明日を生きよう
東京遠征4日目。今日は体育の日の月曜日祝日。Juice=Juice絶対的エース宮本佳林と稲場愛香ダブル主演のミュージカル「タイムリピート 永遠に君を想う」の千秋楽2公演。11時30分開演と15時30分開演。もちろん2公演目とも見る私。
朝、東横インで7時前に目をさまして、昨日の茉麻主演舞台のブログを書いて、コインランドリーで服を洗濯して1階フロント前の朝食スペースでおにぎり3つと、肉じゃがとひじきとサラダ味噌汁を食べる。バイキング方式の東横インの朝食。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。一人では配膳できないので、スタッフに椅子があいているところをおしえてもらって、配膳もしてもらう。ありがたいね。まだ中途半端に見えていたころは、なぜか人にお願いすることは躊躇していて、見えないながらも必死であいている席をさがして、人にぶつかりながら、は料理をとったりしていたな。今思うと、なんであのころはあんなに人の助けをかりなかったんだろう。
東横インの朝食のみそ汁はやけどするぐらいアツアツなのもうれしいね。朝のむアツアツの味噌汁ほどおいしいものはないね。独身ひとり暮らしの私にとって、朝のあつあつの味噌汁というものはそうめったに飲めないもの。
朝食をたべて、10時にチェックアウト。歩いて数分の新宿御苑前駅にむかう。途中ローソンによって水をかう。その道すがら、親切な男性に声をかけてもらって、ローソンまで手引き。散歩途中とのこと。お礼にありがとうカードとJuice=JuiceのCDをプレゼント。別れ際、どうぞたのしい一日をと、なんかしゃれたことをいわれた私。今回の遠征では合計4枚CDをくばれた、よかったよかった。
電車をのりついで、11時前には、新宿駅の京王新線口へ。その近くのファミマでモンスターエナジードリンクカロリーゼロを買って、眠気覚まし。気合のはいった千秋楽の演者たち、その気合にまけずにこちらも気合をいれて観劇せねば。
全労済ホールに無事到着して、11時ちょうど。スタッフに手引きされて入場。いつもは買わない日替わり生写真がほしくてグッズ列に並ぶ。千秋楽なのにグッズ列がすこしできていてびっくり。宮本佳林ソーマと稲場愛香ルナの日替わりを買おうとするも、すでに売り切れ。目の見えない私d芽生、今回の舞台はよかったので、思い出に買おうとおもっていたのに残念。もちろん公演パンフレットはすでに売売り切れ。
日替わりは買えなかったけど、最近佳林がはまっている日替わり写真のハッシュタグコメント。今日の佳林ハッシュタグコメントは「#ソーマの好きなところ」 。日替わりを買った人は、このハッシュタグをつけて、ツイッターでツイートするのが佳林ファンのたのしみ。日替わりはかえなかったけど、売り子さんに今日のハッシュタグをおしえてもらって、無事ツイート官僚。いろいろつぶやいてみた。ぜひみなさんもツイッターで、このはしゅたぐを検索してみてみてね。私のツイートもきっとあるはず。
今日は1公演目は9列18番、2公演目の千秋楽ラストは16列7番。
いつものように、稲場愛香の影アナが開演5分前にながれて、11時30分ちょうどに、BGMが大きくなり、しばらくして客席が電気がおちて、客席から期待の拍手。宇宙歴3255年のナレーションからいよいよ舞台タイムリピートのラスト2公演がはじまる。
デスペア的タイムリピート千秋楽2公演のポイント
1、どどうした佳林、
1公演目、順調に劇が進行していく、心なしか、今日は佳林ソーマのセリフのスピードがおそめ。意識してゆっくりしゃべているのかとおもうほど、でも2公演目はいつもの早口ソーマにもどっていたので、私の勘違い。
1公演目は、佳林ははちょっとおかしかった。劇中3度ぐらいセリフを噛んでいた。あとやなみんもかんでいたし、メンバーのだれかは本編中咳を2度ほどしていた。
そのきっかけは、高木紗友希エイジ。ルナを笑わすために、エイジがソーマに無理やりスクワットをさせるシーンがあるのだけども、そこはいつもアドリブ。
そこで、ちょっと佳林がセリフをかんで、アクセス履歴をアクセスログ履歴といったのかな?まぁほとんど気づかないミスといえないぐらいのかみぐあいだったけども、それを高木がつっこむ。何かんでんだよー。
口ごもる佳林ソーマ。さらにたたみかけるエイジ高木、お前それでも男か?ほんとに男かとつっこみ。
これらの流れで、佳林もおもわず笑いをおさえられずに、噴き出してしまいながらのセリフ。
これはいただけないね。その後、佳林は何度もセリフをかんでいた。
千秋楽にありがちな、ちょっとしたダレというかグタグダさ。昨日DVD収録がおわって、ほっと一息ついたのか、今日の1公演目の佳林はちょっと気が緩んでいた。
佳林もふくめて、高木、も演出家の西森先生にダメ出ししてもらわないといけないレベルだった。
ハローのお芝居では、千秋楽にかけて、客のほとんどがリピーターなので、変な客と演者の間に雰囲気がdけいる。なれあいの雰囲気というか、身内感。客は、演者のミスをことさらわらったり、それみのっかる演者。アドリブも度をこえて、リピーターにしかわからないようなアドリブをいれたりもしてくる。
そんな、なれあい、ガグダ感を強く感じた1公演目だった。
1公演目終了後、これじゃあかんとおもって、すぐに、佳林ブログにコメント。ラストしかり気を引き締めなおしてください。ラスト千秋楽でも、はじめて見る客もいるんですとコメント。
この流れだと、2公演目の千秋楽オーラスは、もっとグダグダになりかねない。それはそれでありなのかもしれないけど、でもやっぱり違う。佳林にはソーマをちゃんと生きて、そしてソーマ、ルナとちゃんと永遠の別れをはたしてほしい。
そんな思いをもちながら、1公演目と2公演目の間はドトールでミラノサンドとアイスティーを飲む。
あそうそう、1公演目、私がそういった感想をもったのは、私がお芝居の後半からずっとトイレにいきたかったことも影響していたかも。終演後トイレにいって、小便をすると、いつまでもいつまでも続くかとおもうような小便がずっとでたほどだった。
2、オーラスでの最後のあいさつ
さて、いよいよ2公演目。15時30分開演。オーラスでの関心テンは、はたして本編終了後に出演者からの一言あいさつがあるのかどうか。
今回のJuice=Juice主演ミュージカルタイムリピートは、チケットの売れ行きがよかったせいか、公演後に数人の出演者がステージにでてきてトークするという、ハローではよくおこなわれているアフタートークショーがまったくない。
しかも、終演後の、カーテンコール後の全員斉藤譲二の座長あいさつもない。
これは、悲劇の物語だから、お茶をにごしたくないという演出家の意図かな。それとも、絶対的エース宮本佳林えの演出家の配慮かな?今回の主役はルナ役の稲場愛香、Juice=Juiceに加入してたった3か月しかたってない稲場愛香を主役に抜擢。となると公演後の座長あいさつをするのは稲場愛香。それをさせないことが、エース宮本佳林への配慮かな。
2公演ものオーラスは、佳林は気を引き締めたようで、まったくセリフをかむこともなく、そしていつもどおりの早口ソーマ、そして最後の絶叫。完璧な演技だった。
私も、今まで過去4公演タイムリピートを見ているけど、今日の5公演目が一番涙がでた。5公演目にして、やっと私はまなかん主役をうけいれることができたようで、はじめてまなかんに感情移入をして涙を流す。まなかんの自己犠牲、ソーマへの永遠の愛の告白。永遠の市を生き続けるルナのことをおもい涙がとまらない。
最後の、ルナとソーマのかけあいの歌。ルナは、部屋の片隅でひざをかかえてとじこもっていた私を、っ外の光につれだしてくれたのは、あなた。永遠にあなたを想うと、ソーマへの愛の歌、そして別れの歌を涙ながらに唄う。
それに応えて、ソーマもルナにうたう。永遠の別れがちかづいていることを知りながら、ルナへの愛の告白。ひとりぼっちの僕の手をにぎってくれた、その感触はいまでもそして永遠にわすれない。暗闇であろうとぼくはこわくない、僕は明日を生きる。永遠に君を想う。
そして、最後に二人がハモって、トワに君を想うと歌をしめる。
歌終わって、脱出ポットの中のルナがソーマに、さよならソーマとやさしく語り掛ける。それをうけて、絶望の叫び、雄たけびをあげるソーマ。ルナーーーーー。
爆発する脱出ポット。そこで物語は終わる。宇宙歴3255年、乗組員たちは無事希望の惑星に到着し、占有権を獲得。と、はじめのナレーションと同じ声で、舞台のおわりをつげる。
そして、再度ステージにメンバーが登場し、全員でいつまでもいつまでも終わらない夢を、何度でも何度でも愛し合おうとうたう。明日を生きようとうたう。
歌たおわって、舞台からはけていく出演者たち、だれもいなくなったステージ。なりやまない客席からの拍手。私は一番最後列席からいのいちばんに席をたって、スタンディングオベーション。
ちらほら立ち上がる客席。再度出演者が登場して、すべての客がたちあがって拍手で、出演者をでむかえる。
その鳴りやまない拍手に応えるべく、 メンバーおじぎをして、それぞれはけていき、
最後に二人の凝ったソーマとルナ。ステージの奥干支、肩を寄せ合い、はけていく。
さぁ、これから、果たして、ダブルカーテンコールあるのか、出演者再登場するのか。そこが一番の関心事。
なりやまない客席のスタンディングオベーション。しばらくして、出演者全員登場。
座長の稲場愛香が口火をきる、今日は千秋楽ということで、出演者全員から一言あいさつをします。
まずは、出演者の中で最年少中2の清野もも姫。
清野は、ほかのメンバーが涙ぐんでいるのに、けろっとしていて、あっけらかんとしていた。これがスタンディングオベーションですか、ありがとうございますとお礼をいって、その後すぐに、どうぞすわってくださいと気の利いたひとこと。
清野は機転ががきくね。素直に着席する客。全員がたちあがってしまうと、背の低い女性などは、ステージがみえなくなるからね。この清野の機転ははすばらしいね。
その後のあいさつも、自bンはテルとよくにている、Juice=Juiceみなさんのおかげですとちゃんとした挨拶。ただ、テルは清野とはにてもにつかないとおもうんだけどなと私は心の中でつぶやいた。
次は、岡村みなみ。岡村はの井印象的なセリフはトイレトイレと、ウンという返事。このうんがとてもかわいらしい。深刻な場面でのこのちょっとあほっぽいウンがとてもよかった。
ソーマとルナが、必死で宇宙船が爆破しないためにはどうすればいいかを話し合っているところにあらわれるエリーみなみ。ソーマはエリーにあまりかまわずに、あとから行くから先にいっておいてと告げる。そしてエリー岡村の、ウンという返事。実にいい返事。このシーンはぜひDVDでもう一度みたいね。
岡村は、そのウンの発声を一言挨拶でもするのかとおもったら、もっとちゃんとしっかりしゃべれていてびっくり。はじめての舞台だったけどみなさんおおかげでがんばれたとのこと。
次は、山崎ユハネ。Juice=Juiceがだいすきで 、過去2回の研修生公開実力診断テストでは必ずJuice=Juiceの曲を選んで披露している山崎。最後のあいさつdめお、Juice=Juiceさんみたいになりたいといっていた。この子はいい子だね。さらにもっとJuice=Juiceすきを前にだしたらいいとおもう。どらえもん大好きキャラを変更してもいいかな。
4人目は、前田こころ。前田は、どうした前田というぐらい泣いていた、あいさつができないぐらい泣いていた。前田は、研修生としては、笠原、柳川な案美、清野らと同期。先を越された前田。そしてやっとデビューがきまったとおもいきや、タイムリピートでは男軍人役で、一番セリフが少ない役。
そのくやしさからか、涙がとまらない前田。一番後ろ載せっからさけぶ私。一番かっこよかったよ。
今回の前田の演技は実にすばらしかった。声が実によかった。これぞ男役の手本というべき、発声だった。これが前田の声かとおもうほどだった。前田はこれから必ず注目される、いやされるべきだと思う。
5人目は、高瀬くるみ。タカセはミュージカル経験が豊富だけあって、涙涙の前田のあいさつのあとでも、さっと自分の空気にもどしてしまう。実にうまいあいさつ。私は普段はあんなにこわい人ではないんです。これからはもととやさしいかわいい高瀬くるみをおみせしたいとおもいます。
次からが、JJメンバーのあいさつ。
段原瑠々は、はじめてのお芝居でいろいろ難しかった。
梁川奈々美は、はじめはうまいこといってさすがやなみんと思っていたら、途中から涙声になっていた。振り返ってみると、やなみんは、私は3年ぶりぐらいのお芝居で、その時は、ただうたってるだけでセリフもほとんどなかったんです。でも今回はちゃくさんセリフがありました。そして、何より、この舞台は、だれも毛がなくやりとげれたのが一番うれしいですとやなみん。だれもかけることなくというところで、涙声になって少し声がつまるやなみん。
なぜ、やなみんはそこで泣くのだろう、あこがれの先輩宮本佳林さんが発声障害にもならず、無事に千秋楽をむかえられたのがうれしいのかなと能天気におもっていた私。
ただ、今帰りの新幹線の中でこのブログを書いていていてやっと気づく。やなみんが3年前に出たお芝居というのはカントリー主演の気絶するほど愛してる。
その舞台の主役も京都同じく稲場愛香。そして稲場愛香は公演期間中う、のこりの大阪公演をのこして、いきなりのカントリー脱退。理由は、ぜんそく悪化のため。ただ、このイナバのいきなりの脱退ははたしてほんとにぜんそく悪化なのかは、ファンの間でも疑問視。なにかもっと別の理由があったのではないか。
それを踏まえて、今日のやなみんの最後のあいさつ、そして誰も病気などせず千秋楽を迎えられて・・・で涙ぐみやなみん。ぜひいつか、やなみんの口から、3年前のイナバ突然の脱退、気絶する歩ほど愛してるのいきなりの公演中止の理由をしゃべってほしいな。いつかきっと。
上村は、今回は能天気な料理人の役、ひとり感動やNAMIDAからは程遠い役だった。だけど最後のあいさつでは、演じていて、いろいろな感情をよびおこされたとか言っていた。植村は自分の演技ではなく、ほかのメンバーの演技からなにかを強くかんじたんだろうね。
年齢順で言うと、次は佳林の番だけど、佳林はとばして、高木紗友希。
高木は、演出家さんの西村さんのことを話す。はじめてあったときは、ぼくは最近きびしいとよくいわれる、といっていたけど、ふたをあけてみればとってもやさしい演出家さんでした。ここはああしろこうしろではなくて、それもいいけどこうしてみたらどう?とやさしく演技指導してくださったとのこと。西村さんののおかげでいいお芝居になった、あもちろん二人のおかげももちろんだけどねと高木。その二人とは、だれかというとステージのセンターに二人ならんでいる佳林と稲場愛香。高木は、この舞台の主役は、まなかだけでなく、宮本佳林も主役だという認識なんだね。実にうれしい。
金澤朋子は、実にいい舞台だった、今日でおわかれはとてもさびしい。でももしかしたらまた会えるかもです。客、再演かとざわめきたつも、すかさず、まぁーそんな予定はまったくないんですけどねといつもの金沢節。かなともはこうやって、おもわせぶりなことをいって、肩透かし、はしごをはずすトークがお好きなよう。あと、一番の心残りは、伏線跳躍でこんなかっこいい服をきてるのに、日替わり写真ではアイドルあいいドルスマイルポーズで写真をとったこと。まぁそのギャップもたのしんでくださいとかなとも。
宮崎キャプテンは、これからJuice=Juiceは、新ユニットは前へ前へすすみます、何度も何度も前へすすみますと本編のセリフをうまく引用してうまいこと言っていた。
さて、ここからが、主役の2人のあいさつ。
まずは、佳林。
佳林は、まだ感動さめやらずなのか、緊張感がつたわってくるうな、言葉を選んでのあいさつだった。私は今回の舞台、正直言って・・・・くるしみました。ちょっと涙声の佳林。
佳林がこのように、自分の弱みを見せるのは珍しい。昔は自分はねがてぃぶだといっていたけど、それはあくまでネタ敵なところもあった。だけど、今日の、くるしみました。はほとに佳林がしぼりだして、勇気をだして発した言葉。涙がこみあげてくるのを必死でおさえて、やっとはきだしたその言葉。こんな言葉は佳林から聞いたことがない。
主役でないこと、そしてなぜかの男役、しかも物語の軸となる宇宙物理学者の役。へなへなの演技、早口のセリフまわし。演出家からあたえられる、ハードルが一番高かったのが佳林だと思う。無神経なファンからは、佳林ちゃんどうして主役じゃないの?男役大丈夫?といわれて、動揺しながらも必死でくらいついていった佳林。
そんな佳林に私が言えるのは、Juice=Juiceに宮本佳林がいなかったら、そもそもJuice=Juiceはできへんかったやん。そして、今回のタイムリピートも宮本佳林ソーマがいなかったらなりたたなかったということ。今までのハローでの男役といえば、マッチョの宝塚的男役がほとんど、かっこよくて、たよりになる男役。だけど今回佳林が演じたのは、研究ヲタクで、ちょっときもヲタまじりの、なよなよ、ペタペタ歩きの変なたよんない男性役。この佳林の男役には手本がない、宝塚のだれかをまねればいいというものではない、いちから、演出家とともにソーマという独特な男役をつくりあげていかねばならない。ほんと佳林は苦労した、くるしんだと思う。
くるしみにたえて、やりきった佳林。今回の舞台で一番、役者としての幅がひろがったのは佳林だと思う。ワールドカップでは優勝国チームのたープレーヤーにMVPがおくられなくて、決勝で敗退したチームのエースに大会MVPがおくられることが多々ある。もし今回の舞台のMVPを決めるとしたら、主役の稲場愛香ではなく、まちがいなく、宮本佳林だと思う。
あまりたくさんしゃべるのは、ほんと私は苦手なので、最後に一言だけいわせてくださいと、はやくもあいさつをしめくくる佳林。
ぼく、そして、私、宮本佳林は、明日を生きよう!!。
ボクの言い回しは、ソーマの言い回しで、私宮本佳林はまさにいつもの宮本佳林のしゃべり方。ワンフレーズの中に、ここわいろをかえて、二人を演じ分ける佳林。そして、最後は、物語の中でキーフレーズとなっていた、明日を生きようのふれーずでしめくくる。
実に、コンパクトで、だけどとてつもない佳林の思いがつまったすばらしいあいさつだった。
そして、短い佳林ソーマのあいさつのあと、主役稲場愛香のあいさつ。
稲場愛香はまったく座長ブルコメントはまったくしない。素タフのみなさん、Juice=Juiceのみなさんのおかげでやってこれたとまなかん。Juice=Juiceメンバーにはさんづけしなくてもいいと思うけど、あえて先輩をたててのこの言い回し。実に好印象。
普段の私とはまったくちがった、冷たい性格のルナを演じてほんと大変だった、宮本さんと一緒に、話して悩んだりして、なんとかやりきれた。それも宮本さんのおかげです。と涙ぐみながら、声をつまらせながら、佳林をもちあげる、佳林に感謝をのべるまなかん。
ここで、涙涙のメンバーかとおもいきや。
なぜか、佳林は、くねくねしながら、ソーマの口ぶりで、ちょっと照れ臭そうに、う、う、うれしいです・・。という。爆笑のメンバー、客席からも笑いの声。私もおもわず、ソーましっかりしなさいという思いで、最後列からソーマ!!と叫ぶ。
その佳林ソーマの言い方動きがおかしいらしく、ほかのメンバーがちちゃちゃを入れる。
そして、 まなかんにだきつく佳林。その動きもおかしいらしく、メンバーが何してんのよとつっこみをいれる。
笑顔に涙とはまさにこのこと。そしてその中心にはソーマ佳林がいる。すべては宮本佳林が中心にいる。それがJuice=Juice。それがタイムリピート永遠に君を想うの舞台。
全員のあいさつがおわって、メンバーがはけていく。そしてまたもや、ステージの真ん中に二人のこるソーマとルナ。先ほどと同じように、また二人並んで、宇ステージ正面のうしろにはけていく。二人で抱き合い、そして手と手をつないで、暗闇に消えていくソーマとルナ。
物語でも手と手をつなぐことがキー。そこから二人の関係性が深まり、進展する。そして、手をつなごうとするも別れ離れになる本編のエンディング。
そして、打ダブルカーテンコールでの、手をつないではけていく二人。このシーンで物語は本当に簡潔したのだと思う。
実にすばらしい最後だった。
今回のミュージカルは、佳林にとってもとても大変な舞台、その分、そのくるしみが生み出したものあとても大きい。目が見えなくなって映像DVDは買わなくなったけど、今回のタイムリピートののDVDがでたら買おう。
東京遠征4日目。今日は体育の日の月曜日祝日。Juice=Juice絶対的エース宮本佳林と稲場愛香ダブル主演のミュージカル「タイムリピート 永遠に君を想う」の千秋楽2公演。11時30分開演と15時30分開演。もちろん2公演目とも見る私。
朝、東横インで7時前に目をさまして、昨日の茉麻主演舞台のブログを書いて、コインランドリーで服を洗濯して1階フロント前の朝食スペースでおにぎり3つと、肉じゃがとひじきとサラダ味噌汁を食べる。バイキング方式の東横インの朝食。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。一人では配膳できないので、スタッフに椅子があいているところをおしえてもらって、配膳もしてもらう。ありがたいね。まだ中途半端に見えていたころは、なぜか人にお願いすることは躊躇していて、見えないながらも必死であいている席をさがして、人にぶつかりながら、は料理をとったりしていたな。今思うと、なんであのころはあんなに人の助けをかりなかったんだろう。
東横インの朝食のみそ汁はやけどするぐらいアツアツなのもうれしいね。朝のむアツアツの味噌汁ほどおいしいものはないね。独身ひとり暮らしの私にとって、朝のあつあつの味噌汁というものはそうめったに飲めないもの。
朝食をたべて、10時にチェックアウト。歩いて数分の新宿御苑前駅にむかう。途中ローソンによって水をかう。その道すがら、親切な男性に声をかけてもらって、ローソンまで手引き。散歩途中とのこと。お礼にありがとうカードとJuice=JuiceのCDをプレゼント。別れ際、どうぞたのしい一日をと、なんかしゃれたことをいわれた私。今回の遠征では合計4枚CDをくばれた、よかったよかった。
電車をのりついで、11時前には、新宿駅の京王新線口へ。その近くのファミマでモンスターエナジードリンクカロリーゼロを買って、眠気覚まし。気合のはいった千秋楽の演者たち、その気合にまけずにこちらも気合をいれて観劇せねば。
全労済ホールに無事到着して、11時ちょうど。スタッフに手引きされて入場。いつもは買わない日替わり生写真がほしくてグッズ列に並ぶ。千秋楽なのにグッズ列がすこしできていてびっくり。宮本佳林ソーマと稲場愛香ルナの日替わりを買おうとするも、すでに売り切れ。目の見えない私d芽生、今回の舞台はよかったので、思い出に買おうとおもっていたのに残念。もちろん公演パンフレットはすでに売売り切れ。
日替わりは買えなかったけど、最近佳林がはまっている日替わり写真のハッシュタグコメント。今日の佳林ハッシュタグコメントは「#ソーマの好きなところ」 。日替わりを買った人は、このハッシュタグをつけて、ツイッターでツイートするのが佳林ファンのたのしみ。日替わりはかえなかったけど、売り子さんに今日のハッシュタグをおしえてもらって、無事ツイート官僚。いろいろつぶやいてみた。ぜひみなさんもツイッターで、このはしゅたぐを検索してみてみてね。私のツイートもきっとあるはず。
今日は1公演目は9列18番、2公演目の千秋楽ラストは16列7番。
いつものように、稲場愛香の影アナが開演5分前にながれて、11時30分ちょうどに、BGMが大きくなり、しばらくして客席が電気がおちて、客席から期待の拍手。宇宙歴3255年のナレーションからいよいよ舞台タイムリピートのラスト2公演がはじまる。
デスペア的タイムリピート千秋楽2公演のポイント
1、どどうした佳林、
1公演目、順調に劇が進行していく、心なしか、今日は佳林ソーマのセリフのスピードがおそめ。意識してゆっくりしゃべているのかとおもうほど、でも2公演目はいつもの早口ソーマにもどっていたので、私の勘違い。
1公演目は、佳林ははちょっとおかしかった。劇中3度ぐらいセリフを噛んでいた。あとやなみんもかんでいたし、メンバーのだれかは本編中咳を2度ほどしていた。
そのきっかけは、高木紗友希エイジ。ルナを笑わすために、エイジがソーマに無理やりスクワットをさせるシーンがあるのだけども、そこはいつもアドリブ。
そこで、ちょっと佳林がセリフをかんで、アクセス履歴をアクセスログ履歴といったのかな?まぁほとんど気づかないミスといえないぐらいのかみぐあいだったけども、それを高木がつっこむ。何かんでんだよー。
口ごもる佳林ソーマ。さらにたたみかけるエイジ高木、お前それでも男か?ほんとに男かとつっこみ。
これらの流れで、佳林もおもわず笑いをおさえられずに、噴き出してしまいながらのセリフ。
これはいただけないね。その後、佳林は何度もセリフをかんでいた。
千秋楽にありがちな、ちょっとしたダレというかグタグダさ。昨日DVD収録がおわって、ほっと一息ついたのか、今日の1公演目の佳林はちょっと気が緩んでいた。
佳林もふくめて、高木、も演出家の西森先生にダメ出ししてもらわないといけないレベルだった。
ハローのお芝居では、千秋楽にかけて、客のほとんどがリピーターなので、変な客と演者の間に雰囲気がdけいる。なれあいの雰囲気というか、身内感。客は、演者のミスをことさらわらったり、それみのっかる演者。アドリブも度をこえて、リピーターにしかわからないようなアドリブをいれたりもしてくる。
そんな、なれあい、ガグダ感を強く感じた1公演目だった。
1公演目終了後、これじゃあかんとおもって、すぐに、佳林ブログにコメント。ラストしかり気を引き締めなおしてください。ラスト千秋楽でも、はじめて見る客もいるんですとコメント。
この流れだと、2公演目の千秋楽オーラスは、もっとグダグダになりかねない。それはそれでありなのかもしれないけど、でもやっぱり違う。佳林にはソーマをちゃんと生きて、そしてソーマ、ルナとちゃんと永遠の別れをはたしてほしい。
そんな思いをもちながら、1公演目と2公演目の間はドトールでミラノサンドとアイスティーを飲む。
あそうそう、1公演目、私がそういった感想をもったのは、私がお芝居の後半からずっとトイレにいきたかったことも影響していたかも。終演後トイレにいって、小便をすると、いつまでもいつまでも続くかとおもうような小便がずっとでたほどだった。
2、オーラスでの最後のあいさつ
さて、いよいよ2公演目。15時30分開演。オーラスでの関心テンは、はたして本編終了後に出演者からの一言あいさつがあるのかどうか。
今回のJuice=Juice主演ミュージカルタイムリピートは、チケットの売れ行きがよかったせいか、公演後に数人の出演者がステージにでてきてトークするという、ハローではよくおこなわれているアフタートークショーがまったくない。
しかも、終演後の、カーテンコール後の全員斉藤譲二の座長あいさつもない。
これは、悲劇の物語だから、お茶をにごしたくないという演出家の意図かな。それとも、絶対的エース宮本佳林えの演出家の配慮かな?今回の主役はルナ役の稲場愛香、Juice=Juiceに加入してたった3か月しかたってない稲場愛香を主役に抜擢。となると公演後の座長あいさつをするのは稲場愛香。それをさせないことが、エース宮本佳林への配慮かな。
2公演ものオーラスは、佳林は気を引き締めたようで、まったくセリフをかむこともなく、そしていつもどおりの早口ソーマ、そして最後の絶叫。完璧な演技だった。
私も、今まで過去4公演タイムリピートを見ているけど、今日の5公演目が一番涙がでた。5公演目にして、やっと私はまなかん主役をうけいれることができたようで、はじめてまなかんに感情移入をして涙を流す。まなかんの自己犠牲、ソーマへの永遠の愛の告白。永遠の市を生き続けるルナのことをおもい涙がとまらない。
最後の、ルナとソーマのかけあいの歌。ルナは、部屋の片隅でひざをかかえてとじこもっていた私を、っ外の光につれだしてくれたのは、あなた。永遠にあなたを想うと、ソーマへの愛の歌、そして別れの歌を涙ながらに唄う。
それに応えて、ソーマもルナにうたう。永遠の別れがちかづいていることを知りながら、ルナへの愛の告白。ひとりぼっちの僕の手をにぎってくれた、その感触はいまでもそして永遠にわすれない。暗闇であろうとぼくはこわくない、僕は明日を生きる。永遠に君を想う。
そして、最後に二人がハモって、トワに君を想うと歌をしめる。
歌終わって、脱出ポットの中のルナがソーマに、さよならソーマとやさしく語り掛ける。それをうけて、絶望の叫び、雄たけびをあげるソーマ。ルナーーーーー。
爆発する脱出ポット。そこで物語は終わる。宇宙歴3255年、乗組員たちは無事希望の惑星に到着し、占有権を獲得。と、はじめのナレーションと同じ声で、舞台のおわりをつげる。
そして、再度ステージにメンバーが登場し、全員でいつまでもいつまでも終わらない夢を、何度でも何度でも愛し合おうとうたう。明日を生きようとうたう。
歌たおわって、舞台からはけていく出演者たち、だれもいなくなったステージ。なりやまない客席からの拍手。私は一番最後列席からいのいちばんに席をたって、スタンディングオベーション。
ちらほら立ち上がる客席。再度出演者が登場して、すべての客がたちあがって拍手で、出演者をでむかえる。
その鳴りやまない拍手に応えるべく、 メンバーおじぎをして、それぞれはけていき、
最後に二人の凝ったソーマとルナ。ステージの奥干支、肩を寄せ合い、はけていく。
さぁ、これから、果たして、ダブルカーテンコールあるのか、出演者再登場するのか。そこが一番の関心事。
なりやまない客席のスタンディングオベーション。しばらくして、出演者全員登場。
座長の稲場愛香が口火をきる、今日は千秋楽ということで、出演者全員から一言あいさつをします。
まずは、出演者の中で最年少中2の清野もも姫。
清野は、ほかのメンバーが涙ぐんでいるのに、けろっとしていて、あっけらかんとしていた。これがスタンディングオベーションですか、ありがとうございますとお礼をいって、その後すぐに、どうぞすわってくださいと気の利いたひとこと。
清野は機転ががきくね。素直に着席する客。全員がたちあがってしまうと、背の低い女性などは、ステージがみえなくなるからね。この清野の機転ははすばらしいね。
その後のあいさつも、自bンはテルとよくにている、Juice=Juiceみなさんのおかげですとちゃんとした挨拶。ただ、テルは清野とはにてもにつかないとおもうんだけどなと私は心の中でつぶやいた。
次は、岡村みなみ。岡村はの井印象的なセリフはトイレトイレと、ウンという返事。このうんがとてもかわいらしい。深刻な場面でのこのちょっとあほっぽいウンがとてもよかった。
ソーマとルナが、必死で宇宙船が爆破しないためにはどうすればいいかを話し合っているところにあらわれるエリーみなみ。ソーマはエリーにあまりかまわずに、あとから行くから先にいっておいてと告げる。そしてエリー岡村の、ウンという返事。実にいい返事。このシーンはぜひDVDでもう一度みたいね。
岡村は、そのウンの発声を一言挨拶でもするのかとおもったら、もっとちゃんとしっかりしゃべれていてびっくり。はじめての舞台だったけどみなさんおおかげでがんばれたとのこと。
次は、山崎ユハネ。Juice=Juiceがだいすきで 、過去2回の研修生公開実力診断テストでは必ずJuice=Juiceの曲を選んで披露している山崎。最後のあいさつdめお、Juice=Juiceさんみたいになりたいといっていた。この子はいい子だね。さらにもっとJuice=Juiceすきを前にだしたらいいとおもう。どらえもん大好きキャラを変更してもいいかな。
4人目は、前田こころ。前田は、どうした前田というぐらい泣いていた、あいさつができないぐらい泣いていた。前田は、研修生としては、笠原、柳川な案美、清野らと同期。先を越された前田。そしてやっとデビューがきまったとおもいきや、タイムリピートでは男軍人役で、一番セリフが少ない役。
そのくやしさからか、涙がとまらない前田。一番後ろ載せっからさけぶ私。一番かっこよかったよ。
今回の前田の演技は実にすばらしかった。声が実によかった。これぞ男役の手本というべき、発声だった。これが前田の声かとおもうほどだった。前田はこれから必ず注目される、いやされるべきだと思う。
5人目は、高瀬くるみ。タカセはミュージカル経験が豊富だけあって、涙涙の前田のあいさつのあとでも、さっと自分の空気にもどしてしまう。実にうまいあいさつ。私は普段はあんなにこわい人ではないんです。これからはもととやさしいかわいい高瀬くるみをおみせしたいとおもいます。
次からが、JJメンバーのあいさつ。
段原瑠々は、はじめてのお芝居でいろいろ難しかった。
梁川奈々美は、はじめはうまいこといってさすがやなみんと思っていたら、途中から涙声になっていた。振り返ってみると、やなみんは、私は3年ぶりぐらいのお芝居で、その時は、ただうたってるだけでセリフもほとんどなかったんです。でも今回はちゃくさんセリフがありました。そして、何より、この舞台は、だれも毛がなくやりとげれたのが一番うれしいですとやなみん。だれもかけることなくというところで、涙声になって少し声がつまるやなみん。
なぜ、やなみんはそこで泣くのだろう、あこがれの先輩宮本佳林さんが発声障害にもならず、無事に千秋楽をむかえられたのがうれしいのかなと能天気におもっていた私。
ただ、今帰りの新幹線の中でこのブログを書いていていてやっと気づく。やなみんが3年前に出たお芝居というのはカントリー主演の気絶するほど愛してる。
その舞台の主役も京都同じく稲場愛香。そして稲場愛香は公演期間中う、のこりの大阪公演をのこして、いきなりのカントリー脱退。理由は、ぜんそく悪化のため。ただ、このイナバのいきなりの脱退ははたしてほんとにぜんそく悪化なのかは、ファンの間でも疑問視。なにかもっと別の理由があったのではないか。
それを踏まえて、今日のやなみんの最後のあいさつ、そして誰も病気などせず千秋楽を迎えられて・・・で涙ぐみやなみん。ぜひいつか、やなみんの口から、3年前のイナバ突然の脱退、気絶する歩ほど愛してるのいきなりの公演中止の理由をしゃべってほしいな。いつかきっと。
上村は、今回は能天気な料理人の役、ひとり感動やNAMIDAからは程遠い役だった。だけど最後のあいさつでは、演じていて、いろいろな感情をよびおこされたとか言っていた。植村は自分の演技ではなく、ほかのメンバーの演技からなにかを強くかんじたんだろうね。
年齢順で言うと、次は佳林の番だけど、佳林はとばして、高木紗友希。
高木は、演出家さんの西村さんのことを話す。はじめてあったときは、ぼくは最近きびしいとよくいわれる、といっていたけど、ふたをあけてみればとってもやさしい演出家さんでした。ここはああしろこうしろではなくて、それもいいけどこうしてみたらどう?とやさしく演技指導してくださったとのこと。西村さんののおかげでいいお芝居になった、あもちろん二人のおかげももちろんだけどねと高木。その二人とは、だれかというとステージのセンターに二人ならんでいる佳林と稲場愛香。高木は、この舞台の主役は、まなかだけでなく、宮本佳林も主役だという認識なんだね。実にうれしい。
金澤朋子は、実にいい舞台だった、今日でおわかれはとてもさびしい。でももしかしたらまた会えるかもです。客、再演かとざわめきたつも、すかさず、まぁーそんな予定はまったくないんですけどねといつもの金沢節。かなともはこうやって、おもわせぶりなことをいって、肩透かし、はしごをはずすトークがお好きなよう。あと、一番の心残りは、伏線跳躍でこんなかっこいい服をきてるのに、日替わり写真ではアイドルあいいドルスマイルポーズで写真をとったこと。まぁそのギャップもたのしんでくださいとかなとも。
宮崎キャプテンは、これからJuice=Juiceは、新ユニットは前へ前へすすみます、何度も何度も前へすすみますと本編のセリフをうまく引用してうまいこと言っていた。
さて、ここからが、主役の2人のあいさつ。
まずは、佳林。
佳林は、まだ感動さめやらずなのか、緊張感がつたわってくるうな、言葉を選んでのあいさつだった。私は今回の舞台、正直言って・・・・くるしみました。ちょっと涙声の佳林。
佳林がこのように、自分の弱みを見せるのは珍しい。昔は自分はねがてぃぶだといっていたけど、それはあくまでネタ敵なところもあった。だけど、今日の、くるしみました。はほとに佳林がしぼりだして、勇気をだして発した言葉。涙がこみあげてくるのを必死でおさえて、やっとはきだしたその言葉。こんな言葉は佳林から聞いたことがない。
主役でないこと、そしてなぜかの男役、しかも物語の軸となる宇宙物理学者の役。へなへなの演技、早口のセリフまわし。演出家からあたえられる、ハードルが一番高かったのが佳林だと思う。無神経なファンからは、佳林ちゃんどうして主役じゃないの?男役大丈夫?といわれて、動揺しながらも必死でくらいついていった佳林。
そんな佳林に私が言えるのは、Juice=Juiceに宮本佳林がいなかったら、そもそもJuice=Juiceはできへんかったやん。そして、今回のタイムリピートも宮本佳林ソーマがいなかったらなりたたなかったということ。今までのハローでの男役といえば、マッチョの宝塚的男役がほとんど、かっこよくて、たよりになる男役。だけど今回佳林が演じたのは、研究ヲタクで、ちょっときもヲタまじりの、なよなよ、ペタペタ歩きの変なたよんない男性役。この佳林の男役には手本がない、宝塚のだれかをまねればいいというものではない、いちから、演出家とともにソーマという独特な男役をつくりあげていかねばならない。ほんと佳林は苦労した、くるしんだと思う。
くるしみにたえて、やりきった佳林。今回の舞台で一番、役者としての幅がひろがったのは佳林だと思う。ワールドカップでは優勝国チームのたープレーヤーにMVPがおくられなくて、決勝で敗退したチームのエースに大会MVPがおくられることが多々ある。もし今回の舞台のMVPを決めるとしたら、主役の稲場愛香ではなく、まちがいなく、宮本佳林だと思う。
あまりたくさんしゃべるのは、ほんと私は苦手なので、最後に一言だけいわせてくださいと、はやくもあいさつをしめくくる佳林。
ぼく、そして、私、宮本佳林は、明日を生きよう!!。
ボクの言い回しは、ソーマの言い回しで、私宮本佳林はまさにいつもの宮本佳林のしゃべり方。ワンフレーズの中に、ここわいろをかえて、二人を演じ分ける佳林。そして、最後は、物語の中でキーフレーズとなっていた、明日を生きようのふれーずでしめくくる。
実に、コンパクトで、だけどとてつもない佳林の思いがつまったすばらしいあいさつだった。
そして、短い佳林ソーマのあいさつのあと、主役稲場愛香のあいさつ。
稲場愛香はまったく座長ブルコメントはまったくしない。素タフのみなさん、Juice=Juiceのみなさんのおかげでやってこれたとまなかん。Juice=Juiceメンバーにはさんづけしなくてもいいと思うけど、あえて先輩をたててのこの言い回し。実に好印象。
普段の私とはまったくちがった、冷たい性格のルナを演じてほんと大変だった、宮本さんと一緒に、話して悩んだりして、なんとかやりきれた。それも宮本さんのおかげです。と涙ぐみながら、声をつまらせながら、佳林をもちあげる、佳林に感謝をのべるまなかん。
ここで、涙涙のメンバーかとおもいきや。
なぜか、佳林は、くねくねしながら、ソーマの口ぶりで、ちょっと照れ臭そうに、う、う、うれしいです・・。という。爆笑のメンバー、客席からも笑いの声。私もおもわず、ソーましっかりしなさいという思いで、最後列からソーマ!!と叫ぶ。
その佳林ソーマの言い方動きがおかしいらしく、ほかのメンバーがちちゃちゃを入れる。
そして、 まなかんにだきつく佳林。その動きもおかしいらしく、メンバーが何してんのよとつっこみをいれる。
笑顔に涙とはまさにこのこと。そしてその中心にはソーマ佳林がいる。すべては宮本佳林が中心にいる。それがJuice=Juice。それがタイムリピート永遠に君を想うの舞台。
全員のあいさつがおわって、メンバーがはけていく。そしてまたもや、ステージの真ん中に二人のこるソーマとルナ。先ほどと同じように、また二人並んで、宇ステージ正面のうしろにはけていく。二人で抱き合い、そして手と手をつないで、暗闇に消えていくソーマとルナ。
物語でも手と手をつなぐことがキー。そこから二人の関係性が深まり、進展する。そして、手をつなごうとするも別れ離れになる本編のエンディング。
そして、打ダブルカーテンコールでの、手をつないではけていく二人。このシーンで物語は本当に簡潔したのだと思う。
実にすばらしい最後だった。
今回のミュージカルは、佳林にとってもとても大変な舞台、その分、そのくるしみが生み出したものあとても大きい。目が見えなくなって映像DVDは買わなくなったけど、今回のタイムリピートののDVDがでたら買おう。