悲愴と白鳥(PART 1 OF 3)

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デンマンさん。。。 どういうわけで “悲愴と白鳥”というタイトルにしたのですか?

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どうしてだか判りますか?
判らないからデンマンさんに訊いているのですわ。
あのねぇ~、実は先日、バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのですよ。

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■『実際のカタログページ』

あらっ。。。 『チャイコフスキー (Tchaikovsky)』というロシアの映画ですわねぇ~。。。

そうです。。。
デンマンさんはロシア語もしゃべれるのですか?
一応、学生時代にロシア語も勉強して A をもらいましたが、もうほとんどしゃべれません。
謙遜しているのですか?
いや。。。 マジで忘れてしまいましたよ。。。 言葉というのは使ってないと忘れてしまいます。。。 ジューンさんだって、日本語を使ってないと忘れるでしょう?
そうですわねぇ~。。。 で、2月1日に上の映画を見て感想を書き込んだのですか?
そういうことです。。。

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ピョートル・チャイコフスキー

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(1840年5月7日 - 1893年11月6日)
叙情的で流麗・メランコリックな旋律や、絢爛豪華なオーケストレーションなどの要因で人気の作曲家となっている。
またリズムの天才と言われ、一つのフレーズを発展の連結にしたり、半音階上昇させたり、または下降させたりと他の作曲家には見られないものがある。曲想はメルヘンチックであり、ロマン濃厚な表情が見られる。
作品は多岐にわたるが、とりわけ後期の交響曲・バレエ音楽・協奏曲などが愛好されている。
チャイコフスキーの繊細な心はあらゆる弱いものに向けられた。
孤児や可哀想な動植物、同性愛などへも、彼らに理解を寄せて共に時間を過ごす事もあった。
しかし、その弱いものへの深い愛情と共感について日記や手紙において熱烈な表現を使ったために、様々な憶測を呼んだ。
その手紙により、彼が晩年に男性への愛情を注いだに違いないと推測された人物は、実際のところ聾唖(ろうあ)の障害がある少年であった。
最後の交響曲である交響曲第6番『悲愴』も、初演時の聴衆の反応は好ましいものでなかったとされる。
不評の理由は作品のもつ虚無感と不吉な終結によるものと思われる。
しかし、世評を気にしがちなチャイコフスキーも『悲愴』だけは初演の不評にもかかわらず「この曲は、私の全ての作品の中で最高の出来栄えだ」と周囲に語るほどの自信作だったようだ。
チャイコフスキーのバレエ作品としてのみならずバレエの演目の代表として知られる『白鳥の湖』も1877年のボリショイ劇場での初演は失敗に終わり、たいへん意気消沈した彼は再演を拒否するほどであった。
しかし不評の原因は振り付けや演奏などの悪さによるものであり、死後2年後にマリウス・プティパらが遺稿からこの作品を発掘し、振り付けなどを変えて蘇演した。
この公演はたいへんな人気を博し、以降もたくさんの振付師が、独自の作品解釈でこの作品の振り付けと演出に挑戦している。
現代では『白鳥の湖』はもっとも有名なバレエの演目のひとつであると同時に、多くの舞踏家振付師の関心をひく端倪すべからざる作品となっている。
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一番有名なのはバレエ音楽で、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」の3曲はチャイコフスキーの三大バレエ(人気のうえでは、すべてのバレエの中の三大バレエでもある)として、その旋律は世界中で知られている。
上演の頻度が高いだけではなく、組曲やハイライト、単独曲の形で演奏会で取り上げられるケースも多く、全曲盤を含めた録音も数多い。
その他、室内楽などにも秀逸な作品を残している。
芳醇な和声感覚は他の追随を許さず、当時ロシアの大作曲家であったアントン・ルビンシテインの才能ですら凌駕した、早熟な才能であった。
欧米において「くるみ割り人形」はクラシック音楽の年末(クリスマス期)の定番(日本における「第九」のような位置付け)になっており、年末になると頻繁に上演される。
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出典: 「ピョートル・チャイコフスキー」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジューンさんもチャイコフスキーの曲を聴くと思い出が甦(よみがえ)ってくるでしょう!?

どうしてデンマンさんはそう思うのですか?
やだなあああァ~。。。 ジューンさんは意外と忘れっぽいのですねぇ~。
わたしが何を忘れているとデンマンさんは言うのですか?
ジューンさんは次のように書いていたのですよ。

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白鳥の湖

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こんにちは。ジューンです。
小百合さんは軽井沢に
別荘を持つ事を夢見ているのです。
あなたは軽井沢に出かけたことがありますか?
私はデンマンさんとご一緒に
一度だけ訪れたことがありますわ。

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この湖は“Swan Lake”という
英語名がついているのですわ。
昔、宣教師の方が軽井沢に別荘を持っていたのですって、
その家族の人たちが名づけたらしいのですわ。
10月でしたが、紅葉が見ごろになっていました。
まだ冬景色には程遠かったのですけれど、
湖にしては小さなその池のほとりに立ったら、
どこからともなく白鳥が飛んできそうな感じがしましたわ。

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そう言えば、バンクーバーのクイーン・エリザベス・シアターで
デンマンさんとご一緒に
バレー『白鳥の湖』を見たことがありましたわ。
あの時のチャイコフスキーの曲が聞こえてきたものですわ。
それで、私はいつになく感傷的になったことを覚えています。
『雲場池の巡り合い』より
(2009年1月15日)

『ウィキペディア』にも一番有名なのはバレエ音楽で、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」の3曲はチャイコフスキーの三大バレエとして、その旋律は世界中で知られている、と書いてあるのですよ。。。 だから、当然 ジューンさんもバンクーバーのクイーン・エリザベス・シアターで僕と一緒に見た『白鳥の湖』を覚えていたわけですよ。。。 そうでしょう!?

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デンマンさんは ずいぶん昔のことをよく覚えていますわねぇ~。。。

やだなあああァ~。。。 ジューンさんが雲場池のほとりに佇(たたず)んで感傷的になり『白鳥の湖』のメロディ~に涙を浮かべていたのは まだ7年前のことですよ。
ネットで3年前は一昔ですわァ~。。。 だから、7年前は大昔ではありませんか!? うふふふふふふ。。。
つまり、ジューンさんは、ケロリと忘れてしまったのですかァ~?
もちろん、上の記事を読んだら思い出しましたわ。
そうでしょう。。。 忘れてもらっては困るのですよ。。。 せっかく、ジューンさんのためにチャイコフスキーを取り上げたのだから。。。
あらっ。。。 わざわざ わたしのためにチャイコフスキーを取り上げたのですか?
そうですよ。。。 ジューンさんが、また感傷に浸って涙を浮けべてうれしがるのではないかと思ったのです。。。 うししししし。。。
デンマンさん!。。。 同じ柳の下にドジョウはいないものですわァ~。。。
あれっ。。。 ジューンさんは気の利いた日本語の諺を知っているのですねぇ~。。。
デンマンさんが教えてくれたのですわァ~。。。 忘れてしまったのですかァ~?
いや。。。 僕はジューンさんに日本語の諺を教えたことはないはずです。。。
とにかく、どういうわけでチャイコフスキーなのですか?
だから、チャイコフスキーを取り上げればジューンさんが泣いて喜ぶと思ったのですよ。 (微笑)
デンマンさん! いつまでも冗談を言ってる場合じゃありませんわ。。。 デンマンさんの記事は それでなくても長いと苦情が出ているのです。。。 余計な事は言わずに細木数子さんのようにズバリ!ズバリ!と本題に入ってくださいなァ~。
あのねぇ~、チャイコフスキーの白鳥を見て僕は感激したのですよ。。。 その時の事を書き出すのでジューンさんも読んでみてねぇ~。。。
(すぐ下のページへ続く)