見えない存在
去年の4月に職場で仕事をあたえてもらえなくなり、やむを得ず退職した私。退職して、すべての時間を、自分のために使えるようになった私、目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。
自由な時間が増えたので、いろんなことにチャレンジしよう。私の住んでいる豊中市の、バリアフリー推進協議会の委員になったり、ウエカジ合同会社を設立したりと、新しいことをはじめたこの1年。
特に、自治体の障害者の審議会はとても興味深い。豊中市で今、障害者では、何が問題となっているかがよくわかる。市立病院で、遺伝子疾患の病気がうたがわれる胎児を早期にみつけるための妊婦の出生前診断がはじまったこととか、豊中市にあたらしい障害児支援学校ができることなので、そういった問題が、審議会の委員、障害者委員から発言されることが多い。それで、はじめて知る私。
そういった審議会には、障害当事者の委員が必要だね。最近強くそう思う私。
ということで、3連休の2日目。ガイドヘルパーさんと一緒に、駅前再開発市民意見交換会に行ってきた。
ちかぢか、駅前が再開発されて、古くなった駅ビルなどがあたらしくなる。建て替えるにあたって、どんな、施設があればよいか、市民が意見をだしあう場、市民意見交換会。
4グループにわかれて、参加者が、意見を出し合う。みんなは、保育所があったらいい、シバフ広場、フードコート、喫茶店があったらいい、音楽ホールがほしいとか、いろいろなことを言っている。
だけど、私は、何がほしいとかはいわない。みなさんがほしいと思う施設、私もほしいです。ただ、そこで、考えてほしいのは、その魅力的な施設に、視覚障害者がはたして、ひとりで行って、ひとりで楽しめて、ひとりで帰ることができるのか。ぜひ、そこを考えてほしいです。このひとことを言う。
シバフ広場のベンチをどうやって視覚障害者はみつけることができるのか、フードコートをどうやって視覚障害者がひとりで自由に動けるのか、目の見えない親がこどもを毎日どうやって保育所にあずけにいくのか。魅力的な施設、そして、こえつながるアクセシビリティーなルートをぜひ考えてください。
そんな、意見を言おうと、カードに、私の意見を記入。それを、ヘルパーさんに代筆してもらう私。それを、ホワイトボードにはりつけるヘルパーさん。
みんなが書いたカードをもとに、参加者がそれぞれひとりずつ発表。そして、次は私の番かとおもいきや、私の番はこない。私に意見をのべさせない、市の職員。
私は、いつ、私の番がくるのかずっとまつ。いっこうにこない。それに気づいた、ヘルパーさんが、ウエカジさん、まだ意見をのべてないですと、水をさす。すると、市の職員は、ひらあやまり。てっきり、ウエカジさんの意見は、ヘルパーさんがかわりに、おっしゃったのだとおもいこんでました。すいません。とのこと。
こういうことよくあるよね。障害者とヘルパーのペアだと。障害者ではなく、ヘルパーに目が行くのよね。私とヘルパーさんは、受付でそれぞれ名前を書き、それぞれ、名札をもらい、三かしたはずなのに。いち個人として、三かしたはずなのに。障碍者には意見はきかず、ヘルパーの意見だけを聞くしの職員。こういったことはあるあるだね。
見えない存在、見なくてもよい存在、それが障害者。駅前再開発でも、そこには障害者はいないのよね。今日の意見交換会でも、障害者は私ひとり、視覚障害者は私ひとりだけ。
意見交換会おわって、同じグループの人がはなしかけてくれた。参加していただいて、こちらも知らないことにきづけました。ありがとうございました。
やっぱり、見えない存在、見てもらえない存在の障害者は、自分から、外にでて、ここにいるぜぇって叫び続けないといけないのよね。それが私の役目。
詳しくは、盲人ウエカジチャンネル、毎週土曜8時ライブお話配信をみてね。みなさまのおかげで、盲人ウエカジチャンネル、チャンネル登録者数が300人になりました。ありがとうございます。
00:00 待機
01:05 スタート 今日のテーマ
02:11 チャンネル登録者が300人を超えました ありがとうございます
05:38 JRの障害者割引乗車券がネットで買えるようになります マイナンバーカードとスマホで
13:00 関西私鉄の障害者ICカードがこの春からJRでも使えるようになります ショウワリ と カイワリ スルットカンサイ
17:00 障害者の障害者による障害者のためのヘルパー事業所の指定申請をしてきました
27:00 駅前再開発事業市民ワークショップに行ってきたお話 見えない存在の視覚障害者
50:30 豊中市障害者自立支援協議会の膨張に行ってきました
1:05:30 盲人ウエカジが考える出征前診断と障害のある胎児堕胎
1:19:30 おわりに
毎週土曜8時 ライブおはなし配信 盲人ひとり豊中市障害者自立支援協議会を傍聴してきた話 その他出生前診断と障害のある胎児の堕胎についての盲人ウエカジの考えなど
去年の4月に職場で仕事をあたえてもらえなくなり、やむを得ず退職した私。退職して、すべての時間を、自分のために使えるようになった私、目の見えない、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。
自由な時間が増えたので、いろんなことにチャレンジしよう。私の住んでいる豊中市の、バリアフリー推進協議会の委員になったり、ウエカジ合同会社を設立したりと、新しいことをはじめたこの1年。
特に、自治体の障害者の審議会はとても興味深い。豊中市で今、障害者では、何が問題となっているかがよくわかる。市立病院で、遺伝子疾患の病気がうたがわれる胎児を早期にみつけるための妊婦の出生前診断がはじまったこととか、豊中市にあたらしい障害児支援学校ができることなので、そういった問題が、審議会の委員、障害者委員から発言されることが多い。それで、はじめて知る私。
そういった審議会には、障害当事者の委員が必要だね。最近強くそう思う私。
ということで、3連休の2日目。ガイドヘルパーさんと一緒に、駅前再開発市民意見交換会に行ってきた。
ちかぢか、駅前が再開発されて、古くなった駅ビルなどがあたらしくなる。建て替えるにあたって、どんな、施設があればよいか、市民が意見をだしあう場、市民意見交換会。
4グループにわかれて、参加者が、意見を出し合う。みんなは、保育所があったらいい、シバフ広場、フードコート、喫茶店があったらいい、音楽ホールがほしいとか、いろいろなことを言っている。
だけど、私は、何がほしいとかはいわない。みなさんがほしいと思う施設、私もほしいです。ただ、そこで、考えてほしいのは、その魅力的な施設に、視覚障害者がはたして、ひとりで行って、ひとりで楽しめて、ひとりで帰ることができるのか。ぜひ、そこを考えてほしいです。このひとことを言う。
シバフ広場のベンチをどうやって視覚障害者はみつけることができるのか、フードコートをどうやって視覚障害者がひとりで自由に動けるのか、目の見えない親がこどもを毎日どうやって保育所にあずけにいくのか。魅力的な施設、そして、こえつながるアクセシビリティーなルートをぜひ考えてください。
そんな、意見を言おうと、カードに、私の意見を記入。それを、ヘルパーさんに代筆してもらう私。それを、ホワイトボードにはりつけるヘルパーさん。
みんなが書いたカードをもとに、参加者がそれぞれひとりずつ発表。そして、次は私の番かとおもいきや、私の番はこない。私に意見をのべさせない、市の職員。
私は、いつ、私の番がくるのかずっとまつ。いっこうにこない。それに気づいた、ヘルパーさんが、ウエカジさん、まだ意見をのべてないですと、水をさす。すると、市の職員は、ひらあやまり。てっきり、ウエカジさんの意見は、ヘルパーさんがかわりに、おっしゃったのだとおもいこんでました。すいません。とのこと。
こういうことよくあるよね。障害者とヘルパーのペアだと。障害者ではなく、ヘルパーに目が行くのよね。私とヘルパーさんは、受付でそれぞれ名前を書き、それぞれ、名札をもらい、三かしたはずなのに。いち個人として、三かしたはずなのに。障碍者には意見はきかず、ヘルパーの意見だけを聞くしの職員。こういったことはあるあるだね。
見えない存在、見なくてもよい存在、それが障害者。駅前再開発でも、そこには障害者はいないのよね。今日の意見交換会でも、障害者は私ひとり、視覚障害者は私ひとりだけ。
意見交換会おわって、同じグループの人がはなしかけてくれた。参加していただいて、こちらも知らないことにきづけました。ありがとうございました。
やっぱり、見えない存在、見てもらえない存在の障害者は、自分から、外にでて、ここにいるぜぇって叫び続けないといけないのよね。それが私の役目。
詳しくは、盲人ウエカジチャンネル、毎週土曜8時ライブお話配信をみてね。みなさまのおかげで、盲人ウエカジチャンネル、チャンネル登録者数が300人になりました。ありがとうございます。
00:00 待機
01:05 スタート 今日のテーマ
02:11 チャンネル登録者が300人を超えました ありがとうございます
05:38 JRの障害者割引乗車券がネットで買えるようになります マイナンバーカードとスマホで
13:00 関西私鉄の障害者ICカードがこの春からJRでも使えるようになります ショウワリ と カイワリ スルットカンサイ
17:00 障害者の障害者による障害者のためのヘルパー事業所の指定申請をしてきました
27:00 駅前再開発事業市民ワークショップに行ってきたお話 見えない存在の視覚障害者
50:30 豊中市障害者自立支援協議会の膨張に行ってきました
1:05:30 盲人ウエカジが考える出征前診断と障害のある胎児堕胎
1:19:30 おわりに
毎週土曜8時 ライブおはなし配信 盲人ひとり豊中市障害者自立支援協議会を傍聴してきた話 その他出生前診断と障害のある胎児の堕胎についての盲人ウエカジの考えなど