですよう。
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あのエスカルゴの缶詰を自分で買ってきて作った時のまずかった事!
あれ以来、僕は二度とエスカルゴを自分で作る気力がなくなりました。
カタツムリの水煮(みずに)なんて、まずくって食べられたものではないですよう!
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「クラウド・ナイン」はバンクーバーのシェラトン・ランドマークホテルの屋上にあるレストラン。
1時間に1回転する展望レストラン。
ゆっくりと、少なくとも1時間かけて食べながら360度のバンクーバーの景色が楽しめる。
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ロブソン・ストリートのクラウドナイン(Cloud Nine)のエスカルゴが、これまで食べたうちでは一番旨い!
あのガーリックソースは、どうしても自分では作れない!
小百合さんがバンクーバーにやってきたら、ぜひ一緒に食べたいと思っています。
ゼリーフライの少なくとも10倍旨いですよう!
あああぁ~。。。思い出すだけで、ヨダレが垂れてきたよう!んも~♪~
しかし、あの行田観光協会のフライマップは、本当に当てにならないよね。
全く、人騒がせなマップだよう!
本当にムカつきたくなるようなマップですう。うへへへへ。。。
もう、あのマップに、お世話になるようなことはないと思うけれど。。。
じゃあねぇ。
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デンマンさん。。。わたしも「クラウド・ナイン」でエスカルゴが食べたいわぁ~。それ程、おいしいおますのかぁ?
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マジで旨いですよう。他の店のエスカルゴが食べられなくなるほど旨いのですよう。ガーリックソースが抜群です。それをパンにつけて食べると、本当にほっぺたが落っこちそうになるのですよう。うしししし。。。
あらっ。。。マジでぇ~。。。?
そうなんですよう。。。町子さんとも、今度一緒に食べましょうね。
今から行きましょうか!?このマンションから回転ラウンジが見えますやんかぁ~。34階ですかぁ~?
たぶん、34階か、35階か、36階ですよう。でもねぇ~、この記事を書き終わるまでは出かけられませんよう。
じゃあ、なるべく短めにお願いしますわ。うふふふふ。。。急に、おなかがすいてきましたわ。
骨折した左足首は、もういいのですか?小百合さんも心配していましたよう。
もう、問題ありしませんわ。すっかり治りました。
骨そしょう症でなくても、女性は子供を産むから、子供にカルシウムを持っていかれるので骨が弱いのですかねぇ~?
そうかもしれへんわぁ。
僕の叔母も子供を立て続けに4人産んだら、カルシウムをずいぶんと持っていかれてしまったようで、40代で総入れ歯でしたよう。
あらっ。。。マジで。。。?デンマンさんの叔母さんってぇ。。。あのォ~、佳代ちゃんのお母さんですか?
そうですよう。
でも、どうして、立て続けに産んだのですか?
あのねぇ、僕のお袋が長女で叔母が一番末っ子なのですよう。かなり年が離れている。なにしろ、僕の外祖母は子供を13人産んだのですよう。そう言う訳で、僕と叔母とは6才しか年が離れていないのですよう。佳代ちゃんは僕の従妹なのだけれど、20才年が離れているのです。だから、僕の姪だと思われてしまって、佳代ちゃんが通っていたバンクーバーの高校の先生などは、未だに佳代ちゃんを僕の姪だと思い込んでいるのですよう。
デンマンさんが親代わりになって高校の父兄会に参加していたので、そう思ってしまったんでっしゃろなぁ~?
そうなのですよう。
それで、おばさんが立て続けに産んだ理由は。。。?
あのねぇ~、叔母にとって中学生の頃一番イヤだったのが授業参観日の日だったと言うのですよう。
どないして。。。?
叔母の母親。。。つまり、僕の外祖母がクラスにやって来ると、どのお母さんよりも年取っていて、まるで、おばあさんのように見えたと言うのですよう。
それで、叔母さんは自分の子供には、そのような思いをさせたくないと、結婚してからすぐに立て続けに産みはったのォ~?
そうなのですよう。
う~ん。。。確かに、中学生頃の女の子は気にするかもしれへん。分かるわぁ~。
ところでねぇ~、僕が生まれて間もない頃、お袋が僕を連れて実家へ帰ると、叔母は僕をおんぶしたくってしょうがなかったと言うのですよう。
もともと、自分の子供が欲しかったのかも…
今夜(2008年7月19日)は、午後10時に、珍しい事に鴻巣市に住む叔母から電話がかかってきました。
半年振りでした。
この叔母は僕のお袋の一番下の妹で、僕よりも6歳年上です。
親戚中で僕とは最も気の合う人物です。
その叔母も暑いと言ってましたよう。
35度と言ったのかな?
なぜか35度と言う数字がオツムに残っています。
零時10分まで、つまり、2時間10分話し込みました。
現在は行田市に編入されましたが
南河原村と言うのが僕の母親の実家があったところです。
もちろん、現在でも、同じところにあります。
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お袋が僕を産んで1年した頃、僕を連れて実家へ帰ると、
7歳の叔母がどうしても僕を“おんぶ”したいと言ったのだそうです。
お袋も、仕方なく“おんぶ”させたとか。。。
近所の人に見せたいと。。。
赤ん坊なのに“わかいし(若者)”のような顔をしている、と近所の人が言ったそうです。
そのような話をしていました。
もちろん、僕には記憶の無いことです。
行田女子高校に入学して初めて僕の家に来たときには、
僕を自転車の後ろに乗せて本町通りの川島本屋まで連れてゆきました。
そこで、スーパーマンか何かの消しゴムのついた鉛筆を買ってくれました。
叔母が16歳のときですから、僕は10歳。4年生ですよね。
まてよう。。。
違いますね。
僕は小学校に上がるか上がらない年頃でしたよう。
だったら、6つか7つの頃のはずです。
第一、小学校4年生ならば、スーパーマンの形の消しゴムがついている鉛筆などもらっても、うれしくも何とも無いはず。
それなのに覚えていると言うことは、小学校1年生の頃の事に違いないですよう。
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だとすると、叔母は中学1年生ですよう。
セーラー服を着ていたから、まず間違いありません。
自転車に乗って僕の家まで遊びに来たのでしょう!
とにかく、この叔母とは、それ以来よく出かけました。
日光に行ったり、上高地に行ったり。。。
そう言えば帝国ホテルで食事した事もありました。
よく喫茶店にも一緒に出かけましたよう。
もちろん、バンクーバーにもやって来ました。
大学生の頃は、とりわけ叔母と良く出かけました。
叔母はちょうど結婚前で、結婚する前に思いっきり羽を伸ばしておこうと言うつもりだったのでしょうね。
知らない人が見れば、僕と叔母は、まさに恋人同士のように見えたでしょうね。
叔母にしてみれば、安心して連れて行ける“ボーイフレンド”だったのでしょう。
ずいぶんとおごってもらいました。
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ある時、今でも忘れませんが、熊谷の駅の近くの“田園”と言う喫茶店に入りました。
その夜、テレビでアランドロンの主演する映画「太陽の季節」(もしかすると「太陽がいっぱい」)をぜひ見たいと言っていたのですよう。
叔母はアランドロンの熱烈なファンでした。
ところが、どう言う訳か、時間に間に合わなかった。
後で、僕のせいにされてしまったのですよう。
それ程見たければ、“これからテレビで映画を見なければならないから、もう出ようね。”
そう言えば良かったじゃないか!
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なぜか、この時の事を何度も聞かされたものです。
どうして、僕が責められるのか、未だに訳が分かりませんが。。。
僕のせいじゃないよう!
電話の声を聞く限り、喫茶店“田園”で話した頃と全く変わっていません。
その声には、今でも夢とロマンを感じます。
2時間10分。
20年以上時計がタイムスリップして
熊谷駅の近くの喫茶店“田園”でダベッた2時間10分でした。
『夢とロマンの軽井沢 (2008年7月19日)』より
叔母さんは末っ子だったので、デンマンさんを弟のように可愛がってはったんやろねぇ~?
町子さんもそう思いますか?小百合さんもそのような事を書いて寄越しましたよう。
(すぐ下のページへ続く)