獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

こぶしファクトリー ビヨンズ 演劇女子部「リボーン 命のオーディション」 @こくみん共済コープホールスペースゼロ 朝 昼 に行った。

2019-11-23 22:55:34 | コンサート舞台

いないいないバアー

東京山梨遠征1日目。今日は11月23にち土曜日。明日11月24日は2008年のその日。宮本佳林がハロプロエッグとして横浜ブリッツ新人公演でアイドルデビューした日。もう佳林も11年で12年目とつにゅなのね。

そんな宮本佳林をエースとするJuice=Juiceは高知県での単独ライブ。今日と明日が高知なのかな?iPhoneのカレンダーだとそうなっているね。

そんな中私は朝から家を5時35分に出て、東京、そして山梨甲府へ。今日は東京新宿の全労済スペースゼロでこぶしファクトリーとビヨンヅの演劇女子部のミュージカルリボーン。明日は山梨県甲府市のつばきファクトリーのライブ

このお芝居は8年前にも上演されて今回は再演。当時は田中麗奈と新垣里沙が主演。今回は浜浦彩乃と井上玲音が主演。8年前のリボーンでは佳林も出演していてチンギスカンの役。たしかその時エッグもたくさん出演していて工藤遥も出演。工藤はその後すぐに娘。に昇格。いや、もしかしたらリボーンのけいこ中に工藤はモーニング娘。オーデションに合格して佳林は落選したんだっけかな?そんな因縁のあるリボーン。まぁ落選した佳林も数年後リボーンというコピンク名義の宮本佳林オリジナルソロ曲をもらってアルバムデビューしたんだけどね。

あれからもう8年たつのね。

佳林が当時やったチンギスカンをポスト宮本佳林と3年ぐらい前まではいわれていたビヨンズの清野ももひめが演じる。佳林演じるチンギスカンはちょっとあらあらしさというか乱雑さがあまりなくて、佳林は男役は苦手なんだなと知った私。それを清野がどう演じるか楽しみ。

あと、当時口をきかなかったというほど仲が悪かった田中麗奈と新垣里沙の二人が演じた、ベベとジャンヌダルク。それを浜浦と井上が演じる。田中と新垣の演技はとてもよかったので、それと比べてどうかなという一抹の不安をかかえての全労済ホール。

大阪駅に6時15分ごろ到着して、中央口かいさつ のところのみどりの窓口で切符を購入。ほんとうなら御堂筋改札のほうが阪急大阪梅田駅からは近いんだけど、そこにはなぜか有人切符売り場みどりの窓口がない。わざわざ中央改札までいかねばならぬ。

大阪から、品川経由で、新宿、そして甲府駅まで、品川までは新幹線ののぞみ、新宿から甲府駅までは特急アズサ。乗車券と特急券をあわせて11810円。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障碍者の私。障害者割引のおかげで乗車券が半額になってこのお値段。ありがたいね。大坂から品川まで新幹線自由席で9980円。それにわずか1200円ほどたせば、特急で新宿から甲府駅までいけるのね。さすがJRだね。

6時41分の大阪発新大阪行きの電syさにのって、7時の新大阪発ののぞみで品川へ。新大阪は始発だったので、自由席でも十分すわれた。よかったよかった。社内では車内販売でホットコーヒーとサンドイッチのセットを買って食べる。サンドイッチはハムチーズたmたまごサンドとカツポテトサラダサンドどっちかえらべた。たまごはすきじゃないのでカツのほうを購入。コーヒーをラージにしても40円+なので、540円支払う。

新幹線のホットコーヒーはほんと唇がやけどするぐらい熱いのがうれしいね。カツサンドもも肉厚でたべごた十分だった。サンドイッチはちゃんとプラケースのちっちゃい弁同箱みたいにはいっていて、コンビニでうっているようなあの参画のじゃなくて視覚。そのケースの中に2切れどしんとはいっている。

カツサンドひとつたべて、もうひとつカツサンドたべようとおもったら、ちょっと手に持った感触が違う。ちょっとやわらかい。そうもうひときれはポテトサラダサンド。ちょとがっかりだけど。こっちもおいしかった。このコーヒーーとサンドイッチのセットは朝限定なので朝のるときはおすすめ。

品川駅について、駅員さんがまっていてくれてスムーズに新宿駅にのりかえできた。新宿駅が今日のこぶしファクトリーとビヨンズのミュージカルの会場の最寄り駅。

だけど、さすが東京、日本一、いや世界一乗降客が多い巨大駅。新宿駅といってもいろんな路線がのりいれている。全労済ホールの最寄り駅最寄り会圧は、京王新線新宿駅の京王新線改札。JR新宿駅からここまでがちょっと遠い。視覚障碍者の私は、さぁどういこう。たしかJR新宿駅の西改札が一番近いはず。

でも以前、5月に不思議の国のアリスたちをみにきた時はそうおもって西改札から駅員さんに手引きしてもらってそこから出たけど、そこは出口専用の西改札でちょっとちがっていた。今日は出口専用じゃない西改札から出してもらった。

できれば、京王新線まで手引きしてもらえないかとJRにお願いするも、人手がたりないのでそれはお断りとのこと。こういったことがあるね、基本乗り換えの手引きをしてくれるのはあくまでその鉄道会社のおまけサービスなのね。鉄道会社が気にするのは視覚障碍者が改札からホームに一人でよぼよぼあるいてホームから転落されたら大損害。そういうことなのかもね。

西改札からほうりだされるも、いままでの数多くの東京遠征の記憶を結びつける。西改札から出て、10時の方向に京王新線改札があると駅員におしえてもらったので、その情報をたよりに白杖をついていってみる、しばらくあるくと、も盲導鈴の点字案内板からピンぽーーんという音がきこえてきて。十字形の点字ブロックがある。ここまでくれば大丈夫。ここから、抹茶屋さん、小田急エース商店街、京王モールをめざしていけばよい。

まだ時間は10時にもなっていなかったので、時間つぶし。今日のリボーンは朝公演が11時30分開演。ロビー会場は10時30分、客席開場は11時。まだまだ時間がある。

ということで、小田急エースモールはいってすぐ左手ににあるロッテリアで休憩。ダージリンティーとりんごパイ。これだけで480円もするのね。びっくり。ロッテリアで佳林へのブログをかいたり、今度私がスピーカーとなっておこなうバリバラ講演会の連絡をとったりしていた。

10時45分。そろそろいこうかということで、ロッテリアをあとにして、地下通路をとおって、地上で入り口を出て、全労済ホールへ。ちょっと小雨がぱらついていた。

11時すぎ開場前でははやく入場してくださいというスタッフが外で大声をはりあげていた。その声をたよりに、そのスタッフにちかづき、手引きしてもらう。今日もなんとか無事にたどりつけた。なお、全労済ホールは名前が変わっていて、こくみん共済コープホールって名前になったのね。

今日は朝昼夜の3公演。すでに11公演おわっていて、のこり今日も入れて5公演。当日券はあるものの、8割ほどはしっかりうまっていた。特にアフタートークショーとかせずに、チケットメンバー天売だけでっこまで集客できるとはすごいね。

去年の10月同じ会場であった宮本佳林と稲場愛香主演のJuice=Juice舞台タイムリピートは集客はもっとよかったけど、客層はほとんどが男性。でも、今回のリボーンはなんと女性が4割近くいた。これにはびっくり。こぶし人気というか、ビヨンズ人気なんだおるね。ビヨンズがなぜ女性にうけるのかだれか分析してほしいな。

デスペア的2019年こぶしビヨンズ版リボーン命のオーデションのポイント

1.野村みな美の織田信長訳がすばらしかった。

ハロプロの演劇は、演劇女子部と冠がつくのでわかるとおり、出演者はすべて女子のみ。ということは男役も女子がやる。この男役がはまるかどうかでそのお芝居の良さがぜんぜんちがってくる。そしてハロプロのアイドルが男役をやるというのもお芝居の魅力のひとつ。もしかしたら女性ファンはこういった宝塚的要素を楽しみにしてるのかもね。

今回の舞台は、魂となった英雄や偉人たちが、再度うまれかわるためにオーデションにのぞむというもの。13人、ショパン役の小林もいれると14人。そのうち、女性役は、5人のみ。そのほかは男性役。

男性役といっても、ちゃんとというか男役をしっかり演じているのはナポレオン役の前田こころと、織田信長役の野村みな美、明智光秀の高瀬くるみぐらいかな。チンギスカン役の清野もいいけどちょっと重さというか荒々しさがちょちょっとなかったかな。

前田こころの男役は、タイムリピートで警備隊長を演じていたので、そのうまさはよく知っている私。とてもかっこいいナポレオンだった。かといって、それだけじゃなくて、劇中会い方のマリーアントワネット山崎ユハネのしゃべり方をマネてとってもぶりっこにセリフをいってみたりして、そのギャップがよかった。前田もふり幅が広いね。

でもそのふり幅といえば、野村みな美がすごかった。もし私が配役を事前に調べていなかったら、あれ?野村は出番ないの?体調不良で欠席なの?と思ったと思う。

私が絶賛した男役としては2年前のモーニング娘。のミュージカルファラオの墓スネフェル王役のいしだあゆみ。劇がはじまってもこのスネフェルはだれがやっているのかはじめはわからなかった。途中、もしかしてこれは石高とやっと気づく程度。

でも、野村みな美はその上をいく。たぶんもし私が野村が織田信長を演じているとしらなかったら最後まで織田信長を演じていたのは誰だかわからなかったと思う。それぐらい声が全然ちがっていた。石田亜佑美の場合は、劇中しゃべっているときとときどきいしだあゆみの声にもどるというか声がでてくるけども、野村ににはまったくそれがなかった。

あの、のっぺりとしたおとなしいちょっと間が抜けるようなあほっぽいしゃべり方の野村みな美。実につやがあり声量がある野村の歌声ともまたちがった、今日の織田信長野村みな美。

いつもの野村はどこかつかみどころのないしゃべり方だけど、織田信長のしゃべり方は、キレがあり、迫力もあり、あらあらしさもあった。すばらしかった。ミュージカル経験あり演技上手の高瀬くるみも男役の明智光秀を演じていたけど、声色はいつもの高瀬だったので、さらに野村の男役が際立った。

昔鈴木愛理が戦国自衛隊の部隊をやったけど、その敵役のタカトラは大人の麦茶の男の成人男性だったけど、いまなら、野村みな美がその役をやれるんじゃないかとおもうほどよかった。

野村は声が実にいい、声に重相関があって、そして高い声から低い声。男声からかわいい声までだせる。野村はもっと前にでていけばもっと人気でて浜浦人気をこえるんだけどな。いかんせんガツガツ感がないのよね。でもそんなところが野村の魅力なんだけどね。

そんな野村は、昼公演のカーテンコールの時に感想あいさつ。その時の声がいままでの信長とはまったくちがったいつもの野村ののあのおっとりした声。あっけらかんと、今回の役は信長ということで声を変えて演じてみましたーという野村。まるで、帰り道にのどがかわいたのでコンビニによってジャスミン茶買ってきましたーっていうみたいなテンションでいう野村。いやいやもっと、男役に苦労したとか、円膝窩の人にたくさん相談して信長のキャラクターをつくりあげましたとかいってほしいけど、そうしないのが野村のよさ。

高瀬くるみの明智光秀との殺陣のシーンもあったんですけど、もうたくさん11公演ぐらいやってきて、やっぱり心があわないと殺陣もあわないんだなーと思いましたとお気楽にしゃべる野村。メンバーはきょとんとしていて、まるでそれじゃ高瀬と心が通じ合ってないみたいじゃんとハマちゃんがつっこみ。

最後はいつものノムさんでしたと浜ちゃんがしめてカーテンコールあいさつおわり。

野村は織田信長をこれほどまでに演じきれるのなら、日常も自分は織田信長になりきって生活すればもっとシャキシャキ生活できるとおもうんだけどな。でもそうしないことこそ野村の魅力なんだろうね。

2、べべとジャンヌダルク

子供焼くのベベ浜浦、そして勇敢な乙女戦士のジャンヌダルクの井上。ハマちゃんこと浜浦彩乃の演技が心配だった私。浜浦はちょっとしゃべり方とか、性格もサバサバしていて、しゃべる声におどろきや感動やびっくりした感じがほとんどでない。いうなればちょっと棒読み口調。浜浦の演技は、僕ら少年合唱団の少年役依頼かな見るのは。その時の浜浦はちょっと棒読みぽかった。あれからもう5年ぐらいたつのかな。考えてみればハマちゃんももう19歳であと半年で畑地。これにはびっくり。

その成長もあってか、浜浦の演技もよかった。甘えん坊の子供焼く、しゃべり方も実にかわいらしく無垢なおばかだけどまっすぐな純粋なしゃべり方をしていた。声に表情もしっかりのっていて。よかった。ここまで浜浦が演技が丈夫になっていたとはびっくり。

特に、ジャンヌダルク井上にいないいないばーをやってやってとせがんで、何度もやってもらうシーン。いないいないばーをやってもらうたびに、ケラケラ赤ん坊が笑うみたいに素直におもいっきり笑う浜浦。実に上手だった。3回目もやってやってといい、今度は絶対笑わないからねーといいつつ、やっぱりケラケラ笑ってしまうベベ浜浦。

実にいいシーンだった。なぜベベがいないいないばーみたいな子供だましのことでこんなに笑うのかと言えば、実はベベは赤ん坊の時に殺されてしまっていて、その魂がベベ。だから心は子供のままで、なーにんにも知らない、自転車も、芸人も、ゲイジュツカもなーにんもしらない。そしていないいないばーであんないにもケラケラ笑う。

涙がでてくる。すでにストーリーは知っているので、私は早い段階から涙が止まらない放課後。無邪気に、10万の馬力とか、命をすくってお金をいっぱいもらうんだーというベベのはじめのほうのセリフの次点で私はもうボロボロの涙だった。ちょっと集めのタオルハンカチをもっていってよかった。

レイレイも実によいジャンウダルクを演じていた。とてもりりしい演技だった。

浜浦も井上もよかったけど、でもやっぱり田中麗奈と新垣里沙のあの演技にはかなわないね。あの当時の田中と新垣は口をきかないほど仲が悪くて、その当時一緒にリボーンに出演していた佳林は新垣派、新垣さんがかっこいいあこがれの先輩とこの時期から名前をあげていく、一方田中麗奈さんも実はあこがれなんですといいだしたのはそれから何年もたったあと。この佳林の言動からも当時は新垣と田中は仲が悪かったのがわかるね。 その中の悪い二人だったけど、演技は抜群だった。なんていうかお互いがギラギラライバル心をたたかわせて、相手に負けるか、相手よりも熱い演技をしてやるんだというのがあったのか実にすばらし演技だった。田中ベベはほんとあどけないおさないし、新垣は井上ジャンウよりももっと冷たい心の持ち主を演じていた。

その点、浜浦と井上は、お互いラーメン好きという共通点もあり、先輩後輩という関係性もなくなったので、仲良しの二人。ちょっとその点で田中新垣のギラギラ感がなかったのかもね。

ただ、浜浦のあの演技はよかった。一度は見ておくべきだね。この演技の幅が、歌の幅にもつながっていたのね。いや歌の幅がひろがってこそ演技にも幅がでてきたといったほうが正解だね。

3、小林ほのかのピアノ生演奏

田中新垣のリボーンと今回のリボーンの大きな違いはやっぱり小林の存在。ピアノのうまさでハロプロ入りした小林。その特技を思う存分発揮していたた。

小林は、ショパンのの魂役。劇中に何度も生ピアノを弾く。ナポレオンの出番のときには革命エチュードを弾いたり、ちょっとものかなしいときには別れの曲をひいたり、私がわかる限りだと、英雄ポロネーゼ、アイネクライムナハトムジークも引いていた。あと子犬のワルツかな?

小林のピアノミニライブを聞いているかのようだった。私も何度かクラシックのコンサートにはいったことがあるけど、ただたんにクラシックを聴くよりも、こうやってハロプロのお芝居の中で生演奏でクラシックをひいてくれると相乗効果でこちらに伝わってくるね。

たただ単にミュージカルのオケとしてピアノを演奏するんじゃなくて、小林自身も演じながら劇中でピアノを弾くというスタイルがいいね。こうやってなにかとなにかをあわせて表現するっていうのがいいね。

視覚障碍を知ってもらおうとしつつ、宮本佳林Juice=Juiceのことも宣伝してやろうという、バリバラでの私。何かと何かを組み合わせて表現するのはいいね。

4、その他

開演前の影アナは、ジャンウダルク井上、ベベ浜浦、ナポレオン前田、マリーアントワネット山崎。終焉後の影アナはエンマ大王の広瀬。

朝公演のカーテンコールの感想あいさつは、和田桜子。私は今回はクレオパトラというほかのみんなをにらむ役どころ、ベベはいつもにこにこしていううらやましい。いつかそんな役をやりたいと和田桜子。たしかにちょっと3人組、楊貴妃の一岡伶奈、小野小町の島倉リカ、クレオパトラの和田桜子。声もちょっとかよわかった。島倉がひとりキャラをつくってがんばっていたようにおもった。浜ちゃんはそうなんだやってみればといつもの棒読みみたいなツッコミ。いつものハマちゃん。

劇中う、みんなそれぞれ歌の披露がある。ただチンギスカン役の清野は歌の披露はなかったかな?その代わりなにか大道芸的なことをしていたよう。ジャグリングかな?

歌は、マリーアントワネット山崎とナポレオン前田こころがぢゅえっとした曲あよかった。どこかなつかしいアイドルソングのようで、PPPHコールとかいれたらもりあがるだろうな。山崎は今日はアリスの時の凛々しいまっすぐな役ではなく、お姫様ちょっとわがままなお姫様、時折ぶりっ子のお姫様をうまく演じていた。笑うときに、ウフとほんととに言う演技ってありなのね。とってもよかった。

あと、シェークスピアの西田、モーツアルトの岡村も大きな声で元気よく歌えていてよかった。ただ西田はあの独特な歌い方がちょっと減っているかな?都営大江戸線の六本木駅でだきしめてのあの歌い方をつらぬいてつきつめてほしいんだけどな。岡村といえば今はモーニング娘。の岡村が人気急上昇だけど、どうしてどうしてこっちの岡村みなみもまけてないよ。幼さありつつ懸命に歌う歌い方はいい勝負だとおもうので、ぜひビヨンズ岡村もぜひ見てみてね。

5、涙が止まらない葵ハンカチ

朝公演おわって、13時25分。1時間50分ぐらいの公演時間。昼公演の開城は14時。まだ30分以上ある。一度外にでないといいけないのだけども、視覚障害者は行き場がない、外は雨。ということで、ロビーのベンチで座ってまたせてもらった。こういった配慮は車いすの人にはよくしているけども、視覚障害者の私にもしてくれてうれしかった。ほんとたすかるのよね。特に外が雨だと雨宿りする場所を探すのも一苦労。近くのスタバとマクドは大混雑だろうしね。

朝公演も昼公演も1枚のタオルハンカチ。鼻水と涙のハンカチ。いちおう、鼻水は内側、涙は外側という使い分けをしている私。

昼公演の序盤から涙がとまらない。ハンカチでふく、鼻水をぬぐう。しばらくしてまた涙、また鼻水をふきとろうとハンカチを持っている手を鼻もとへ。でもない。ハンカチがない。どこにやったんだろう。

またの間、首元、腰の後ろにもない。ズボンのポケット、上着のポケットにもない。これは落としたな。足元のリュックの上におちているかなとおもってリュックの上をなぞってみるけどない。椅子の下をさわってみるもない。ないいない。

其の後も、涙がとまらない。涙ならいいけども鼻水もとまらない。

どうしよう。上着のポケットにはいっている手袋でぬぐおうか。いやそれはだめだがまんがまんとしたたる鼻水そのままに、ベベの愛らしさ切なさに涙する私。

でもやっぱりだめだということで再度上着のポケットをさぐると運よくポケットティッシュがあった。中身は3枚のティッシュ。これでなんとか中盤から終盤まで持ちこたえた。ただ鼻水はふけるけど涙はやぱり流しっぱなし。涙をふいていたらティッシュがたりない。

終演したらスタッフに手引きしてもらうときに、足元をさがしてもらおうと私。

劇がおわって、客がはけていく、私は一番最後までのこって人がいなくなってからスタッフの手引き。

じっと待っていると、若い女性が葵ハンカチおとしませんでしたか?

青かどうかわからないけど、たしかに私はタオルハンカチをおとしてしまったと思う。きっと私の。

でもそのハンカチは私の涙と鼻水でどろどろのハンカチ。その女性にとってもらうのはもうしわけなかったので、

ありがとうございます、あとで自分で拾いますと言う。 するとその女性は、どうやらすでにハンカチを手にとっているようで、これと手渡す。

申し訳ないな。今度からはしっかりハンカチを手ににぎりしめておかないと。 申し訳ない気持ちでまみれたハンカチを受け取る。すると女性が、

バリバラ出てましたよね。みましたよ。 とうれしい言葉。Eテレとはいえ、やはり天下のHKだね。影響力あるのかな。

来年の1月9日にも出るのでぜひみてくださいね。とちょっと芸能人みたいな返事をしていい気持ち。今度はもっともっともっと宮本佳林Juice=Juiceを大宣伝できている自信。

しばらくするとスタッフがやってきてくれて、退場。ロビーのすみっこでは若い女の子の声がする。もしかしたらメンバーが天売してるのかなチケットをうっているのかなとおもってスタッフに聞いてみると。グッズ売り場ですとののこと。いやいやグッズのの売り子の女性の声ではない、キラキラしたはなやかな声。まちがいなくこぶしかビヨンズのメンバーだとおもうんだけどな。きっと終演後チケット天売してたんだとおもうんだけどな。あとで調べてみよっと。

スタッフにはコープホールを出て、うどん屋のところまで横断歩道をわたったところまで手引きしてくれた。明日もこられるんですか?と聞かれたので、いや明日は山梨ですというと、ああ甲府ですか、うちのスタッフが交付にも行きますよとのこと。結構把握しているのね。

スタッフとわかれて歩いて、地下へ。京王新線改札前をとおって、JR新宿駅の西改札へ。そこから山梨県甲府へ。山梨の県庁所在地は甲府市なのね。しらなかた。

新宿発のあずさ29号で交付へ。18時ちょうどのあずさ29号。手引きしてくれた駅員さんんい聞くと、あずさはほとんどが新宿始発とのこと。立川、町田、そして甲府と3駅目が交付。90分で到着。

大阪で座席未指定特急券というものを購入。改札にはいって、駅員さんに指定席と交換してもらう。これではじめて指定席券になる。おもしろいね。

おもしろいといのは、車内もおもしろかった。あずさは全席指定席。ということは見指定席だとどうなるかというと、デッキや通路に立っていないといけない、あるいは、空いている指定席にすわるよう。

席が指指定券が販売された席かどうかわ、その席の荷台の下にランプがあってそれでわかる。赤色、黄色、青色があって、たしか指定席発券席は青色、すでに客がいる席、黄色は、まもなく指定意見をもった客が電車にのりこんでくるよという色、赤色は指定券がまだ発見もされていない席。どうやら赤色のランプの席は未指定券でもすわれるよう。おもしろい制度だね。聞くと今年の3月から導入されたとのこと。

ただ残念なのは、長野県の松本までは2時間40分もかかるけど、車内販売はおつまみと飲み物だけ、車内アナウンスで、何度もお弁当、おみやげ、コーヒーなどは販売しておりませんとのこと。なんでだろう?売れるとおもうんだけどな。

甲府駅に到着。2階のの改札。改札をでて、右が北口、左が南口。ステオかという駅ビルの商業施設が南口にあるよう。レストランとかもありほうとうもたべられますよと駅員さんにおしえてもらった。

南口のエレベーターで1階の地上におりて、南をむいている、目の前はロータリー、タクシー乗り場、右にいきつまり西にいき、そして左つまりは南へ、途中左分岐がたくさんあってどの左分岐を左にいって南にくだるかわからなかった。最後までいっていきどまりの2つ手前の左分岐を左へいけばよかった。人の流れがその左分岐だけ左方向に人はながれていた。南にすすみ東西に延びる大きな道路をわたる。カッコーの音響式横断歩道。横断歩道をわたって、点字ブロックにそって南へ、50メートルほどすすむと右手にファミマ、さらにすすんで右に東横インがある。なんとかたどりつけた。

あそうそう、今日もたくさんの人に声掛け手引きしてもらった。京王新線口からJR新宿駅西口改札まで点字ブロックにそってあるいていると、親切なおばさんが私のうしろをついてきてずっとみまもってくれていた。きくとシティーライツで映画に音声解説をつけているとのこと。ありがたいね。甲府駅おりて、横断歩道をわたるときもすこし酔っ払いのおじさんが案内してくれた。ちょっと酒臭いでしょごめんねといいながら、私を手引きしてくれた。ありがたいね。

ありがとうカードだけ渡す。今はJJのひとそれCD付属で、今日持参したCDは1枚の実、カントリーかビヨンズのCD。これは明日のためにとっておかなくては。明日は甲府カズーホールでつばきファクトリーのライブ。甲府駅から数駅の国母駅がもよりえきだけど、駅からかなり遠くて視覚所具合者はあるいていけなさそう。タクシーをつかおうっと。明日で視覚障害者単独遠征38都道府県。のこり9にまできたね。命を全部使い果たして生きてやろう、47都道府県歩きはたしてやろう。へ、

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