神の手は力ある働きをする。

 主の右の手は高く上げられ、
 主の右の手は力ある働きをする。

(詩篇118編16節より)

地球の進化の歴史と神。

2021年12月15日 | キリスト教


 この間、偶然ようつべ☆にて、「地球の進化の歴史」的動画を見てたんですけど……まあ、前に『神は脳がつくった』というところでも書いたように、長~い宇宙の歴史&地球の歴史の中で、人間が今のような形でホモ・サピエンスとして進化し、神という存在を崇めだしたのは、大体8千年~1万年くらい前のことらしく。。。

 まあ、ここに至るまで、ビッグバンが起きたのは約138億年前のことと言いますし、地球の誕生は約46億年前なわけです。そして、人間が猿から進化して……というか、動画の中ではこの猿になる前の、もともとの一番最初の哺乳類についてとか、そしてこの哺乳類が誕生するまでの地球の歴史についても触れられていました。

 つまり、人間というのがいまのような<意識を持つ存在>に至るまで、おっそろしい時間がかかってるわけですが、地球というのは宇宙線とか隕石の衝突とか、何度となくそこに住む生き物が絶滅&進化というのを繰り返していて――それで、この絶滅の危機と新たなる進化というのが、ほとんど常にセットのようになってて。

 わかりやすいのは恐竜の絶滅(約6600万年前)と思いますが、そうした厳しい状況下の中で、わたしたち哺乳類のご先祖さまは生き残り(恐竜たちに踏み潰されて絶滅しなかったのが本当に不思議なくらいの、小さな生き物)、やがてそこから進化して最終的に今のわたしたちホモ・サピエンスへと至った……まあ、キリスト教では進化論を否定しているか、特に否定してなくても、そのあたりには触れないとか、もしかしたら普通かもしれません。

 でも、わたしの中では結構、このあたりって矛盾しなかったりします(^^;)。科学者の有名人でいうと、アインシュタインもホーキング博士も、神の存在を否定していました。というか、アインシュタインは汎神論を信じていたのですし、ホーキング博士は「神がもしいたにしても、我々のような小さい存在に(この広大すぎる宇宙の中で)気づくとは思えない」といった旨のことをおっしゃっていた記憶があります。

 まあ、それぞれの言い分はよく理解できます。何分こうした方々というのは天才なので――わたしのような凡人が「宇宙は大きなあ。それに比べて人間なんてちっちゃいなあ」と思う以上に……宇宙の広さなるものを数式とともに、理解できる頭脳を持っているからです。

 たとえば、わたしたちの住む太陽系を含む銀河というのは、宇宙に2兆個(!)もあって、今のところ確認されているだけで、地球のように太陽から離れすぎず近すぎない、人が住める環境にあるのではないかと推測される惑星というのは、21個あるということでした。

 簡単にいえば、というか、言うまでもなく宇宙というのは人間の知性の限界を感じさせるほど広大なわけですが、こういうことを聞くと「神さまへの信仰がぐらつく」というか、「神さまなんて本当にいるのだろうか」、「いや、実はいないのではないか」と考えはじめる方がいらっしゃるかもしれません。

 でも、「信仰がぐらつく」というか、動揺する方がいるかもしれないから、そーゆーことを書くな!というより……わたし自身、書きながら色々考えているわけです。アインシュタインやホーキング博士クラスの大天才でなくても、同じ物理学者の方で、神さまへの信仰とバランスを取ってる方もいるとはいえ、一方、やっぱりそうした科学者の方というのは無神論系の方が多いと思うんですよね(=こうした方が神さまを信じるにはどうしたらいいかと考えたりする)。

 そんな中で、こうした宇宙の歴史とか地球の歴史、人間の脳の進化の歴史――みたいのを見てくると、どうもわたし的には「神さまはいらっしゃる。おそろしいまでにいらっしゃる」としか思えないわけです。

 そのですね、確かに最初はちょっと動揺するかもしれません。もし、神さまが存在するならば、宇宙のはじまったのが約138億年前であるとして……まあ、神さまの御年齢を約138億歳と限定する必要はないでしょうし、神さまの「時間の感じ方」というのは、人間のそれと同じではありませんから、「そんなに長生きしてる奴、いるわきゃねえだろ!」とか、「そんなに長生きしてたら頭おかしくなっちゃうよ!」とか、人間の想像の限界によって神さまのことを限定したり、人間の知性の範囲内で神さまのことを理解する必要はありません。

 そして確かに、人間が今のような<意識を持った存在>に至った地点から逆算して考えると……「なんだ、神さまはいらっしゃるじゃないか。自分的にはそのあたり、なんら矛盾しないぞ」と、わたし的には思うわけです(^^;)

 ええと、これは動画にあったことではないので、わたしのうろ覚えですが……地球の気候はここ3万年くらいは安定している、みたいに、例によってHKのなんとかスペシャル☆とかで、その昔聞いた記憶があります。ところが、恐竜が絶滅したように、あるいはそれ以前にも何度となく地表(あるいは水中)のなんらかの生命体というのは、ある日突然宇宙線が降り注ぐなどして、地球の気温が急激に低くなって滅んだりと、そんなことが何度も繰り返されてきた。ゆえに、今は安定していても、いつなんどき隕石が落下してくるか、あるいは他の大きな気候変動などによって滅びのカウントダウンがはじまるかわからなかったりするという。。。

 聖書の教えというか、イエスさまの教えの中には、「いずれこの天地は滅ぶ」と言いますか、「この世の終わりが来る」ということが含まれています。科学的にいえばおそらく、現在人間は自分で自分の首を絞めている状態ですから、そのような形で地球の資源を使い果たして自ら滅ぶ可能性もあるとはいえ……そうしたことの他に、資源の奪いあいによる戦争、自然災害の多発といったことも聖書には書いてありますし、わからないのはただそれが<いつか>という、そのことだけだと思います。

 それで、地球の終わりということですが、より大きなスケールでいうと、約45億年後に地球の所属する天の川銀河にアンドロメダ銀河がぶつかってくる、そして約80億年後くらいに、赤色巨星となった太陽に吸い込まれて地球は完全に終わりを迎える、またそれより当然ずっと以前に、地球は人の住めない環境になっているだろう……けれど、それもまたさらに宇宙の終わりではない。こんなことは、今も広い宇宙のどこかで繰り返されていることで、そんな<終わり>のあとの、再びの<はじまり>がある――というのは、人間的な言い方かもしれませんが、この宇宙全体というのは、そのくらいスケールの大きい歴史を持っているわけですよね(^^;)

 まあ、この中で今は人生100年時代なんて言われるにしても、別名小さな星屑とは呼ばれる人間は、本当に小さな小さな存在です。そんな小さな存在に目を留める神などという存在がいるのか、いや、いるはずがない――ではなく、ここまで色々読んだり見たり聞いたりしてきた限りにおいて、わたし自身はむしろ「これは神さまは間違いなくいるなあ」と思いました。

 こうした広大な宇宙の運行の中で、人間という意識を持つ存在というのは、やはり神さまにとって特別な存在だろうと思うのです。この答えが気に入らない方は多いでしょうが、人間が意識を持つ存在にまで進化しないことには――「神を認知し、このような広大な宇宙を造った創造主は偉大なるかな」と褒め称える存在というのは、決して存在しえないからです。

 じゃあ、その神とやらはただ単に「こんな宇宙造れる自分、すげーだろ。褒めてくれよ、人間!」という存在なのかといえば、もちろんそんなことはありません。そのような人間の理解を超えた存在という想定、わたしたちの心のすべてを見通す神という概念がないと、どうやら人間の脳、心といったものは正常に働かないか、働いたにしても、今のわたしたち人間から<良心>を抜いた心の痛みを感じない、それは動物、獣のような存在にしかすぎなかったでしょう。

 本当に、そうしたことも含めて「なんてすべてのことが、うまく出来ていることだろう!」という、感嘆の念を自分としては覚えざるをえませんし、信仰者としては「イエスさまはそこらじゅうにいらっしゃる」という、見えない世界への確信が強まるばかりでした(これはもちろん、クリスチャンに特有の聖霊さまによる感じ方でしょうけれども^^;)。

 そして、この宇宙自体が巨大なブラックホールみたいなもので、地球というのはそんな広大な宇宙の片隅に浮かぶ小さな惑星に過ぎないわけですが、この宇宙自体、神さまがその気になれば、するすると巻物のように巻かれて終わってしまい、その時天使がラッパを吹きならし、次の世である天国がはじまる……そんなことがあっても、少しもおかしくないのではないかと、自分的にはそう思えてならないばかりでした。。。

 それではまた~!!




(ウィキぺディアの「アンドロメダ銀河」よりm(_ _)m)
 銀河系との衝突
 アンドロメダ銀河のスペクトルは青方偏移を持ち、天の川銀河に対して秒速約122kmで接近している。太陽系は銀河系をおおよそ秒速225kmの速度で公転しているので、太陽系から見た場合おおよそ秒速300kmで接近している。青方偏移している銀河はおおよそ100個あるがアンドロメダはその中の1つに挙げられる。約40億年後には天の川銀河 (Milky Way) とアンドロメダ銀河 (Andromeda) は衝突し、それから約20億年かけて1つの巨大な楕円銀河「ミルコメダ (Milkomeda)」を形成するか、巨大な円盤銀河を形成すると予想されている。このような出来事は局部銀河団の中ではしばしば生じている。この衝突による地球と太陽系の運命はまだ分かっていない。銀河が合体する前に、太陽系が銀河系から弾き出され、アンドロメダ銀河に組いる可能性も僅かにある。

 ……というわけで、アンドロメダ銀河が天の川銀河にぶつかった時に何が起きるかは、今のところはっきりした結論みたいなものはわかってないように思います。また、文章中に約50億年後と書いたのは、わたしの見た動画の予想ではそうだったからです(^^;)

 また、別の記事のところでわたし、「地球は今から約50億年後、赤色巨星となった太陽に飲み込まれて終わりを迎える」みたいに書いた記憶があって。それも、大体わたしが高校生くらいの頃からそんなふうに言われてたのをなんとなく覚えてて、ネットであらためて調べたら、大体そんなふうに書いてある記事をいくつか見かけたってことだったりしますm(_ _)m






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