獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

昨日、障害者と性、っ結婚の映画パーフェクトレボリューション を見た。

2017-10-02 21:11:30 | 網膜色素変性症と私
 昨日の日曜日。夜に大阪なんばのイエスシアターのつばきファクトリーシリイベに参加して、その後梅田にもどって、21j自から23時すぎまでの映画を見た。リリーフランキー主演の障害者を題材にした映画パーフェクトレボリューション。

 上映直前にいっても、チケッとはたくさんあまっていて、余裕で買えた。客入りは2割ぐらいかな。

 チケッと窓口で1000円を払い、アイポッドの無料貸し出しを受ける私。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者なのな私。見る映画といえばバリアフリー映画。バリアフリー映画とは音声ガイドつきの映画で、視覚障害者は貸し出しをうけたアイポッドから流れる副音声の音声ガイドをイヤホンで聞きながら映画をたのしむ。このバリアフリー上映、UDCASTシステムのおかげで、私は年に5本ぐらい映画をみるようになった。それまでの20年間はまったくみていなかった。ありがたいね。

 今日見た映画は、障害者の映画、障害者の映画だとドキュメンタリーで、かなしい物語化、はげまされる映画がおおいけけど、この映画は障害者自身がテンガをつかってオナニーをしてみせたり、パンチラがあったり、裸で抱き合うシーンがあったりと、いままでにない障害者映画。

 車いすで右手の指しかうごかない中年男性と、風俗嬢で人格障害の25歳の女性の恋物語。リリーフランキーの力のぬけた演技がよかった。

 あと、中年男性の解除をしているベテランへるうぱーのおばさんを小池栄子がえんじているのを、最後のエンディングのスタッフ紹介の音声ガイドで知った。まったくわからなかった。小池栄子はたしか私と同じ年、すっかりおばさんになっていてびっくり。

 センセーションなシーンもあったけど、私が涙したのは最後のシーン。流れる曲。チーナの世界が全部ウソだとしても。い曲。

 家にかえってから、深夜をずいぶんまわっていたけど、ダウンロード購入して3度聞いた。いい歌だね。

 今婚活真っ最中の障害者の私デスペア。この映画では障害者は結婚できるのか?障害者でも子育てできるのか?子供は障害をもってうまれてくるんじゃないのか?そういったテーマにもふれていて、他人ごとではなかった。それもあって、最後のシーンで救いを感じて涙がでたのかもね。
 おすすめの映画です。ただカッぷるで見るのはいかがなものかと。それに結婚前のデートでも見るにはふさわしくないかもね。
コメント
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