獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

郷ひろみコンサートNEW WORLD@大阪ヘスティバルホール に行った。

2016-07-09 22:25:06 | コンサート舞台
ゴーゴーレッツゴー

 先土曜日週の松田聖子のコンサートにつづいて、今週土曜日は郷ひろみのコンサート。大阪フェスティバルホールでのコンサート。網膜色素変性症な私デスペア。視覚障害者はよくラジオを聞く。ナイナイのオールナイトニッポンで去年郷ひろみがゲスト出演していてトークがおもしろかったので去年郷ひろみのコンサートに行こうとおもったけどチケット売り切れで買えず、今年は伊集院光の朝のラジオに郷ひろみがでてて、ジャニーさんに育てられたこと、海外のボーカルレッスンをうけにいったこと、声の視覚かされるとかいう熱い話をしていた郷ひろみ、今年もコンサートがあると知ったので、はやめにチケッと確保た私。

 地下鉄肥後橋から地下通路をとおれば会場につけるんだけど今はその通路が閉鎖中、しかたないのでひとつ前の駅西梅田から地下通路をずっとあるいて、そして地上にでてさらにあるいてヘスティバルホールへ。18時開演のコンサート、16時30分ごろ西梅田についたので杵屋でカレーうどんをたべて時間をつぶす。うどん屋はおばさんが客の大部分。そしてフェスティバルホールもおばさんが大部分だった。

 会場について、すこし点字ブロックの分岐をまちがえてうろうろしてたら、ガードマンに声をかけてもらって、入場口まで手引してもらった。そのガードマンに聞くと、人がいっぱいなので手引します、客層は40代から50代の女性とのこと。ただ声をきくと40代50代というよりは、50代60代の女性がほとんどみたい。

 帰りに手引してもらった別のスタッフに聞くと、1階席は10代もいましたよ、でも30代と40代が中心ですかねとのこと。私が客席にすわって話声とかコールを叫んでいるおばさんの声をきいたらあきらかに60代以上みたいな声ばかりだったんだけどな。五木ひろしのコンサートは60代70代のおじいさんおばあさんがメインの客層だけど、郷ひろみはそれにちかくてただ10歳ぐらい若いかな。

 スタッフに手引されて入場して客席へ。その前にロビーでグッズ販売。どんなグッズが売ってるのかなとおもってのぞいてみると。客層にあったグッ。トートバック、Tシャツ、マグカップはどこにどもあるグッズ、それに加えて吸水マット、フリーザーバッグというキッチン用品もグッズとしてうられていた。フリーザーバッグはジップロックみたいな中に食品をいれてこおらせる冷蔵庫にいれる袋とのこと。Juice=Juiceの宮本佳林はかばんのなかをいろんなジップロックをつかって小分けにしているとのこと。ティッシュもジップロックにいれるとぺちゃんこになるのでとのこと。そのことを思い出したので、郷ひろみのフリーザーバッグを買って佳林にプレゼントしようとおもった私。

 大きいのと小さいのが各10枚はいって、そして郷ひろみのかわいいイラストがはいっているフリーザーバッグ800円。意外とやすかったので買った。あとフリクラというペンライトも3000円で売っていた。これはワイファイを受信して勝手に色が変わるペンライト。たしか昔モーニング娘。の舞台かなんかでも一度つかったような。客席にワイファイの電波がとんでいてそれで勝手に色がかわっていく、曲にあわせて色がかわるペンライト。

 電池の交換ができること、あとワイファイがなくても主導で色があかえられることを聞いて、それならばと購入した私。スタッフに袋からだしてもらって使い方をおそわる私。電源スイッチがカチっととスライドさせるタイプなのがいいね。ハローの可変式ペンライトだと電源のスイッチは色替えるスイッチと一緒になっていて長押しして電源のオンオフ。視覚障害者だとこういったひとつのボタンだと電源がはいっているのかわからない。カチッとスライドさせるボタンはいいね。ただ色を変えるボタンはひとつしかなくて、ボタンを押すたびに色が変わるタイプだったのは残念。できれば色ボタンがそれぞれわかれていたら視覚障害者でも色のおもったように変えられるのにね。そんなペンライトないかな?

デスペア的はじめての郷ひろみコンサートのポイント
1、トークがおもしろい
 郷ひろみと言えばあの独特の笑い方、その笑い方をちょくちょくいれながらのMCトーク。自分のトークに自分で笑う郷ひろみ。

 はじめのMCでは、ペンライトもきれいだけど、みなさんのお顔も光輝いてらっしゃる、もうまぶしいぐらいと客をほめたあとに、あの郷ひろの笑い声。なんだろうお世辞を言った自分にたいしての笑なのかな。

 あとこういった年齢層のファンのコンサートではおきまりの、コンサートはじまって数曲たってから、みなさんぜひ座ってくださいのMC。それに加えておもしろかったのは、、序盤曲中に黄色い歓声やコールがあがっていて、とっても乙女のような歓声にびっくりの私。その直後のMCで郷ひろみが、みなさん無理しなくていいんですよ。郷ひろみをもりあげてやろうとおもってがんばってられますけど、自分の好きなようなスタイルでいいんです、盛り上げるのは僕がやりますから。そこでまたあの郷の笑い声。

 アイドルのコンサートやロックコンサートでは、客の盛り上がりをおさえるってことはないからおもしろいね。

 あとおもしろかったのは、先日NHKで放送されたうたこんという番組の話。2か月前にもでて、そして先日にもでた郷ひろみ。先日は結婚式で歌われる歌特集だったんだけど、なぜかマイレディーをうたったと郷ひろみ。本当ならお嫁サンバだとおもうんだけどなぜかNHK側からはマイレディーとのこと。というのも先月にお嫁サンバを歌っていたからしかたなく別の曲にかえてきたんだろうとのこと。

 NHKさんは、郷ひろみの盛り上がる曲はお嫁サンバが2億4千万の瞳しかしらないんじゃないの?と郷ひろみ。もっと持ち歌あるよとのこと。

 そして、先日のうたこんでは、直前にプロデューサーにっよばれて、なんだろうとおもったら、共演する大物演歌か歌手の人がもしかしたら歌っている途中に倒れるかもしれないので、それを背後からそっとささえてほしいとのこと。

 新沼健二さんとぼくとで、その方のううしろから歌っているときに支えていたとのこと。でも真後ろでささえていると、テレビにただたんに映りたがりの人に見えるので、ちょっとうつりこまないようにささえるのに苦労した。あとただぼーとつったってささえているだけだと変なので、リズムをとtっていたけど、でもリズムをその大物演歌歌手のうしろでをとっていると、あたかも郷ひろみがその人にリズムをおしえているというか、歌のきっかけ、はいりをおしえているようで、さしでがましい人に思われるのもいやなので、軽くリズムをとっていたとのこと。

 トークでは大物演歌歌手の実名をあげてしゃべてていた。そこまでぶっちゃけて舞台裏話していいの?とおもうぐらい、楽しそうに、おもしろそうにしゃべる郷ひろみ。少年みたいなトークだった。こういったところが郷ひろみの若さの秘密なのね。


 と思えば、45年間なぜ自分はやってこれたのだろう、そのモチベーションはなにかと考えたら、それは感謝とのこと。応援してくださるみなさんへの感謝の気持ちが自分をうごかしていると熱くかたる郷ひろみ。その思いを作詞家さんにはなして、つくってもらったのが101枚目の新曲のカップリング曲「バックステージ」とのこと。バックステージからささえてもらっているからがんばれるというような歌だった。
 
2、歌
 郷ひろみのあの独特な歌い方。花にかかっているような甲高い歌い方。今年61歳なのによくあんな高い声がでるなと感心した私デスペア。Juice=Juiceのワンダフルワールドでは客だけが歌うパートがあるけど、キーがたかすぎて歌えない客。もし郷ひろみがJJのライブにきてワンダフルワールドを歌ったら、キーそのままで歌い上げるんだろうな。きいてみたいな。私もあんな声がだせたらな。

 曲は3分の1ぐらいはきいたことのある曲だった。はじめはもりあがる曲で、そのあとバラード、そして新曲、その後は定番曲という流かな。はじめて聞いてこの曲いいなと思ったのは、

 男が恋に出会うときというポップバラード。悲しいバラードではなく、すこしポップなバラード。どこかJJの如雨露ににてる曲。郷ひろみのあまったるい歌声がよく似合う曲だった。君がくれたさみしさを、君にキスでかえそうというサビ。おしゃれだね。歌詞の一人称がぼくであるところも郷ひろみにぴったり。郷ひろみはMCでもずっと自分のことをぼくと言っていた。

 あとはじめの方の曲で、ゴーゴーレッツゴーヒロミーとかいう、コールが客席からはいっていた。LOVEラブリーカリンみたいなコール。客席の1階席からはコールの声が大きかった。

 終盤になって、いつのまにか本編おわっていた。これが最後の曲とかは郷ひろみは一切いわなかった。あとアンコールあけもアンコールありがとうもいわないし、アンコール最後の曲ですとかもいわずに、そしてみんなあありがとうとかいわずにさーとかはけていった。ステージ上ではファンに身振りであいさつをしていたようだけど、言葉ではなにもいわなkったので、視覚障害者の私からしてみれば、あれもうおわったの?という感じだった。ああいうおわりかたもスマートでかっこいいね。

 ちなみに、アンコール1曲目はお嫁サンバで、2曲目はゴールドフィンガーのアチチアチ。

 18字5分開演で終演が20時5分ぐらいだった。ちょうど2時間ぐらいのコンパクトなあっというまのコンサートだった。

コンサートおわり、一人白杖をついて道路をあるく、会場をでたところはおばさまたちがたむろしていて点字ブロックのうえをふさいでいたけど、なんとかよけてもらって歩道にでた私。そこから3つの横断歩道をわたって駅にむかう私。音声式信号機はひとつしかなく、それ以外の横断歩道で青信号になるのを待っていたら、青になりましたよと声をかけてくれるおばさんが」多かった。道をあるいていても声をかけてくれるのはいつもおばさんがおおいけど、今日の郷ひろみコンサートの帰り道はおばさん率が高いせいか、よく声をかけてもらった。ありがたかった。無事駅までたどりつけた。

 45年もずっと郷ひろみを見続けている応援しづけているおばさまたち。いま17歳の宮本佳林9歳でステージデビューの佳林が芸歴45年たつと54歳なのね。そのとき私は何歳なんだろう?78歳かぁ。そんな年齢になっても佳林の歌声を聞けたらいいなぁ。
コメント
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