獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

チラシ、がさごそ、おじさんから紙切れをもらった。

2020-03-05 20:20:15 | 網膜色素変性症と私
恵がありますよーに

今日は大阪は寒くなった。1週間前ぐらいはぽかぽかだったのにね。夕方からはみぞれがふったりしてきた。そんな寒暖差の激しいくるくる気温がかかるこの季節。風邪をひきやすい。ということで、しっかり栄養のあるものを食べなければ、いつでも食べれるようにておかねば。網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。なかなか料理や買い物はいけないので、いけるときにまとめ買いとかをする。最近、ジップロックのすくりゅーろっくという丸井プラ容器の便利さにはまっている私。そこにおちゃわん一杯分の炊き込みご飯をつめて冷凍しておく、おなかがすいたらレンジでチンしてたべる。いこれがおいしい。ヘルパーさんに炊き込みご飯や焼きそばをつくりおきしてもらって、それを小分けにしてスクリューロックにいれる。いつでもあたたかい炊き込みご飯と焼きそばがたべれる。

されに、近所で買ってきた餃子の王将の餃子も冷凍して、おなじようにしてたべる。こちらも実においしい。スクリューろっくと冷凍庫それに電子レンジって視覚障害者の味方だね。ということで、今日は、会社帰りに餃子の王将にたちよる。白杖をついて、ひとりでたちよる。餃子3人前両面焼きをちを電話で注文しといて、10分後にとりいきます、。餃子の王将アプリだと2人前で1人前無料になるので、私は2人前の料金でかえるのがうれしいね。この3人前の餃子をすくるゆーロックにいれて冷凍させる。いつでも餃子の王将の焼き餃子がたべれる幸せ。

セブンイレブンで豆腐と厚切りバームクーヘンをかって、片手に白杖、片手にレジ袋、ちょっと迷いながら、男はつらいよののトラさんのように餃子の王将の前をとおおりすぎてまたもどってやっとたどりつく。途中、またみぞれがふりだして、折りたたみ傘を、ワンショルダーバックから取り出す。片手にレジ袋と折りたたみ傘。

よぼよぼといったりきたり、するとふらっと私に近づいてきたおじさん。なにかのチラシを私のレジ袋にこじいれる。

めぐみがありますよーに。

なにかの宗教の勧誘のちらしをいれてくれたよう。私にてわたししようとしたようだけど、私の両手がふさがっているので、私の左手にチラシをこすりつけて、それからレジ袋にいれる。

入れとくからね。

どうも、餃子の王将はどこですか?と聞く私。20メートルほどさきだよとそのチラシおじさん。

餃子の王将の前でそのおじさんが私にきづきまたもどってきて、バイクをよけて階段を下りて餃子の王将のお持ち帰りコーナーへ。そこまでおじさんがついてきてくれた。
餃子3人前とお店の人にいう。すると別のまっていた客が私の声をとどけてくれる。
知右門してたものです。
この人注文してるんだって。さきわたしてあげてとそのおばちゃん。
すると、私が餃子をもちかえるとしるや。いきなりチラシおいじさんが、私の左手にもっているレジ袋の中をごそごそとさがしだす。
中にはさっきセブンイレブンで買った、とうふ3個が2個と熱きりバームクーヘんん。まさかここまで手引きしてやったんだから、バームクーヘンもらっていくねというような、まさぐり感。
なんだこの人とおもいながら、平静をよそおう。

するとそのチラシがさごさおじさんは、どうやら私のレジ袋に入れたチラシをとりだして、そそれをまた、私の左手にこすりつけて、持てというしぐさ。もってみると小さな封筒にはいったようなかみきれ。

チラシがさごそおじさんが、これ使いな、これで買いなといって、そして立ち去る。
もしやとおもったけど、目の見えない私。こそのかみきれがなにかわからず。またレジ袋に入れなおして、
餃子の王将はハロプロカードで購入。最近は餃子の王将もiDが使えるようになってほんと便利。

みこみぞれがやんで、焼き餃子3人前wをうけとって、家にかえる。

部屋にはいり名が机に、買ってきたものをどさっとおく、チラシがさごそおじさんからもらったかみきれをさがして、レジ袋からとりだし、机のうえにおく。
しばらくすると、ヘルパーさんがきてくれる。今日は麻婆豆腐をつくってもらうこと、そこにウィンナーと冷凍ホウレンソウをいれることを伝える。
そして、机の上にある紙切れをヘルパーさんにきく。
その紙切れはなんですか?

えっ?紙切れですか・・・

そこにちっちゃな紙切れがあるでしょ?

いやこれは1000円札です
さわってみてください。

まさに1000円札だった。

めぐみがありますよーにというかめぐみがあったじゃないですか!!チラシがさごそおじさん!!いやチラシがさごそおじさんではなく、視覚障害者に1000円札をくれるおじさん。

ちょっと気持ち悪いけど、この1000円はちゃんと使わせてもらいます。私の幸せ、私の恵みになるようにつかわせてもらいます。ありがとうおじさん。

こういった、障害者を見ると、1000円札をつかませる人がいるというのはよくバリバラでも聞く話。でも実際にいるんだね。こんな全盲の中年男性にめぐむ人なんているんだね。1000円もらったので、握手でもしてあげればよかった。これは宮本佳林の名言だね。握手は1000円です!!。

あのおじさんにJuice=JuiceのCDわたしたかったな。残念ながら仕事のいきかえりにはもちあるいてないのよね。またいつか会えるかな?

コメント
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