視覚障害者が盲導犬を蹴っている動画が話題になっている。

　いくつかのメーリングリストにはいっている私。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者なので視覚障害者関連のメーリングリストにはいっている。
　そのメーリングリストで、今日、視覚障害者男性が駅のホームで連れている盲導犬を蹴っている動画が公開されて、避難をあびているという内容のメーるがあった。

　10月10日にその動画はアップされたようで、埼玉県和光市の駅ホームで、視覚障害者男性が盲導犬を蹴っている様子をみた乗客が撮影しアップしたとのこと。
　ネットの反があり、3日後にはその男性から盲導犬はとりあげられたとのこと。

　私も視覚障害者だけど、。私は白杖ユーザー、盲導犬は一度も利用したことがない。そんな私が思うのは、この男性は白杖でいいんじゃないのっていうこと、なにも盲導犬を使う必要はないのではってこと。

　ＣＭではずっと前から視覚障害者と盲導犬のＣＭが流れている。公共広告機構のＣＭ。視覚障害者といえば盲導犬っていうへんな固定概念をこのＣＭは作っている。たかだか900人しか盲導犬を使う視覚障害者はいない、それなのに、全国に10以上の盲導犬訓練養成施設がある。なにかが違うと思う。


　盲導犬ユーザーは徐々に減っている。もうそろそろ特定の視覚障害者のためだけでなく、全体の視覚障害者にとって、どうやれば安全で自由な外出ができるか考え直す時期にきている。点字ブロックの普及が一番だけども、それ以外にも、道路の白線歩道をすこしもりあげたり、表面をざらつかせたりするだけで視覚障害者はそれに白杖をあてて方向をまちがえずにあるけるんだけどな。