獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

爆笑問題太田光の母親は視覚障害者のために図書館で対面朗読ボランティアを長年やっていたことを知った。

2024-02-04 22:36:11 | 網膜色素変性症と私
単調な朗読

先日、家を整理していて、たくさんでてきたのが、MD。ラジオ番組を録音したMD。今のゼット世代の人はMDなんてしらないだろうな。

かろうじて、アヤヤの歌には、MDという歌詞がでてくるのよね。笑顔に涙ディア マイフレンド だったかな。

そのたくさんのMDには何が録音されているかというと、2000年ごろの、オールナイトニッポンナナインティナインとヤングタウン土曜日。いつか自分の目がみえなくなったら、このラジオをたのしみにしようとおもって、たくさん録音していた私。今では、すっかり目が見えなくなってしまった、網膜色素変性症な盲人ウエカジ。

目が見えなくなったら、さらにラジオが好きになった。特に、ここ数年はTBSラジオを聴いている。大阪にいる私でも、ラジコでTBSラジオがきけるのがよいね。

日曜日はは、TBSラジオで、ワンジェイ、日曜天国、、日曜サンデーをよくきいている。

その中の日曜サンデー。爆笑問題がパーソナリティー。その番組の中で、爆笑のオオタヒカリが、自分の母親の本の読み聞かせは、とっても単調で、おもしろみがない朗読だったと言っていた。

さらに、太田は、続ける

そんな母親だったけど、目の見えない人のためにボランティアで図書館で、年老いてからもずっと読み聞かせをしていた。とのこと。

そういうことなのね、単調、抑揚をあまりつけず、たんたんと読み上げる。これは、対面朗読ボランティアの鉄則だね。なので、図書館によっては対面朗読とは言わず、対面リーディングとかいうね。どうしても、朗読というと、抑揚をつけて、感情をこめて読み上げるイメージだからね。

太田光はたしか今年59歳。母親は、いきていたら、いま90歳ぐらいかな?

太田の母親は、若い頃は、お芝居をやりたかった、でも、夢かなわず。それで、朗読に興味をもったのかもしれないと太田は言っていた。

でもそんなことじゃなくて、きっと、目の見えない人に、本や雑誌をよんであげたいというその気持ちから対面朗読ボランティアをしてたんだろうね。今から40年50年前だと、インターネットもなく、電子書籍も、ボイスオーバーもなくて、読みたい本はだれかに読んでもらわないといけない時代だったからね。

なんか、オオタヒカリが好きになった。対面朗読ボランティアを長年していた女性のひとり息子が太田光。うれしいね。


ラジコでぜひきけるのできいてみてね。TBSラジオ 2024年2月4日日曜日 13時から15時、爆笑問題の日曜サンデーです。
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