獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

アンジュルム太田遥香が2月28日からコロナでもないのに活動休止をしている。

2020-03-02 23:10:45 | モーニング娘。と私
いつの間にか

今日3月2日は7年前の今日、宮本佳林がコピンクとしてソロライブを行った日であり、Juice=Juiceの楽曲が初めてステージでお披露目された記念日。あれからいつの間にかもう7年もたつのね。あのときの6人のJuice=Juice。は今残っているのは4人、そして6月にはエースの宮本佳林もJuice=Juiceからいなくなる。今から7年後にいったいJuice=Juiceはどうなっているんだろう。Juice=Juiceの最年少メンバー松永里愛が7年後は今の佳林の年齢21歳になるのね。

そんな最近、数週間前からハロプロはネット界隈がさわがしい。ハロプロとネット、いわゆる2ちゃんねる掲示板との関係性は深い。いい意味でも悪い意味でもこの2ちゃん文化、テキスト掲示板文化はハロプロのひとつの文化をささえている。

その2ちゃんねるで、突如、モーニング娘。の野中美紀の熱愛報道?アンジュルム太田遥香の特定ファンとのつながり報道ががにぎわっていた。

ほとんどがガセ情報の2ちゃんねるのこういったゴシップ記事。だけど今回はなかなか収束しなないとおもっていたら、数日前、2月28日にアンジュルムの甘えん坊キャラ、はーちゃんこと太田遥香が活動休止。無期限謹慎。

23年のハロプロの歴史の中で、私の記憶では無期限謹慎はわずか二人、未成年喫煙事件をおこした加護亜依、ポエム無意識無断流用の安倍なつみ。この二人。

なっちの場合は、ハロプロメンバーとつんくがスーツで、一斉謝罪をしたね。鳴りやまないたんばりんという楽曲のリリースをひかえていた安倍なつみ。結局その曲はリリースされずじまい。鳴りやんだたんばりん。

加護亜依も、安倍なつみも何らかの法律にふれるおそれがあっての謹慎。
だけど今回の太田遥香の謹慎処分はいまいちよくわからない。ネット情報をかいつまむと、特定の女性ファンと個別握手会で、個人的に連絡をとりあうようになり、そこから特定のつながりができて、太田が、なにかしらその特定の女性ファンを優遇したよう。

昔の相撲界とかでは多額の援助をしてくれるような人をタニマチといって、特別扱いをしたものだけど、それはアイドルの「世界ではあってはならないのね。アイドルの世界では、憲法14条以上に、平等にファンを取り扱わないといけない。えこひいきだめ。みんなのアイドルとはこのこと。

太田がどんなrule違反をおこしたのか具体的な事実提示もなくて処分。もちろん本人にはどうんな事実に対して処分がくだされたか告知されただろうけど、ファンにはわからない。

なのに、ほかのアンジュルムファンは、太田をかばうわけでもなく、逆に、私たちの指導がいきとどかなかったと、強く太田を非難している。

こんなことはじめて、アンジュルムが太田のためにみんなで一斉に頭を下げるのならわかるが、なんか突き放しているようで、ちょっとこわいね。そこまで太田は悪いことをしたのかな?

もし太田が、小さい心臓病の女の子手術をうける勇気をもってもらうために、私mステージうえであなただけにわかるサインをおくるね。ちょっとだけタケちゃんの秘密おしえてあげるね。それに勇気づけられて小さい女の子は手術をうけて無事成功。

こうなると美談なのにね。

私は今までたくさんのハロプロメンバーと握手をしてきたけど、いちばん無邪気で、障害者にたいしてもフラットに接してきたのが、太田遥香。普通のメンバーなら目の見えない中年男性、しかも色眼鏡をかけている目線があわない男性ファンに対して、どうしていいかわからず、かたまってしまう。
でも太田はちがうね。まず自分をはーちゃんですと自己紹介する。
ニックネームで名乗るメンバーもはじめて。ムロタンも自分ではムロタンとは言わないし、浜浦も自分でハマちゃんですとはいわない。ちゃんと、みずきです、ハマウラアヤノですと名乗ってから握手してくれる。
だのに、太田遥香は、いきなりはーちゃんですと、教育実習生の先生にすぐになついてくる子供のような距離感とひとなつっこさで、ぐぐっとちかづいてくる。
そして、こちらが何か言う前に、

山登りですか?と聞いてくる。

網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障害者の私。外出時はいつもモンベルのアウトドアウェアでおでかけ、とても機能的、そしてリュックと耳当てがついたキャップ。たしかに登山帰りの人みたい。
うんそうだよ、さっき生駒山にのぼってきて、その帰りにライブによったんだよと私が言うとでもおもったのかな?
実にすなお、目に入ったものを、自分が感じたことをそのまま口に出す、とてもフランクな、こどもっぽい、あまえてくる太田遥香。

たぶん太田は、けろっとして、はじめは神妙な顔でもどってきてすぐにいつものにいこにこはーちゃんにもどるだろう。それがうまれもってひとなつっこい太田遥香のよさ。その太田の良さをわかっているからこそ、アンジュルムメンバーはブログできつく太田非難をしているのだとおもう。ちゃんとこの子はがけからよじのぼってこれるとわかっていて、がけから我が子をつきおとす母虎のよう。

今回の騒動で気づいたのが、アンジュルムメンバー笠原桃菜のブログでの文章力の高さ。ちょっと中2的な、はじめて知っ専門用語をつかってみるという青臭さはあるけども、実にすばらしい自己分析。特に自分の幸せを、自分をキャン監視して、それが幸せそうにみえるかという論理はおもしろいね。
私も、はたからみたらかなしい光景。よぼよぼのおばあさんに、手引きされて道の溝からおちそうになるのをたすけられる全盲男性。実にかなしい光景。
でも、これは私にとっては実におかしいんだよね。おかしいし、じつにやさしいんだよね。

というのも、全盲中年男性は、自ら道路の橋の溝におちようとしている、いや溝をさがそうと、溝のほうにあるいている。それを、よぼよぼおばあさんは、あの人溝におちてしまうわ、たすけなきゃとやさしいおばあさん。
でも、全盲男性は、あえて溝をさがしている、道路の溝は道路にそってますうぐのびているし、必ず道路の端にあるので、車にひかれることもない。みぞにそってあるけばまず安全。溝をさがしている男性。

でも、全盲男性は、よぼよぼおああさんの手をふりはらったりはしない。そのおばあさんにしたがい、道路の真ん中をあるかされる。ありがとうございましたといって、次の角をまがるまで、うしろによぼよぼおばあさんの気配をかんじるので、道のまんなかをあるく。ほんとは溝にそってあるきたい中年男性。中年男性のやさしさ。

実に、おかしくじつにやさしい光景。

この自分のおかれた環境を客観視してたのしむ、それが16歳の笠原桃菜はできている。すごいね。それを文章で的確に表現している。。ちょっと言葉足らずで、伝えることが苦手だった少女が文章で自分の気持ちをあらわし共感をよびこんでいる。いつの間にこんなにせいちょうしたんだとびっくり。

太田遥香も笠原桃菜もともに16歳。まだまだ、これからアンジュルムの未来は明るい。このごったに感じがアンジュルムの最大の魅力。実にいとおしい。

アンジュルム笠原桃菜の2月28日のブログ「自分を愛するということ」はこちら

アンジュルム太田遥香の2月28日の報告「太田遥香に関するお知らせ」はこちら

そうか、太田のお知らせは22時にアップ、その数時間前に笠原桃菜はじぶんを愛するということというブログをアップ、これは太田にたいするがんばれメッセージなのね。それにいまさらながら気づいた。笠原いつの間にか成長してるね。
コメント
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