心にしるす(PART 1 OF 3)
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待ち合わせ
2006.06.15 Thursday 12:21
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きみと会う
昼休みには
いそぎ足
日暮れて今日も
ともに帰りぬ
めれんげ | 短歌 | comments(0) | trackbacks(1)
涙を知らぬ
2006.06.15 Thursday 11:59
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かこち顔
きみは涙を
まだ知らぬ
ひとには見えぬ
わが涙なる
めれんげ | 短歌 | comments(0) | trackbacks(2)
雨とバイク
2006.06.15 Thursday 10:21
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寝過ごして
窓を見上げて
雨音と
真下にきみの
バイクの音する
めれんげ | 短歌 | comments(0) | trackbacks(0)
過ぎ去りし季節
2006.06.15 Thursday 08:54
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過ぎ去りし
季節にわが身
ひとつあり
風は吹きつつ
遠き日のきみ
めれんげ | 短歌 | comments(0) | trackbacks(0)
白き靄
2006.06.15 Thursday 07:49
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夢を見し
われは夢見し
白き靄
声に気づきて
姿もとめん
めれんげ | 短歌 | comments(495) | trackbacks(0)
心にしるす
2006.06.14 Wednesday 07:48
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くちびるの
色は明日にも
かわれども
こころにしるす
ものはかわらず
めれんげ | 短歌 | comments(4) | trackbacks(0)
朝顔
2006.06.13 Tuesday 09:48
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昼を過ぎ
いのち果てるも
朝顔の
あした見せるは
色あざやかに
めれんげ | 短歌 | comments(3) | trackbacks(0)
真夜中の光
2006.06.13 Tuesday 00:45
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走り出す
きみの声聞き
真夜中の
黄色く光る
道を西へと
めれんげ | 短歌 | comments(0) | trackbacks(0)
雨あがり
2006.06.12 Monday 19:23
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傘をとじ
少しはなれた
きみの手に
雨のしずくの
なごりの距離は
めれんげ | 短歌 | comments(670) | trackbacks(0)
きみ住む街
2006.06.12 Monday 17:14
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追いもとめ
歩きつかれて
目をひらく
きみ住む街に
砂ぼこり舞う
めれんげ | 短歌 | comments(0) | trackbacks(0)
旧『即興の詩』より
NOTE:
めれんげさんが会費を滞納したために
削除されてしまいました。
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デンマンさん。。。 わたしの即興の短歌の中で、どないなわけで “心にしるす”を取り上げはったん?
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そやかて、他の短歌に比べて なんとのお心にじんわりと しみ込んでくるやないかいなァ~。。。 次の短歌をもう一度見てみィ~なァ~。。。
心にしるす
2006.06.14 Wednesday 07:48
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くちびるの
色は明日にも
かわれども
こころにしるす
ものはかわらず
めれんげ | 短歌 | comments(4) | trackbacks(0)
なんとのお 心に響くものがあるやろう?
そうですやろか?
めれちゃん。。。、自分で書いておいて なんや無関心やなァ~。。。 もう少し感動したらどうやねん?
あんさんは、どないなところに 感動しやはったん?
あのなァ~、わては上の短歌を読みながら次の話を思い出したのやがなァ~。。。
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その日、私は防波堤から砂浜に駆け降り、風に舞い上がって耳あてのついた帽子のような形になって、ふわふわと飛んでゆくコンビニの袋を追いかけていた。
母がコンビニで買ったアイスクリームを取り出したとき、風にあおられて袋が飛ばされ、私はそれを追いかけているのだけれど、母は防波堤に腰かけ、アイスを食べながらそんな私を見て笑っているのだった。
意外に遠くまで飛んだビニール袋に追いつき、ジャンプしてつかまえたとき、何かが走ってくる気配を感じた。
逆光でよく見えないその何かは、私の足元まで駆け寄って来て止まった。
何?
私が見下ろすと、それは黒い子犬で、その子も私を見ている。
くりくりした黒い瞳。
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前世以来の再会だとでも言うように、その子犬は私をじっと見つめる。
私はドキドキしながら思わずしゃがんで、子犬の頭をなでた。
子犬はぶんぶんとシッポを振り、もっとなでてとばかりに小さな頭を私の手のひらにグイグイと押しつけてくる。
その間も、目はじっと私を見つめている。
私の中に何かが流れ込んでくる。
この子を連れて帰りたい!と思わず抱き上げると、私の腕の中で子犬は安心したように丸まった。
「つかまえてくれて、ありがとう」
声のほうを振り返ると、セーラー服の女の人が私の横にいた。
「ダイスケが人になつくの、はじめて見た」
女の人が両手をさしのべるようにすると、それに反応して子犬は私の腕をすりぬけて、ピョンと彼女の胸に飛び込んだ。
私は放心してしまって、ただそこに立ちつくしていた。
彼女は子犬の前足を持ち、「バイバイ」と振った。
私も「バイバイ」とつぶやき、遠ざかってゆく子犬を、姿が見えなくなるまで見つめていた。
「行こうか」
いつのまにか横に来た母に肩を叩かれた。
「見た? 今の犬見た?」
私は興奮していた。
「見てたよ。 あかりは犬、怖くないんだね」
「かわいい……」
私を見つめていた黒い瞳。
腕の中にいた温かみと重み。
それから私は街や海辺で犬を見かけると、じっと見つめてしまうようになった。
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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
12-13ページ 『犬と私の10の約束』
著者: 川口 晴
2008年2月25日 第11刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋
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デンマンさん。。。あんさんは犬を飼いはってるのォ~?
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いや。。。わてのマンションではペットを飼ってはダメちゅ~ねん。
ペットを飼ってもええところに移ればええやん。
いや。。。それほどまでしてワンちゃんを飼おうとは思ってへん。
あんさんは動物が好きとちゃいますのォ~?
もちろん犬や猫は可愛いと思うでぇ~。。。そやから、上のエピソードを読んだら、なんとのう、こうして記事で取り上げたくなってしもうたのやァ。。。 上のエピソードを思い出してから、今度は めれちゃんが飼っている3匹のニャンニャンのことが想い浮かんできたのやがなァ~。。。
美女にゃ
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我が家の長女猫です!
親バカですが、
とびっきりの美猫です
おまけに頭脳明晰!
ふと気付くと、
見とれていることも…
by めれんげ
2008.07.20 Sunday 14:10
『即興の詩 美女にゃ』より
『美女猫』に掲載
(2009年10月19日)
(すぐ下のページへ続く)