犯人はお前か！！！
明日からの３連休。今日は会社を午後から休んで、大阪から東京へ。東京新宿の全労済ホールスペースゼロという劇場へ。Juice=Juiceのミュージカル「タイムリピート 永遠（とわ）に君を想う」を見るため。
この開城は佳林がデビューしした直後の２０１３年５月高橋愛らと舞台「もしも国民が首相を選んだら」に佳林が出演していて、これはいかねばと大阪から行った以来の会場。もう５年以上前なのね。そのころはまだ佳林は１４歳の中３。そのころ私はやはり今と同じく網膜色素変性症の私デスペア。その当時もほぼ全盲の視覚障害者。
当時はまだ私も視覚障害に本格的になって数年ぐらいしかったっていなかったので、全労済ホールに一人でいけるか不安で、東京のガイドヘルパーさんをお願いして東京でまちあわせて全労済ホールに行った思い出。あのころに比べて、佳林はもちろん成長して押しも押されぬJuice=Juiceの絶対的エース
ハロプロのエース。私も、佳林ほどではないけども、あのころよりも成長して、白杖一本で大阪から東京、そして全労済ホールにひとりでたどりつけた。
駅のの乗り換えは駅員さんが手引きしてくれるので、問題は、駅の改札から全労済ホールまで。どこの改札が一番全労済ホールに近いかを数日前ヘルパーさんに調べてもらって、京王新線、都営新宿線、大江戸線の京王新線口改札から、都庁方面の地下通路をとおって、６番出口にいけばよくて、そこから１００メートルぐらいの全労済ホール。
改札から６番出口まではすぐだろうとおもったら、２００メートルぐらいは距離があったかな。ただ、改札をd手、都庁方面、ヤマダ電機方面の地下通路をまっすぐ点字ブロックにそってあるき、左手にトイレ、さらにすすんで右手にヤマダ電機の５番出口、さらにすすんで左手にドトール。２つめの左分岐を左へいくと６番出口会談。
点字ブロックは階段の目の前までつながっているけど、なぜか階段にはつながっていない。階段を何度も折り返してのぼって、ようやく地上６番出口。
出口でたら、目の前は左右にのびる歩道、その報道の向こうは左右にのびる大きな道路、甲州街道。
そのほう度を左へ、２０メートルほど行くと、目の前に横断歩道、その横断歩道をわたらずに、左へ。ここからは歩道がなく白線歩道になっている。
横断歩道を渡らず左へ５０メートルほどあるくと、横断歩道があるので、これをわたると、すぐ左手が全労済ホールスペースゼロの入口。
今日はすんなりこれた。というのも大江戸線の駅員さんが改札からここまで手引きしてくれたおかげ。ありがたいね。でもいつもはこういったサービスはうけられないんだろうな。手引きしてもらったのでありがとうカードとJuice=JuiceのCDをプレゼント。
到着は１８時２０分。今日は金曜日平日なので、舞台は１９時開演のみ。１８時にはロビー会場はしているけども、１８時３０分にならないと客席会場はしない。
時間があったので、パンフレットを買おうとおもうも、すでに売り切れ。１８時直後に当日分がうりきれたとのこと。事務所はもっと在庫をおおめにもちこんでおくべき。
１８時３０分に客席にはいる。５列１８番。この客席は横が２６隻、それが１７列ぐらいある。キャパは４００ぐらいかな。
客席で開演を待つ私。今日が私のタイムリピート初見なので、ネタバレがこわくて、まわりの客の会話をきかないように、携帯で佳林ブログに連続コメント。客入りは９割ぐらい。当日券もでていた。
１８時５５分に録音された梁川奈々美の開演前アナウンス。
１９時ちょうどに、客席暗転し、BGMがながれる。宇宙歴３２５５年というナレーションからはじまり。舞台にメンバーが登場。
そして、一番はじめにセリフを言うのは、宮本佳林。男役ソーマを演じる宮本佳林。舞台が幕をあけた。
デスペア的タイムリピートの見るポイント
１、宮本佳林の男役、宇宙物理学者ソーマ
佳林の男役が心配で心配でたまらなかった私。絶対的エースの佳林が今回の舞台は主役じゃないということのがっかりと、はじめての？男役ということで、心配で心配でしかたのな私。
佳林は男役はじめてといったけど、佳林がデビューする前リボーンという舞台で、チンギスハンを演じている。このチンギスハンは男役だけど、全然迫力もなく、男役というのにはほどとおかった。
そんなこともあり、佳林の男役が心配だったが、佳林のセリフでそれが払しょくできた。
説明口調で、早口で、低い声でしゃべる神経質そうな声。もしかしてこれが佳林か？と耳を疑う私。蛇王の石田亜佑美の宝塚的男役発声にどぎもをぬかれた私。佳林がどんな男役の声を出すのか心配だった私。宝塚の男役の発声ではないけども、あえて早口にしゃべって、理知的にしゃべることで、低い声でしゃべることで、そこにソーマがいるようだった。
あきらかに普段の佳林のしゃべり方、発声とはちがっていた。滑舌よく早口でしゃべる佳林、低い声で理知的にしゃべる佳林。私の頭の中では、なぜか佳林がうけ口しゃくれ口でしゃべっているように聞こえた。低い声がよくひびいていたので、そう私はイメージしたのかも。そう私の思わせるぐらい佳林の男役ソーマのしゃべり方ははまっていた。
公判で、叫ぶというかどなるところがあるんだけども、その声は佳林だとは一瞬わからなかった。ああいう声も佳林はだせるのね。佳林は一皮むけたかな。
ただ、残念なのは、歌。低音のキーのメロディだけだとソーマが歌っているのだけども、高音がはいってくるメロディーだと、どうしても歌い方が宮本佳林まんまだった。いけてない、髪の毛ボサボサで、黒縁眼鏡の男役佳林ソーマが、高音の歌をうたうと、いつものスーパーアイドル宮本佳林に、私の頭の中では変化していった。そして、高音パートを歌い終わって、主役の稲場愛香とハモルときはまたソーマにもどっていっていた。
ちょっと、これがもったいないね。
ただ、いままで見たことのない男役佳林を見れてよかった。ちょっとなよっとした若い宇宙物理学者をよく演じていた。私の心配は無用だった。
今日は、早口セリフで３回ぐらいかんでいたので、そこが気になったけど、あの早口であれだけかまずにいえる佳林はやはり天才だね。
２、主役ルナ稲場愛香の歌声
宮本佳林はJuice=Juiceの絶対的エースとして４年前にミュージカルハローキティの主役。今年６月に加入したばかりの稲場愛香はカントリーガールズ字立ちに気絶するほど愛してるでこちらも主役。田舎娘を熱演していた稲場愛香。
今回のタイムリピートも、そういった田舎娘役みたいな感じ化かなとおもっていたらそうじゃなかった。まず、歌がとってもうまくなっていた。
稲場愛香は独特な声で、ちょっとよわよわしい甲高い声。それが彼女jの魅力なのだけども、今日のルナ役の稲場愛香は歌がとってもよかった。
出だしに、佳林と稲場愛香がはもったり、交互にかけあいでうたったりするところがあるけども、佳林の低音のあとにくる力強いのびやかな歌声。この歌声は高木紗友希だろうとおもった私。でもその声が稲場愛香だった。
音程はもちろん、ビブラート、声量、表現力申し分なかった。カントリー時代の歌い方とはちがっていた。
かつて、和田彩花が、ベリとの共演部隊ジャンヌで、歌い方が確変したように、稲場愛香もタイムリピートをきっかけに、歌の幅がぐんとひろがったね。９月の個別で、高木紗友希が、まなかちゃんとってもうまいよとおしえてくれたけど、その通りだった。演技もそうだけど、歌がとってもうまくなっていた。ミュージカルの歌い方だった。
３、ネタバレストーリー
今回の舞台ミュージカルはどんな舞台か想像ができなかった。まずSF、宇宙船の物語ということ。閉鎖された宇宙空間の宇宙船の仲でのたった１時間程度出来事。友情なのか、恋愛なのか、謀略なのかなにがテーマなのか予想がつかなかった。
どんな舞台かと一言で言えば、ミステリー探偵物語。主役の鉱物学者ルナ稲場愛香と、準主役の宇宙物理学者男性ソーマの宮本佳林が、謎を解いていくというもの、そのなぞというのが、宇宙船爆破の犯人はだれかという謎。
ミステリーとしてはよくできていた。はぁはーんあいつが犯人だなとおもわせておいての、のどんでん返し、そんなどんでん返しが３度あって、最後に大どんでん返しが見事だった。
ミステリーとしてはとてもよくできた物語だった。
あやしい動きをしている、清野もも姫演じる丁稚テル、女千兆の宮崎由加、そしておとなしい寡黙な通信士の段原瑠々。
清野とおもわせておいて、そうじゃなくて、千兆が犯人かとおもわせておいて、そうじゃなくて、実は寡黙な段原瑠々が犯人だった。
しかし、物語はそこでおわらず、実は共犯者がいた。そしてそれはだれかというと
なんと、主役の稲場愛香。
これにはおどろいた。
最後、稲場愛香は、ソーマや乗組員をまもるために、一人気脱出カプセルで宇宙船をぬけだして自爆する。自己犠牲、永遠の愛。
ルナとソーマの最後のかけあいの歌は涙がでてきたね。ミステリーに感動をまじえて、よくできた物語だった。
４、あともうすこし
ただ、今ホテルにもどって考えてみると、ソーマたちをたすけたルナは、何度も繰り返される１時間の時空うの中を何度も何度も繰り返していきていく。芯でも死んでもなんどもおなじ時間を繰り返し生きていく。
このことをもって、ルナは、時間リピートからぬけだしていくソーマに永遠の別れを告げる。そして、永遠にあなたを想うと告白する。
とても美しい話ともおもえるが、稲場愛香はずっと繰り返される時間で、自分のことを好きになる前のソーマとの１時間をなんどもなんども繰り返す。これはある意味地獄じゃないのか。宇宙船を爆破するスパイの任務をうけいれて自爆を志願した稲場愛香は永遠に罰せられる。
これはあまりにも稲場愛香がかわいそう。
もし私が脚本家なら、最に稲場愛香が自爆したあとのタイムリピートの世界を描くね。ネオクリスタルを発券したと和木田津宇宙船内にもう一度タイムリピートさせて、稲場愛香とソーマの関係に救いを見出したいね。
時をかける少女の原田知世が最後のシーンで、時をかける少女の内田有紀が、最後に記憶がのこっているかのようなあのシーンを、タイムリピートでやりたいね。
そこから、いっきにBGMがポップになって、コミカル的に、胸キュンセンチメンタルをのこしながらおわるのが一番よかったかな。
今回の舞台は、５度タイムリピートをする。１回目は稲場愛香一人、２回目は稲場愛香ルナとソーマ佳林の二人、３回目はルナ、ソーマに加えて、かなとも、たかぎ、やなみん、そして４回目が乗組員全員、５回目がルナとソーマ佳林。
５階でなく、あともう１階、稲場愛香ルナだけもう一度タイムリピートして、その世界を描いてほしかったな。そうすると、物語ははじめにもどって、永遠に終わらない物語という形になって、ちょうどうまいことループする。
あと、ルナとソーマがなぜひかれあうのか、なぜ愛し合うのかがいまいちわからなかった。ソーマも別に昔からルナのことが好きじゃなかったようだし、ルナもそう。この二人の関係性が、友情、信頼をこえた、永遠の愛に昇華したシーンがうまく舞台では表現できていなかった。もうすこし、この二人の永遠の愛をほりさげていってほしかったな。ミステリーの謎解きがテーマにあったので、どうしてもルナとソーマの関係、物語が二の次になっていた。残念。
５、その他
丁稚テル清野はボイパを披露。井上玲音のボイパのほうが重低音がきいていた。とはいえ、清野は、丁稚というか、高木紗友希の弟分として、よく演じていた。
今回の男役は、ソーマ佳林と、副船長ジンかなとも、機関長エイジの高木、そして、清野と軍人の高瀬くるみと前田こころ。男役がよかったのは高木紗友希。べらめんえー口調というのか、職人気質の口のわるさ、だけと弟分思いのいい先輩。物語の序盤は、高木の演技が一番うまくて、さすが劇団ひひまわり？出身のことだけあった。セリフの声もよくとおっていた。
男役といえば、かなともの男役もよかった
かなともにはめずらしい３枚目の役、男はつらいよのような、マドンナに告白してふられるという３枚目をよく演じていた。かなともも一枚川をやぶったようだった。
女千兆の宮崎由加は、ハローキティーの神様先生役よりもずいぶん演技がうまくなっていた。歌声もしっかりしていた。
新グループの山崎ユハネと岡村南はペアで出演していたけど、岡村南が劇中、何度もトイレにいって目立っていた。声もかわいらしくて目立っていた。山崎ユハネがあまり目立っていなかった。
高瀬と前田は、軍人でほとんどセリフがなかった。でもはじめとおわりに、宝塚の人が客演ででているのかとおもわせるほどの、男声のセリフを言っている人がいてだれだろうとおもったら、前田こころだった。あんなに力強い、低い声をだせるのね。ソーマ佳林とはちがった、宝塚的な男役の声をだしていた。前田こころの演技をもっと見てみたいな。将来蛇王スネヘルできるね前田なら。
１時間５０分の舞台。いつもなら公演終わって、アフタートークショーや、一同再度でてきて、座長があいさつをするのだけども、今回のタイムリピートではそれがない。ダブルアンコールでメンバーが再度でててトークや一言ありがおつございましたということもない。最後は、新グループ、JJメンバー、そしてソーマ佳林とルナまなかんが登場して、拍手客席からあがって終了。
舞台にだれもいなくなっても、BGMはずっとながれている、まるで、まだ拍手をずっとしていれば、メンバーがでてきそうな勢い。だけど、結局BGMはながれぱなしで、スタッフが客おいだし。ちょっとものたりないな。佳林ソーマとまなかルナのアフタートーク聞きたいな。チケットの売れ行きがよかったので、アフタートークショーなんていらないのか、それとも１８歳未満のメンバーがいるので２１時をまわったらだめだからやらないのかな。ぜひ千秋楽ではアフタートーク、もしくは座長とソーマ佳林のあいさつをしてほしいな。
終演後、佳林ちゃんファンの人に手引きしてもらって、丸の内線の新宿駅へ。総武線が運航停止のようで、丸の内線が振替運航をしていて、とても混雑していた。ソーマ佳林は無事千葉にもどれたかな？
さて、明日も昼と夜にはいろう。夜は最前列どまんなか。佳林ソーマの息遣いも聞こえるかな？
明日からの３連休。今日は会社を午後から休んで、大阪から東京へ。東京新宿の全労済ホールスペースゼロという劇場へ。Juice=Juiceのミュージカル「タイムリピート 永遠（とわ）に君を想う」を見るため。
この開城は佳林がデビューしした直後の２０１３年５月高橋愛らと舞台「もしも国民が首相を選んだら」に佳林が出演していて、これはいかねばと大阪から行った以来の会場。もう５年以上前なのね。そのころはまだ佳林は１４歳の中３。そのころ私はやはり今と同じく網膜色素変性症の私デスペア。その当時もほぼ全盲の視覚障害者。
当時はまだ私も視覚障害に本格的になって数年ぐらいしかったっていなかったので、全労済ホールに一人でいけるか不安で、東京のガイドヘルパーさんをお願いして東京でまちあわせて全労済ホールに行った思い出。あのころに比べて、佳林はもちろん成長して押しも押されぬJuice=Juiceの絶対的エース
ハロプロのエース。私も、佳林ほどではないけども、あのころよりも成長して、白杖一本で大阪から東京、そして全労済ホールにひとりでたどりつけた。
駅のの乗り換えは駅員さんが手引きしてくれるので、問題は、駅の改札から全労済ホールまで。どこの改札が一番全労済ホールに近いかを数日前ヘルパーさんに調べてもらって、京王新線、都営新宿線、大江戸線の京王新線口改札から、都庁方面の地下通路をとおって、６番出口にいけばよくて、そこから１００メートルぐらいの全労済ホール。
改札から６番出口まではすぐだろうとおもったら、２００メートルぐらいは距離があったかな。ただ、改札をd手、都庁方面、ヤマダ電機方面の地下通路をまっすぐ点字ブロックにそってあるき、左手にトイレ、さらにすすんで右手にヤマダ電機の５番出口、さらにすすんで左手にドトール。２つめの左分岐を左へいくと６番出口会談。
点字ブロックは階段の目の前までつながっているけど、なぜか階段にはつながっていない。階段を何度も折り返してのぼって、ようやく地上６番出口。
出口でたら、目の前は左右にのびる歩道、その報道の向こうは左右にのびる大きな道路、甲州街道。
そのほう度を左へ、２０メートルほど行くと、目の前に横断歩道、その横断歩道をわたらずに、左へ。ここからは歩道がなく白線歩道になっている。
横断歩道を渡らず左へ５０メートルほどあるくと、横断歩道があるので、これをわたると、すぐ左手が全労済ホールスペースゼロの入口。
今日はすんなりこれた。というのも大江戸線の駅員さんが改札からここまで手引きしてくれたおかげ。ありがたいね。でもいつもはこういったサービスはうけられないんだろうな。手引きしてもらったのでありがとうカードとJuice=JuiceのCDをプレゼント。
到着は１８時２０分。今日は金曜日平日なので、舞台は１９時開演のみ。１８時にはロビー会場はしているけども、１８時３０分にならないと客席会場はしない。
時間があったので、パンフレットを買おうとおもうも、すでに売り切れ。１８時直後に当日分がうりきれたとのこと。事務所はもっと在庫をおおめにもちこんでおくべき。
１８時３０分に客席にはいる。５列１８番。この客席は横が２６隻、それが１７列ぐらいある。キャパは４００ぐらいかな。
客席で開演を待つ私。今日が私のタイムリピート初見なので、ネタバレがこわくて、まわりの客の会話をきかないように、携帯で佳林ブログに連続コメント。客入りは９割ぐらい。当日券もでていた。
１８時５５分に録音された梁川奈々美の開演前アナウンス。
１９時ちょうどに、客席暗転し、BGMがながれる。宇宙歴３２５５年というナレーションからはじまり。舞台にメンバーが登場。
そして、一番はじめにセリフを言うのは、宮本佳林。男役ソーマを演じる宮本佳林。舞台が幕をあけた。
デスペア的タイムリピートの見るポイント
１、宮本佳林の男役、宇宙物理学者ソーマ
佳林の男役が心配で心配でたまらなかった私。絶対的エースの佳林が今回の舞台は主役じゃないということのがっかりと、はじめての？男役ということで、心配で心配でしかたのな私。
佳林は男役はじめてといったけど、佳林がデビューする前リボーンという舞台で、チンギスハンを演じている。このチンギスハンは男役だけど、全然迫力もなく、男役というのにはほどとおかった。
そんなこともあり、佳林の男役が心配だったが、佳林のセリフでそれが払しょくできた。
説明口調で、早口で、低い声でしゃべる神経質そうな声。もしかしてこれが佳林か？と耳を疑う私。蛇王の石田亜佑美の宝塚的男役発声にどぎもをぬかれた私。佳林がどんな男役の声を出すのか心配だった私。宝塚の男役の発声ではないけども、あえて早口にしゃべって、理知的にしゃべることで、低い声でしゃべることで、そこにソーマがいるようだった。
あきらかに普段の佳林のしゃべり方、発声とはちがっていた。滑舌よく早口でしゃべる佳林、低い声で理知的にしゃべる佳林。私の頭の中では、なぜか佳林がうけ口しゃくれ口でしゃべっているように聞こえた。低い声がよくひびいていたので、そう私はイメージしたのかも。そう私の思わせるぐらい佳林の男役ソーマのしゃべり方ははまっていた。
公判で、叫ぶというかどなるところがあるんだけども、その声は佳林だとは一瞬わからなかった。ああいう声も佳林はだせるのね。佳林は一皮むけたかな。
ただ、残念なのは、歌。低音のキーのメロディだけだとソーマが歌っているのだけども、高音がはいってくるメロディーだと、どうしても歌い方が宮本佳林まんまだった。いけてない、髪の毛ボサボサで、黒縁眼鏡の男役佳林ソーマが、高音の歌をうたうと、いつものスーパーアイドル宮本佳林に、私の頭の中では変化していった。そして、高音パートを歌い終わって、主役の稲場愛香とハモルときはまたソーマにもどっていっていた。
ちょっと、これがもったいないね。
ただ、いままで見たことのない男役佳林を見れてよかった。ちょっとなよっとした若い宇宙物理学者をよく演じていた。私の心配は無用だった。
今日は、早口セリフで３回ぐらいかんでいたので、そこが気になったけど、あの早口であれだけかまずにいえる佳林はやはり天才だね。
２、主役ルナ稲場愛香の歌声
宮本佳林はJuice=Juiceの絶対的エースとして４年前にミュージカルハローキティの主役。今年６月に加入したばかりの稲場愛香はカントリーガールズ字立ちに気絶するほど愛してるでこちらも主役。田舎娘を熱演していた稲場愛香。
今回のタイムリピートも、そういった田舎娘役みたいな感じ化かなとおもっていたらそうじゃなかった。まず、歌がとってもうまくなっていた。
稲場愛香は独特な声で、ちょっとよわよわしい甲高い声。それが彼女jの魅力なのだけども、今日のルナ役の稲場愛香は歌がとってもよかった。
出だしに、佳林と稲場愛香がはもったり、交互にかけあいでうたったりするところがあるけども、佳林の低音のあとにくる力強いのびやかな歌声。この歌声は高木紗友希だろうとおもった私。でもその声が稲場愛香だった。
音程はもちろん、ビブラート、声量、表現力申し分なかった。カントリー時代の歌い方とはちがっていた。
かつて、和田彩花が、ベリとの共演部隊ジャンヌで、歌い方が確変したように、稲場愛香もタイムリピートをきっかけに、歌の幅がぐんとひろがったね。９月の個別で、高木紗友希が、まなかちゃんとってもうまいよとおしえてくれたけど、その通りだった。演技もそうだけど、歌がとってもうまくなっていた。ミュージカルの歌い方だった。
３、ネタバレストーリー
今回の舞台ミュージカルはどんな舞台か想像ができなかった。まずSF、宇宙船の物語ということ。閉鎖された宇宙空間の宇宙船の仲でのたった１時間程度出来事。友情なのか、恋愛なのか、謀略なのかなにがテーマなのか予想がつかなかった。
どんな舞台かと一言で言えば、ミステリー探偵物語。主役の鉱物学者ルナ稲場愛香と、準主役の宇宙物理学者男性ソーマの宮本佳林が、謎を解いていくというもの、そのなぞというのが、宇宙船爆破の犯人はだれかという謎。
ミステリーとしてはよくできていた。はぁはーんあいつが犯人だなとおもわせておいての、のどんでん返し、そんなどんでん返しが３度あって、最後に大どんでん返しが見事だった。
ミステリーとしてはとてもよくできた物語だった。
あやしい動きをしている、清野もも姫演じる丁稚テル、女千兆の宮崎由加、そしておとなしい寡黙な通信士の段原瑠々。
清野とおもわせておいて、そうじゃなくて、千兆が犯人かとおもわせておいて、そうじゃなくて、実は寡黙な段原瑠々が犯人だった。
しかし、物語はそこでおわらず、実は共犯者がいた。そしてそれはだれかというと
なんと、主役の稲場愛香。
これにはおどろいた。
最後、稲場愛香は、ソーマや乗組員をまもるために、一人気脱出カプセルで宇宙船をぬけだして自爆する。自己犠牲、永遠の愛。
ルナとソーマの最後のかけあいの歌は涙がでてきたね。ミステリーに感動をまじえて、よくできた物語だった。
４、あともうすこし
ただ、今ホテルにもどって考えてみると、ソーマたちをたすけたルナは、何度も繰り返される１時間の時空うの中を何度も何度も繰り返していきていく。芯でも死んでもなんどもおなじ時間を繰り返し生きていく。
このことをもって、ルナは、時間リピートからぬけだしていくソーマに永遠の別れを告げる。そして、永遠にあなたを想うと告白する。
とても美しい話ともおもえるが、稲場愛香はずっと繰り返される時間で、自分のことを好きになる前のソーマとの１時間をなんどもなんども繰り返す。これはある意味地獄じゃないのか。宇宙船を爆破するスパイの任務をうけいれて自爆を志願した稲場愛香は永遠に罰せられる。
これはあまりにも稲場愛香がかわいそう。
もし私が脚本家なら、最に稲場愛香が自爆したあとのタイムリピートの世界を描くね。ネオクリスタルを発券したと和木田津宇宙船内にもう一度タイムリピートさせて、稲場愛香とソーマの関係に救いを見出したいね。
時をかける少女の原田知世が最後のシーンで、時をかける少女の内田有紀が、最後に記憶がのこっているかのようなあのシーンを、タイムリピートでやりたいね。
そこから、いっきにBGMがポップになって、コミカル的に、胸キュンセンチメンタルをのこしながらおわるのが一番よかったかな。
今回の舞台は、５度タイムリピートをする。１回目は稲場愛香一人、２回目は稲場愛香ルナとソーマ佳林の二人、３回目はルナ、ソーマに加えて、かなとも、たかぎ、やなみん、そして４回目が乗組員全員、５回目がルナとソーマ佳林。
５階でなく、あともう１階、稲場愛香ルナだけもう一度タイムリピートして、その世界を描いてほしかったな。そうすると、物語ははじめにもどって、永遠に終わらない物語という形になって、ちょうどうまいことループする。
あと、ルナとソーマがなぜひかれあうのか、なぜ愛し合うのかがいまいちわからなかった。ソーマも別に昔からルナのことが好きじゃなかったようだし、ルナもそう。この二人の関係性が、友情、信頼をこえた、永遠の愛に昇華したシーンがうまく舞台では表現できていなかった。もうすこし、この二人の永遠の愛をほりさげていってほしかったな。ミステリーの謎解きがテーマにあったので、どうしてもルナとソーマの関係、物語が二の次になっていた。残念。
５、その他
丁稚テル清野はボイパを披露。井上玲音のボイパのほうが重低音がきいていた。とはいえ、清野は、丁稚というか、高木紗友希の弟分として、よく演じていた。
今回の男役は、ソーマ佳林と、副船長ジンかなとも、機関長エイジの高木、そして、清野と軍人の高瀬くるみと前田こころ。男役がよかったのは高木紗友希。べらめんえー口調というのか、職人気質の口のわるさ、だけと弟分思いのいい先輩。物語の序盤は、高木の演技が一番うまくて、さすが劇団ひひまわり？出身のことだけあった。セリフの声もよくとおっていた。
男役といえば、かなともの男役もよかった
かなともにはめずらしい３枚目の役、男はつらいよのような、マドンナに告白してふられるという３枚目をよく演じていた。かなともも一枚川をやぶったようだった。
女千兆の宮崎由加は、ハローキティーの神様先生役よりもずいぶん演技がうまくなっていた。歌声もしっかりしていた。
新グループの山崎ユハネと岡村南はペアで出演していたけど、岡村南が劇中、何度もトイレにいって目立っていた。声もかわいらしくて目立っていた。山崎ユハネがあまり目立っていなかった。
高瀬と前田は、軍人でほとんどセリフがなかった。でもはじめとおわりに、宝塚の人が客演ででているのかとおもわせるほどの、男声のセリフを言っている人がいてだれだろうとおもったら、前田こころだった。あんなに力強い、低い声をだせるのね。ソーマ佳林とはちがった、宝塚的な男役の声をだしていた。前田こころの演技をもっと見てみたいな。将来蛇王スネヘルできるね前田なら。
１時間５０分の舞台。いつもなら公演終わって、アフタートークショーや、一同再度でてきて、座長があいさつをするのだけども、今回のタイムリピートではそれがない。ダブルアンコールでメンバーが再度でててトークや一言ありがおつございましたということもない。最後は、新グループ、JJメンバー、そしてソーマ佳林とルナまなかんが登場して、拍手客席からあがって終了。
舞台にだれもいなくなっても、BGMはずっとながれている、まるで、まだ拍手をずっとしていれば、メンバーがでてきそうな勢い。だけど、結局BGMはながれぱなしで、スタッフが客おいだし。ちょっとものたりないな。佳林ソーマとまなかルナのアフタートーク聞きたいな。チケットの売れ行きがよかったので、アフタートークショーなんていらないのか、それとも１８歳未満のメンバーがいるので２１時をまわったらだめだからやらないのかな。ぜひ千秋楽ではアフタートーク、もしくは座長とソーマ佳林のあいさつをしてほしいな。
終演後、佳林ちゃんファンの人に手引きしてもらって、丸の内線の新宿駅へ。総武線が運航停止のようで、丸の内線が振替運航をしていて、とても混雑していた。ソーマ佳林は無事千葉にもどれたかな？
さて、明日も昼と夜にはいろう。夜は最前列どまんなか。佳林ソーマの息遣いも聞こえるかな？
