ＮＨＫ Ｅテレ ハートネットＴＶ 命の格差 を見た。

昼休みの涙

今週と来週は、ラジオの帝王、伊集院光のラジオ番組がお休み。伊集院が２週間の夏休みのため。いつもは、会社の昼休みでに、ＴＢＳラジオ午前8時30分から11時までのラジオ番組、伊集院光とラジオとを録音ラジオサーバーでタイマー録音して、それを昼休みに2倍速で聞いている私。それができない。

目の見えない私、網膜色素変性症な私デスペア。ほぼ全盲な視覚障碍者の私。やっぱり昼休みはラジオだね。

でも、そのラジオが聞けないので、こまるね。そこで、ラジオのあとに聞いているＮＨＫ朝ドラ、お帰りモネの見逃し廃止をiPhoneで見る。NHKプラスというアプリがあれば、無料で見逃し配信を見れる。ありがたいね。ただ、こちらは倍速再生ができないのが残念。

お帰りモネの主人公の、おちついた、あまり感情を出さないしゃべり方に当初は違和感があったけども今では、そのおちついたしゃべり方がなんかいいよね。ああいうヒロインもありだね。

朝ドラは15分なので、まだ昼休みはたっぷりある。なにを聞こうか。そうだ、ＮＨＫのＥテレのハートネットＴＢ。昨日放送された命の格差という障害福祉特集番組を見る。

これはある事件をあつかった番組。３年ほど前の事件。私もニュースで知っている。

小学生の女の子が、学校の先生やほかの友達と一緒に歩道を歩いて、下校している途中う、意識を失う脳の疾患のある特車両運転男性の特殊車両にはねられて亡くなった事件。

そんな病気を隠して特殊車両を運転していた男性。刑事裁判で有罪になり、今は、服役中。

そして、その女の子の両親が、民事裁判を現在進行形。女の子が亡くなったことに対する損害賠償請求事件。

その女の子が、成人して働きだしたら、いくら稼げるか、その金額が損害。でも相手側保険会社は、一般女性の4割が妥当と主張しているとのこと。

なぜならば、その女の子は耳が聞こえないから。耳が聞こえないと、学習も難しく、知能も9歳ぐらいでとまってしまう、だから仕事にもつけないし、つけたとしても、耳が聞こえないのでコミニケションができず、低賃金になる。だから、4割の賠償しかしませんと保険会社。

くやしいね。耳が聞こえないというだけで、未来をきめつけられている点がくやしいね。くやしいね。

番組では、生まれてから１歳の誕生日を迎えた女の子、まわりで家族がタンバリンとか増えをならしてお祝い。大きな音をきかせてあげている。それに、言葉にならない鳴き声で答える赤ん坊の女の子。その映像が流れる。

それから、時がたち、小学生になって聾学校での運動会。あんな小さかった女の子が成長し、みんなの前でどうどうと発言をしている。涙がとまらない私。

あかんあかん。会社の昼休みに涙がとまらない。番組は30分番組だけど15分で見るのをやめる。

夕方、家に帰って、ＮＨＫプラスで途中から再生してみる。

番組の最後、近所のおじいさんが、写真をもって女の子の両親の家をたずねてくる。その写真には、両親の知らない、近所の犬をなでている女の子の写真。笑顔でパチリ。いつの間にか、うちの子も、親の知らない世界をひろげていったのね。涙する母親。そして涙する中年男性の私。

この女の子は、私の住んでいる市に住んでいたよう。こんな両親から愛されて、笑顔のかわいい女の子が、私の住んでいる町にいたなんて、なんて誇らしいんだろう。

現在、同行援護裁判を継続中の私。私自身の裁判よりも、この女の子の裁判が気になる。大阪地方裁判所で現在進行中なので、応援しにいきたいな。いかねば。

ぜひ、みなさんもハートネットＴＶの再放送みてね。

9月21日火曜日、午後1時から放送されます。もちろん、今は、ＮＨＫプラスというスマホアプリで見逃し配信できますよ。

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ＰＳ
この女の子がが生きていれば、今は中学生。テーブル席空いててもカウンター席の曲の中のヒロインぐらいの年齢かな。はーくやしい。かなしい。未来をきめつける保険会社が悲しい。