獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

障害資本主義の実践 今日、役所にヘルパー事業所新規指定申請書を提出してきた。

2024-02-20 21:51:30 | 全盲視覚障害者によるヘルパー事業所開設プロジェクト
ギリギリ提出

目の見えない私、網膜色素変性症な私、盲人ウエカジ。目が見えないとなかなか雇われて働くっていうのは難しい。働き口があったとしても、仕事が与えられなっていうことがよくある。

それならば、私が、人を雇用しよう。だれかに雇われるんじゃなくて、私が人を雇おう。

そこで、考えたのが、ヘルパー事業所をつくること。目の見えない私が、そのヘルパー事業所の所長となって、経営。このヘルパー事業所はまだ指定も受けていないけど、すでに顧客、つまりしょうがいしゃ利用者がいる。それが、私。私が経営者で、私が顧客売り上げ。(ただし、正確に言うと私が設立した法人が経営者で、視覚障害者たる盲人ウエカジはいち利用者、なので、法律的には同一ではないのよね)

障害者は、その障害が売り上げになる。障害資本主義。資本がお金をうむんじゃなくて、障害があるってことがお金をうむ。資本主義では、資本家が、資本を利用して、労働者を働いてもらって、利益をあげる。それならば、障害者も、障害という資本を利用して、ヘルパーさんに働いてもらい、利益をあげる。不思議なことに、資本主義の資本、障害資本主義の資本も、自らが努力して獲得たものではない、資本も障害も、たまたま点からあたえられたものにすぎない。

この障害資本主義という考えを実践してみようと思う私。

ということで、今日、ヘルパー事業所開設のための指定をうけるべく、指定申請書っていうのを役所に提出してきた。4月1日から開業するためには、それまでに指定をうけなければならない。そのタイムリミットが今日の2月20日。会長時間ギリギリに提出。なんとか受け取ってもらってよかった。
さて、これから、いろいろ不備を指摘されて、補正をしないといけないんだろうな。まぁ、こちらは時間はいくらでもある、無職なので、足しげく役所に通ってみよう。

指定ははやければ3月末には受けられるけども、私はあえて、開業予定は6月1日とした。指定をうけてから、銀行口座開設や、ヘルパー募集のためのチラシをつくって、ポスティングするのに2か月はいるからね。ゆっくりやっていこう。

指定をうけるために、いろいろ調べてみたけど、ヘルパー事業所を経営して、その経営者なり、管理者が、、年収500万円かせぐっていうのは。まず無理だろうね。そのためには、ヘルパーのじきゅうをさげて、たくさん利用者のお宅にいってもらわないといけない。いかに、公務員とか会社員とかが楽だったか。公務員や会社員だと、年収500万円は正社員だと40歳ぐらいでこえるもんね。でもヘルパー事業所だと、年収500万円っていうのはほぼふかのうだろうね。

ちなみに、私が設立するヘルパー事業所の経理や、ジムは、私がやるけど、私は無報酬。経営者だからって、金持ちになれるってことはない。ただ、ヘルパーさんの時給を他よりあげることができたり、事務所経費で購入した物品を、私がプライベートで利用できるぐらいのメリットはあるね。

くれぐれも、架空請求なんかはしないように、心にとめておこう。架空請求とかやろうとおもえば、簡単にできるけど、それをやったらおしまいよ。


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