獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

第九コンサートに行った。

2017-12-24 22:23:18 | 雑感
 あと1週間で2017年もおわり。年末といえば、なぜか第九。はじめて第九のコンサートにいってみた私。市民から選ばれた合唱団が歌う第九コンサート。

 一般的に合唱がはいる曲を第九そのものとおもうけど、この第九はベートーベンの第九交響曲。交響曲はだいたい第4楽章ガワンセットになっている。合唱があるのは4番目の第4楽章。

 今回のコンサートは第4楽章だけでなく第1から第3楽章も演奏してくれる。ただやっぱりはやく第4楽章がききたいね。

 一応、開演前に指揮者が第1楽章から第3楽章までの意味合いをレクチャーしてくれたのだけども、やっぱり第4楽章だね。

 レクチャーの中で、この第九をつくった当時ベートーベンは54歳で耳がきこえなくなっていて、どうやって作曲したかというと、ピアノに歯をあてて、ピアノをかじって、歯からの振動で音を感じていたとのこと。その歯型がついたピアノもいまでものこっているとのこと。

 第九がおわって、アンコール。きいよしこの夜を客席で大合唱。パンフレットの中にはいっている歌詞カードを見てくださいといわれても、網膜色素変性症な私デスペア。見えない。3番だけはなぜかハミングということだったので、ハミングを一緒にした私。

 1番は歌わなかったけど、なんとなく歌詞をおぼえていた。あらためて歌詞をきくといい曲だね。

きよし子の夜、星はひかり、救いのみこは、みははの胸に ねむりたもう いとやすく

 赤ん坊の宮本佳林が佳林ママの腕のなかですやすやねむっている様子を想像した私。涙がでてきた。

 私もいつか自分のこどもをこの歌をききながらながめたいな。
コメント
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