獲得された絶望感(盲人ウエカジ公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と・・・~

フェアリーズ ライブ2015 KISS ME BABE@なんばハッチ に行った。

2015-03-15 23:27:33 | コンサート舞台
フェアリーズに見習うべきこと

 2年前ぐらいに宮本佳林がJuice=Juiceのエースとしてデビューした当時、雑誌のインタビューで、広瀬香美さんの歌がうまくなる本や広瀬さんのNHKのボイスレッスン番組をよく見ていたと答えていた佳林。佳林は歌手なのでいろんあな歌い方を勉強してるんだとおもう。それでなぜに広瀬なのか?広瀬といえばもう20年以上前のロマンスの神様でブレークした高音がきれいな歌手。なぜ広瀬なのか、きっかけは、佳林はフェアリーズっていう女性アイドルグループの歌を聞いて、歌い方がうまい、そしてコノフェアリーズは広瀬さんからボイストレーニングをうけていると知って、佳林は本を買ったり、番組を録画したりしたっとのこと。

 佳林がうまいとおもったフェアリーズの歌声を聴きたくて、youtubeでスーパーヒーローという曲をきいてみて、たしかにうまいなと思った私。じゃぁ生で聞いてみよう。たまたま1か月前に毎週日曜日のスポーツジムのエアロバイク1時間こいでいるときに録画していたMBSラジオヤングタウン土曜日を聞いていて、その番組の途中にCM。フェアリーズが3/15に大阪なんばハッチでコンサートをやる。これはいかなきゃとチケットをぴあで買って今日いってきたわたっしデスペア。

 事前にサンデープロモーションという興行会社に電話して、視覚障害者なんでオールスタンディングだともみくちゃにされてあぶないので、すみのほうのスペースをあけてもらえませんかとお願い。車いすスペースがあいていたらそちらに案内します。だけど車いすの人が多くてそのスペースがあいてなかったら申し訳ありませんとのこと。

 今日いってみて、車いすの人が2人いて、その人たちで1階客席のスペースはいっぱいで私の場所はないとのこと。そこで提案されたのが、2階席。たしか2階席のチケットは販売されていなかったなとおもって聞くと、関係者回宝石ととのこと。150席のうち、2階席には30人もいなかったかな。メンバーに大阪主神の子がいるらしく、その親戚や学校の先生みたいな人がきていたようだった。

 私の前のほうの席には若いお母さんと小学校低学年ぐらいの男の子。この男の子がときどきVTRを見てケラケララと言うこどもっぽい笑い方をしていてかわいらしかった。VTRに映る親戚のお姉ちゃんがとぼけていたりするのがおもしろいんだろうな。ライブ本編まんなかに、メンバー衣装替えのためかVTRが5分ぐらい流れる。メンバーの2人がDJピョンとDJスカイと名乗って、フェアリーズのライブレッスン風景をレポート。最後にその2人はフェアリーズの中で誰が一番お気に入り化互いにたずねて、もちろん本人の名前をあげる。ただこのVTRの設定では、このDJ2人とメンバーは別人ということで、ちょっととぼけた感じで、自分自身をお気に入りという。DJスカイはそらという名前をもじったもので、DJスカイはだれがお気に入り?と聞かれて、やっぱりそらちゃんかなと言っていた。そのときに、私の前の男の子がこどもっぽい笑い声でわらっていた。こどもにちんちんうんこと言えば100%ケラケラ笑うような笑い方だった。大人からしてみればおもしろくないけどこどもは笑う。うらやましいな。

デスペア的はじめてのフェアリーズライブ見るポイント。
1、客層にびっくり
 17時開演で今日はこの1公演のみ。16時すぎになんばハッチについて客がどんどん入場していくのをじっとまっている私デスペア。網膜色素変性症な私。四角障害がありどんな客層かわからない。ただハロー特有の30代や40代のおっさんが入場開始してるのに、入場せずに広場でだべっていたりする光景はなかった。みんなおとなしく粛々と整理番号がよばれたらすんなり入場していた。

 整理番号は1060番ぐらいまでよばれていたけど、最後のほうは当日券なので、実質客入りは1000名弱ってとこかな。1階オールスタンディングで2階席は関係者席のみでチケット販売なし。1日1公演とはいえなかなかの客入り。ハロプロだと、ベリや℃-uteが3年ぐらい前にライブやっていて、1階席の前方は椅子席がでて、2階席ファミリ席で1日2公演。1公演あたりの客入りは700ぐらいだとおもう。

 客が入場して入場列がなくなって私も入場。スタッフに手引されての入場。まずびっくりしたのが、ドリンク台500円がいらないってこと。なんばハッチは500円のドリンク台がチケット代とは別に入場時にはらわないといけないとおもっていた私。びっくり。

 そしてスタッフに手引されているときに、そのスタッフに客層を聞くと、女性が6割りぐらいですとのこと。これにもびっくり。

 ライブはじまって、歓声をきいたら女性の声はすっごく若い声ばかり、黄色い声援というか、女子中高生が体躯歳でクラス対抗リレーを応援しているかのような声。これにはおどろいた。開演前にまもなく公演開始ですの影アナのあとに、客席の一部上手前方の集団が、フェアリーズ!フェアリーズ!とアンコールみたいに連呼する。

 ハローでは、開演前に私のような頭のネジを一本ぬいてきたものたちが、おのおのメンバーの名前を連呼しだすが、そういうのはフェアリーズではなかった。そのかわりにフェアリーズの連呼。この連呼も女子中高生みたいな声だった。というのもハロならいきなりひとりがいちゃんいっちゃんいっちゃんいっちゃんとか、れなこーーとか叫びだすんだけど。今日のフェアリーズの連呼は、小声でセーノと言っって声をはじめからあわせて連呼していた。ひとりならはずかしいけど、友達と一緒なら叫べるという女子中高生によっくあるパターン。ほほえましかった。たぶん5人ぐらいの女子が必死にれ連呼していて、そのとりまきか中仲間の男性がそれに続いて連呼していた。

 おーこれがフェアリーズファンかとおもったが、このフェアリーズ開演前連呼はこのグループだけで、ほかの客はぜんぜん叫んでなかった。3/3の日本武道館のベリラストライブでの開演前のベリーズイクベをきいていたから、ちょっとものたりなかった


 あと、アンコールも、その女子グループと、もうひとつ下手の女子グループとあと数グループの男性グループがアンコールアンコールと連呼するも、ほかの客はあまり同町してなかった。ハロでも最近アンコールがおきまりになって、別にアンコールいわなくてもどうせメンバー出てくるんでしょとわかっているから、あまり必死でさけぶ人はすくない。ただハローのアンコールは客席のいたるところからひとりひとりががんばって声をあげているけど、フェアリーズの場合は、あるグループごとががんばってアンコールを連呼していた。そのグループが5つぐらいあって、たがいにほかのグループのアンコールはきいていないかのように、一体としてはまとまりがなかった。こんなまとまりのないアンコールはじめてだった。

 ハロヲタはさすが高齢者?だけあって、年をとっている分まわりにあわせるということをするけど、フェアリーズの客層は若い子が多く、しかも女子なので、その女子の仲間グループでアンコールが成立していて、ほかのグループのアンコールと合わせようとする気がほとんどないようだった。これにもびっくり。女子はとくにs女子中高生はグループをつくってそこで関係性が簡潔してしまってほかのグループとの接点はなくてもやっていけるみたいなところがあると思うけど、まったくその通りのアンコールだった。

 フェアリーズライブにもハロヲタの精鋭たちをおくりこみたいとおもった。開演前にはやっぱりいっちゃんいっちゃんいっちゃん連呼男と、あと生き別れたこどもをやっと引上げ船からおりてくる中から見つけた母親みたいに熱情的に叫ぶれなこーーーーー女性。まずはこの2人をフェアリーズライブに連れて行きたいな。フェアリーズファンは、ステージにメンバーが登場したらおもいおもいにキャーーとかももかーーとか叫ぶけどそれはあくまでっ黄色い声援として、ハローの声援は黄色い性胃炎ではなく、どこかなぜか物悲しい、必死さというか、信念というものが声援には必須。

 あと、アンコール時には、いきなり笛をとりだしピッピと勝手に音頭をとりだすハロヲタ。あるいはどこからか提灯をとりだしてアンコールのリズムをとりだすヲタ。彼らをフェアリーズライブにも送り込みたいな(笑)。

 まとまりはフェアリーズファンはあまりなかったけど、しかしメンバーが登場したときの歓声はすごかった、ハロ現場ではきいたことないような、かわいた歓声、ビートルズ来日武道館での歓声のようなキャーーという悲鳴のような歓声があがっていた。これにはびっくりした。ほんとにキャーーっていう感性ってあるのね。客層の4割は男性だけど、その男性の歓声も、ハロ現場での「ウォーー」というのではなく、キャーーとにたようなかわいた歓声だった。はじめとおわりの歓声はすごかった。そんなに声がでるんだったら、もっと開演前とアンコールの声あわしたらいいのにって思うほど。ステージにメンバーがいてこその黄色い歓声なんだね。

2、歌声
 そうそうフェアリーズの歌声を聴くために今回のライブに行った私デスペア。まず全体をとおしてフェアリーズの楽曲は、いわゆるアイドルポップス、JPopとはちょっとちがう。ポップスだと、AメロがあってBメロがあってサビ、そしてまたABそしてサビおちさびというようなパターンが定型化しているけど、フェアリーズはこういったパターンの曲はまったくなかった。

 よって、BメロでのPPPHとかサビでのコールとかなかった。これにはびっくりした。ただ最後のほうの曲でオーイングが数回ある曲と、メンバー紹介的な曲があってそこではメンバーの名前コールをいれていた。その2曲だけだった。

 それ以外はというと、フェアリーズの曲は常に8ビートか16ビートのベースオンがずっと流れていて、そこに歌がのっかている感じの曲ばかりだった。ハロでいうとアプガをより洋楽っぽくしたようなダンスミュージックというかクラブミュージックみたいな曲がほとんどだった。

 そしてそのビートにあわせて、キチtとキチっとビビットに歌をのせていく感じの歌い方だった。歌のフレーズのひとことひとことがはっきりと歌われている。発声もしかkりしていて声量があってハリがあって、メンバーみんなアイドルにありがちなちょっと鼻にかかった歌い方をしている子はだれ一人いなかった。たしかに広瀬香美みたいな歌詞の一言めをはっきりと歌い上げる歌い方のフェアリーズ。2年前の空気がぬけるような歌い方の植村あかりがもしフェアリーズにまざったらすっごく割る目立ちする感じ。メロディーにのせて歌詞を歌い上げるというよりも、、ビートにのせて歌詞も刻んでいくっていう歌い方だった。

 佳林がフェアリーズの歌い方をうまいと思うのもうなずける。ハローではあまりこういった歌い方をするメンバーはいないね。

 ハローの楽曲はほとんどがつんくで、つんくの仮歌デモテープを聞いてハロメンは歌を習得してレコーディングにのぞむ。どうしてもハロメンはつんくの歌い方に影響される。高橋愛も卒業後いっていたけど、ミュージカルで歌うとどうしてもハロのときのくせがぬけない、演出家さんにもそのことを指摘されると言っていた。つんく節というのか、歌詞の最後をしゃくりあげるようなあの歌い方。しゃくりあげるからどうしても歌詞のフレーズのうしろにアクセントがくる。そんなハローの曲になじんでいるとたしかにフェアリーズの歌い方は新鮮だろうね。

 フェアリーズはしゃくりあげもしないし、ビブラートもきかせない。ひたすらビートにあわせて歌詞をたんたんときざんでいく。声量もほぼ一定でずっとそのビートを刻んでいく。結構つかれるような歌い方。つねにググググッとこっちに歌がせまってくるような感じ。迫力がある。

 声量がないと悩んでいた数年前の佳林がこのフェアリーズの歌い方にあこがれるのもうなずける。

 最後まであの迫力ある歌声でずっと歌っていてあおりもいれていてフェアリーズやるなとおもった。

 ただハロの楽曲ばかりここ10年以上聞き続けていて、私の耳がつんく楽曲になれきってしまったのか、なんかものたりない感じがした。特にメロdィーに胸キュンがぜんぜんなかった。私がアイドルソングにもとめるものは胸キュンセンチメンタル、もうもどらないあの時の気持ちを感じさせてくれるあるいは、いまその感情を感じているハロプロメンバーを見てあぁ一瞬のきらめきがいとおしいと感じるこの気持ち。そういったものがフェアリーズの楽曲からは感じられ中田。

 でも考えてみれば、現役の女子中高生にしたら胸キュンセンチメンタルとかどうだっていんだな、だって彼女たちはまさにいまがすべてでいまが輝いているから。

 フェアリーズファンがもしもハロプロ研修生のテーブル席空いててもカウンター席とかきいても、はぁ?なんなのその幼稚な歌詞はって一蹴うされそうだな。あくまで私はアイドルソングからもうもどらんあいのころ、ファンタジーをもとめているんだけど、フェアリーズファンはファンタジーよりもリアルを求めてるんだろうな、客がもとめるファンタジーを提供するためにファンタジーでありつづけるハロプロメンバーと現役女子高生がもとめるかっこよさとおしゃれを提供するフェアリーズではだいぶスタンスがちがうな。

 Juice=Juiceの金澤朋子が素人時代にフェアリーズのおっかけをやっていたのもうなずける、そしてJuice=Juiceも女性ファンを増やそうと女性限定無料イベントとか定期的にひらいているからもしかしたらJJもフェアリーズみたいに同世代の女子から人気を得たいのかも。でもやっぱりハロプロの女性ファンってのはリアルじゃなくてファンタジーを求めてる女性がおおいと思う。

3、ハロがフェアリーズから学ぶ点
 やっぱり女性ファン特に女子中高生ファンの多さはびっくり。そこを学びたいね。

 まずチケット代を安くすること。今ハロプロでは一番安くて6000円ぐらいするのかな。それがフェアリーズだと4000円。しかもなんばハッチだと必ずハローでは必要なドリンク代500円もフェアリーズライブだと不要。やっぱり若い子がおこづかいで気軽にこれるチケット価格じゃないとね。

 あと公演開始時間もフェアリーズは17時スタートで終演は19時40分。このぐらいにライブおわらないと21時までには家に帰れないね。やっぱり夜道の女子の一人歩きは親御さんも心配だろうから、早めの公演時間はいいよね。

 あと歌詞の世界観かな。JJの私が言うう前に抱きしめなきゃ名とはあたかも女子目線の歌詞であるようだけど、これはあくまでつんくが作り上げたファンタジーで男性目線からの女子の気持ちをうたった歌詞。JJの楽曲のすべてはやっぱりこうあってほしいと思うファンにファンタジーを提供するもので、リアル感がないのかもね。

4、その他
・開演前の影アナはフェアリーズのメンバーひとりがサプライズでアナウンス。ライブの諸注意を読み上げる。客歓声。だけどかみかみの影アナ。ここでハロだとおきまりのエーーというブーイング(このエーイングには私は大反対、桃子にたいするのとかはキャラつぶしだとおもっている私、、フェアーリズファンまったくブーイングなしで、つっこみもなし、これには驚いた、ただただかわいい、スターがアナウンスしてくれてうれしいという観劇だけがそこにはあった。あれもハロは見習うべきだな。ただメンバーが過度な掛け声の漢字がよめなくて、なぜか軽度な掛け声はほかのお客様のごめいわくになるのでやめてくださいといっていて、軽度ならいいじゃんと心の中でつっこんだ私。そんな明らかなまちがいも突っ込まずただうんうんとうなずくフェアリーズファン。こういった関係性はいいね。

・影アナのアナウンスでハロとちがったのは、ハロではサインボードを掲げないでください、改造したペンライト、扇型円形のサイリウムは禁止。一方フェアリーズではネイムボードの禁止、ペンライトはグッズ以外のペンライトは使用禁止とのこと。グッズのペンライトはピンクしかないので、メンバーカラーのペンライトはふれないっていうこと。

・MCでメンバーのひとりがしゃべっていても、前のほうの客はほかのメンバーと目があったのかどうかわからないが、いきなりキャーももかーーーとかいきなり黄色い声援をだすファンがいた。ハロではしゃべっているメンバーに対しての声援はあるもほかのメンバーにはないからびっくり。

・グッズに生写真というのがない。ステッカー、トートバック、Tシャツ、パーカー、缶バッチぐらいで、ソロめんばーのグッズはまったくなかった。あまりソロで売り出そうとかそういったのはないのかな。だけどメンバーがステージからはけていくときに、うちわ見えていたよーとファンにむかってしゃべっていたから、自作ふうちわの文化はるのね。これはジャニーズの流かな。

・MCが短い。ハロだとテーマをきめてのトークコーナーがあるけど、それがなかった。衣装チェンジでメンバーの数人がはけてのこったメンバーがグッズ紹介をしたりしていたが、お題トークというのはなく、たんたんと進んで行った。ただ途中VTRコーナーがあった。

・2曲カバー曲を初披露。お父さんお母さん世代になじみのある曲のカバーですとメンバーが言う。このフレーズは絶対ハローでは聞けないな。なぜなら、客層がお父さんお母さん世代だからね(笑)。なんだろう、松田聖子とかプリンセスプリンセスの曲を歌うかと期待するも、なんかきいたことのないようなあるような洋楽だった。1曲はたしかメタリカルガールという曲だった。おしゃれすぎるね。

はじめてハロ以外のいわゆるアイドルグループのライブにいったけどいろいろカルチャーショックをうけた私。よそを見てはじめてうちのよさがわかる。よそを見てうらやましいと思う。よそはよそうちはうちと思う。いろんな気持ちになった1日だった。

でもやっぱり胸キュンセンチメンタルアイドルポップスはやっぱりHello! Projectだと実感できてそれが一番の収穫化も。

さてフェアリーズの次は、JJと同世代ですっごく歌がうまいと評判のリトルグリーモンスターのライブに行ってみたいな。ちなみにフェアリーズは5人メンバーがいてみんな高校生。一人がこの春高校を卒業とのこと。ほぼJuice=Juiceと同世代なのね。


 

 
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