安子さんと海 (PART 1 OF 3)
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差出人: "domini@yahoo.co.jp"
受取人: "green@infoseek.jp"
日付: 2009/03/31 14:17
(バンクーバー時間: 3月30日 月曜日 午後10時17分)
件名: 粉末ソースで
本当の焼きそばを作ってね
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はい おはようございます
その ご飯おいしいの?
オレンジの皮をとっておいたの?
何のために?
日本では お風呂とか たくあんのぬか漬けに 混ぜたり
乾燥して保存して とっておくけど、
デンマンさんはいつも 冷蔵庫に皮をしまっておくの?
邪魔だねー
粉末ソースで 焼きそばを作って 食べてみてくださいよ。
そんなソース味のみかんチャーハンでなくて…
さゆりより
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Subj:そのうち、マジで本当の“焼きそば”を
作って食べますよう!
きゃはははは。。。
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Date: 31/03/2009 1:02:31 AM
Pacific Daylight Saving Time
(日本時間: 3月31日 火曜日 午後5時2分)
From: green@infoseek.jp
To: domini@yahoo.co.jp
CC: barclay1720@aol.com
今日はランチの時間に4月3日の記事『安子さんとコーヒー』を書いていたのですよう。
■ 『安子さんとコーヒー』
(2009年4月3日)
馬鹿馬鹿しい話だけれど、調子が乗ってきて悪乗りして書いたのですよう。
ユダヤ正教徒のユダヤ人の女性は黒尽(くろづ)くめの服装をしているけれど、フランス人でも黒にこだわっている女性は案外多いものです。
黒と言えば、日本では喪服の色だけれど、フランス人でも黒を着こなして、なかなかシックな女性が居るものです。
このような話を安子さんに話した事があるのですよう。
多分、僕の話に共感したのか?あるいは、以前から黒にこだわっていたのか?
安子さんは黒尽くめで現れました。
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記事の中で使った写真は僕がコラージュして作ったものですが、安子さんほど黒い服にこだわる人を僕は見たことがない。
長女の花子さんも呆れていましたよう。
とにかく、出だしは小百合さんのメールを使って書き始めました。
4月3日の記事をぜひライブドアのブログで読んでみてください。
“呆れた!”小百合さんが、そう言うのが聞こえてくるようです。
きゃはははは。。。
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ところで、ランチの“焼きそばご飯”だけれど、近くのデンマンモールへ食料を買いだしに行くことはできました。
ところが、記事を書くことに没頭してしまって、買い物に行く気になれない。
乗りに乗っている時って、中断して買い物へでも行くと、戻ってきてから、それまでのように乗り乗りになるまでに、かなり時間がかかる。
しかも、熱が冷めてしまうと、馬鹿馬鹿しくなって書けるものも書けない事だってある。
そう言う訳で、サッポロラーメンを買いに行かなかったのですよう。
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しかも、悪い事に雨が降っていた。夜になってから止んだけれど。。。
そう言う訳で、残り物だけで、何とか口に入れるものを作ったのですよう。
でも、腹が減っていたので旨かったですよう。
あの“粉末焼きそばソース”は本当に便利です。
残飯でも、何でも、腹が減っている時には、あり合わせの物をかき集めれば、それなりの料理に化けますからね。
小百合さんの生活の知恵なのでしょうね?!
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ところで、僕のヴィエンナコーヒーは生クリームを使うのではないのですよう。
多分、小百合さんには考え付かないかもしれません?
Sour Creamなのですよう。
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考えてみたら、小百合さんは Sour Cream & Onion Potato Chips が好きだから、僕が考案したサワークリームバンクーバーコーヒーは口に合うかも知れませんよう?!
小百合さんも試してみたら?
今度、機会があったら、佐野か軽井沢で僕が小百合さんのために作ってあげますよう。
うしししし。。。
じゃあね。
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では。。。
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デンマンさん。。。わたしにもヴィエンナコーヒーを入れてくださいな。
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入れてあげたでしょう!
いつ。。。?
やだなあああぁ~。。。もう、忘れてしまったのですか?
だってぇ~、そんなことありましたぁ~?
ありましたよう!思い出してくださいよう。んも~~
デンマンさんと会うのが
最後のアポイントメントなの
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デンマンさん。。。ここでは、なんとなくザワザワして落ち着いた気分でお話しができませんわ。。。もし、ご迷惑でなかったら、デンマンさんのマンションへ行きませんか?
あ。。。あの。。。あのねぇ~、安子さんも忙しいし、僕だってぇ、この後、ブログの記事を書かなければならないのですよう。代理人契約書に安子さんのサインをいただければ、僕の仕事は済むのです。安子さんも次のアポイントメントがあるのでしょうから。。。
いいえ。。。今日はデンマンさんと会うのが最後のアポイントメントなのォ~。。。うふふふふ。。。
あのねぇ~。。。サインだけなのですよう。
わたし、ここでサインしたくないのですわ。
しかし。。。、しかし。。。、あのォ~。。。
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さあ。。。いきましょうか?。。。うふふふふ。。。そこで、アホみたいに口を開けてないで立ち上がってくださいなア。
【とにかく、安子さんは行動力と実行力の人ですからね。僕がイヤだ、と言っても聞き入れません。それで、先に立って歩いてゆくものだから、その後に従って付いてゆくより仕方が無かったのですよう。そう言う訳で僕のマンションにやって来てしまいました。】
わたし、もうコーヒーはけっこうですわ。
でもねぇ~、僕がせっかくヴィエンナコーヒーを入れたのですよう。
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わたし、いただきませんわ。おトイレに何度も何度も行くのは面倒ですから。。。
分かりました。じゃあ、さっそく代理人契約書に安子さんのサインをもらいたいのです。
それは、用事が済んでからにいたしますわ。
あのねぇ~、その用事と言うのは安子さんがこの用紙にサインする事なのですよう。そのために僕はスターバックスに行こうとしたのですよう。混んでいたのでマクドナルドになってしまったけれど。。。うしししし。。。(苦笑)
だから、用事が済んだらサインいたしますゥ。
何の用事ですか?
だから、わたしの用事ですわ。
あのねぇ~、安子さんが、そのようにゴネルと思ったので、このマンションでなくコーヒーショップで会うことにしたのですよう。んも~~
では。。。
あれっ。。。どこへ行くのですか?
デンマンさんのイーゼルを。。。
イーゼルを。。。イーゼルを持ち出してきて、いったい何をしようと言うのですかア~?
決まってるじゃありませんか。奈緒子さんは次のように書いていたのですわ。
杜の都に桜咲く
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ご苦労様、ありがとうございます。
デンマンさんに描いていただいた
わたしのヌードは
のびのびした表情をしていますね。
それまで「鳩胸でっちリ」と言われて
イジメられてばかりいました。
劣等感の塊のようになっていた
みすぼらしいわたしを、
デンマンさんは素敵だと言ってくれました。
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あのホットパンツは
叔母がニューヨークへ行った時に
5番街のサックスで買ってきてくれた
おみやげです。
大切な人のために穿こうと決めていました。
恥ずかしかったけれど、
デンマンさんの目の前で
一糸まとわぬ姿になって、
本当に良かったと思っています。
わたしは初めて
自分の体に自信がもてました。
デンマンさんにヌードを描いてもらって
褒められて、
なんだか大人になったようで
冗談ぬきで、
舞い上がるようないい気持ちです。
デンマンさんの目の前で
思い切って
裸になってよかった・・・
でも、デンマンさんは少々わたしのことを、
買いかぶっておられるんじゃないかと、
少し不安です。
わたしがデンマンさんの“心の恋人”足り得るか・・・
いつか、ガッカリさせてしまうのではないかと、
自分自身の内面を省みて、
心配になっています。
それにしても、わたしは幸せ者です。
桜の咲く杜の都の四畳半で、
わたしはデンマンさんを独占してしまったのですから
本当にありがとうございました。
新年も宜しくお願いします。
奈緒子より
『杜の都に桜咲く (2009年3月20日)』より
(すぐ下のページへ続く)