無我の愛と自我の愛(PART 1 OF 4)
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デンマンさん。。。 今日は あんさんに質問がありますねん。
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ほォ~。。。 改まって めれちゃんが わてに訊きたいことがあると言うのんかァ~。。。?
そうですう。。。
その質問というのは いったい何やねん。。。?
先日、あんさんが卑弥子さんと次のように対話しているのを読みましてん。。。
アショーカ王の愛と苦悩
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なるほどォ~。。。 つまり、人間とは愚かなもので戦争が悪いことと知りながら、未だに戦争や紛争が絶えない。。。 しかし、アショーカ王は、戦争の無意味さと悲惨さに すでに紀元前260年に気づいたのですわねぇ~。。。
そういうことですよ。。。 アショーカ王はカリンガ地方に征討を行ったが、その際の戦いがもたらした悲惨な状況に心を痛め、それを契機として仏教に改宗し、仏教教団と密接な関係を持つようになったのです。
人類の長い歴史の中でも、そのような王様はあまりいないですわよねぇ~。。。 アレクサンダー大王も、ナポレオンも、それにヒトラーも、戦いに明け暮れて、それで死んでしまったにのですものねぇ~。。。
そうですよ。。。 でも、アショーカ王は、すでに紀元前260年に人間の愚かさに気づいたのですよ。。。 第一次世界大戦の時に伍長だったヒトラーなどは、全く気づいてない!。。。 それで、もう、何が何でも戦い抜いて第三帝国を立ち上げて世界を征服しようなどという、アショーカ王が生きていたら“オマエは馬鹿かあああァ~!?”と言われてしまうような妄想に取り付かれてしまったのですよ。
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つまり、科学技術は目覚しい発展を遂げたのに、人間の心は紀元前260年頃とあまり変わっていないということなのでござ~ますわねぇ~。。。
そういうことですよ。。。 上のヒトラーの演説を聞いても、アショーカ王よりもマジで愚かですよ。。。 自分では全く気づいていないのです。。。 英雄のつもりなのだから。。。 伍長の妄想ですよ。。。
なるほどォ~。。。 ところで“アショーカ王の愛と苦悩”というタイトルでござ~ますけれど、アショーカ王も愛に悩んだのでござ~ますかァ~!?
もちろんですよ。。。 愛に苦悩したのですよゥ。。。
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。。。んで、アショーカ王はどのように愛に苦悩なさったのでござ~ますかァ~?
あのねぇ~、卑弥子さんは“可愛さ余って憎さ百倍”という故事を聞いたことがありますか?
ござ~ますわァ~。。。
それならば、話は早いですよ。。。 例えば、僕が卑弥子さんを熱烈に愛してしまったとします。
うふふふふふ。。。 マジで。。。?
例えですよ。。。 例えばの話です。。。 そのようにヨダレをたらして うれしそうな顔をしないでください。。。
わかりましたわ。。。 それで。。。?
でも、ひょんなことから卑弥子さんが他の男に浮気をしてしまった。
そのような事は絶対にござ~♪~ませんわァ~。。。
だから、例えばの話ですよ。。。 すると、例え僕がどれほど。。。死ぬほどに卑弥子さんを愛していたとしても。。。、いや。。。 熱烈に愛していたからこそ、今度は浮気をした卑弥子さんが百倍も千倍も憎くなってしまう。。。 もしかすると、僕は悲観して卑弥子さんを殺して、僕も自殺するかもしれない。
あらっ。。。 マジで。。。?
いや。。。 例えばの話ですよ。。。 僕は絶対に自殺するような事はありません。。。 浮気した卑弥子さんを殺したとしても、僕はヒトラーのようにエヴァ・ブラウンを殺して自殺などしないと思うのですよ。
つまり、デンマンさんは何が何でもしぶとく生き抜くのですわねぇ~。。。
現実の僕は、そうだと思うのですよ。。。 でもねぇ~、もしかして卑弥子さんを熱烈に愛してしまうと、僕はオツムが可笑しくなって、浮気した卑弥子さんを憎んで殺して、僕も自殺してしまうかもしれません。
分かりましたわァ~。。。 んで、アショーカ王の愛の苦悩はどうだったのでござ~ますか?
だから、アショーカ王も熱烈に愛した女性が浮気するのを見て苦悩したわけです。
それで。。。?
アショーカ王はヒトラーと違って、カリンガ地方に征討を行ったが、その際の戦いがもたらした悲惨な状況に心を痛め、それを契機として仏教に改宗し、仏教教団と密接な関係を持つようになったのですよ。。。 だから、ヒトラーのようにエヴァ・ブラウンを殺して自殺などしないのですよ。
要するに、アショーカ王はどうなさったのでござますかァ~?
あのねぇ~、アショーカ王は悩んだ挙句 悟ったのですよ。。。 愛は憎しみと背中合わせであり、いかなる愛もその中に憎しみを可能性として秘めていると。。。
あらっ。。。 アショーカ王はマジでそのように お悟りになられたのでござ~ますかァ~?
そうなのですよ。。。 愛が深ければ深いほど憎しみの可能性も大きくなる。。。 それは、愛が本質的に自己を愛することを中心としているからである。。。 アショーカ王は、そのように悟ったのですよ。
つまり。。。、つまり。。。、アショーカ王は慈悲の心に目覚めたわけなのでござ~ますわねぇ~。。。!?
そうなのですよ。。。 さすがァ、京都の女子大学で腐女子たちに「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授ですねぇ~。。。 突き詰めたところ、自己愛、すなわち自我がもとにある愛に対して、アショーカ王は無我の愛である慈悲に目覚めたのですよ。
あらっ。。。 そうだったのでござ~ますかァ? つまり。。。、つまり。。。、デンマンさんも慈悲の心であたくしを愛してくださるのでござ~ますかァ~?
卑弥子さん。。。、 卑弥子さん。。。、 やだなあああァ~。。。 夢見る乙女のように。。。 ヨダレをたらしながら。。。 そのように微笑(ほほえ)まないでくださいよゥ!。。。 んもおおおォ~。。。!
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『アショーカ王の愛と苦悩』より
(2016年2月19日)
確かに、卑弥子さんとアショーカ王の愛と苦悩について上のように語り合(お)うたのやァ~。。。 そのことで めれちゃんはわてに訊きたいことがあると言うのんかァ~。。。
そうでおますう。。。 まず、質問の前に あんさんは次のように言うてましてん。。。
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愛は憎しみと背中合わせであり、いかなる愛もその中に憎しみを可能性として秘めていると。。。
それは、愛が本質的に自己を愛することを中心としているからである。。。 アショーカ王は、そのように悟ったのですよ。
突き詰めたところ、自己愛、すなわち自我がもとにある愛に対して、アショーカ王は無我の愛である慈悲に目覚めたのですよ。
確かに、わては上のように言うたでぇ~。。。 それが めれちゃんにとっては不満やのかァ~?
要するに、あんさんが言いたい事は、自己愛、すなわち自我がもとにある愛に対して、アショーカ王は無我の愛である慈悲に目覚めた。 そやから、自分を愛するということよりも“無我の愛”が大切やと、あんさんは言いたいのやないかいなァ~。。。
うん、うん、うん。。。、確かに、そういう事やなァ~。。。
そやけど、かつて あんさんは次のように言うてましたのやでぇ~。。。
ニーチェとめれちゃん
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■『実際のサイト』
あらっ。。。 わたしが立ち上げたサイトやおまへんかァ!
そうやァ! めれちゃんが何か やらかすやろうと わては思っておったのやァ。。。
どうないなわけで、そう思いはったん?
めれちゃんが次のようなコメントに書いていたさかいになァ。
めれんげより:
2013年10月31日 7:15 PM | 返信 編集
めれんげです。
この記事読んで、ドッキリ(;一_一)ですよ。
図星を突かれたと言うか・・・
”めれちゃんは自分のおかれている
現実にたいして
多くの不満を持ち、
そのうち想像と妄想を結実させ、
「乱交パーティー」を書いた。
人の欲望、不平、不満は、
時に妄言などを生み出し、
何らかの「アンチ」な行動に向かわせる。
それが社会を動かす力となるか、
ただの変人呼ばわりで終わるかは、
本人の死後、評価が決まるかもしれない。”
デンマンさん・・・
さすがと言うか、「めれんげオタク」ですね。
わたしのネット関係での、
最も古い知り合いの方たちの中の、
長老がデンマンさんですよ・・・
参りました(>_
denman705より:
2014年1月10日 3:23 AM | 返信 編集
はい、はい、はい。。。。
これからも、さらにルンルン気分で、マイペースで元気良く
『即興の詩』を更新してね。
めれちゃんは自分のおかれている
現実にたいして
多くの不満を持ち、
そのうち想像と妄想を結実させ、
「乱交パーティー」を書いた。
人の欲望、不平、不満は、
時に妄言などを生み出し、
何らかの「アンチ」な行動に向かわせる。
それが社会を動かす力となるか、
ただの変人呼ばわりで終わるかは、
本人の死後、評価が決まるかもしれない。
。。。ですからね。
きゃははははは。。。
じゃあね。
『乱交パーティーとめれちゃん』のコメント欄より
(2013年10月5日)
上のコメントを読みはってぇ、わたしがサイトを立ち上げると思いはったん?
それに、めれちゃんは次のニーチェの言葉も じっくりと読んださかいになァ。。。
(すぐ下のページへ続く)