神の手は力ある働きをする。

 主の右の手は高く上げられ、
 主の右の手は力ある働きをする。

(詩篇118編16節より)

いじめブロック!

2021年12月06日 | キリスト教

 あ、今回もまたラジオネタ☆です(^^;)

 なんというか、十代の子たちの人生相談をやってるのを、途中から聞いたのです。

「それまで仲良くしてきたグループから、突然ラインをブロックされて、そこから外されてしまいとてもショックです。どうしたらいいでしょうか」といった相談内容。

 それでこの時、相談されたラジオDJ側の方がこうおっしゃったわけです。「まずは、あなたがそういったいじめをする側の人間でなくて良かった。人を傷つける側の人間じゃなくて良かった、そのことが一番大切なことです」みたいに。

 いえ、めっちゃいい解答なんですけど、前にもわたし、このDJさんではないんですけど……大体似たような人生相談の解答を聞いたことがあったな~と思ったわけです。それは学校のいじめではなく、職場で外されている、辞めようかどうしようか悩んでいる……といったような相談内容で。

 まあ、相談内容について、いつも仲良くしてるグループの友達がどんな子たちかとか、そんなことは書いてなかったみたいなので、背景にある事実関係等の細かいところまではわかりません。ただわたし、自分が中学生くらいの頃のことをちょっと思い出したというか

 女の子5~6人くらいのグループで、誰とでも仲良くできるようなポジションの、性格のすごくいい子がいました仮にその子をKちゃんとしたいと思います。で、その時たまたま……彼女以外のグループ5人くらいの子と、わたしみたいに彼女と同じクラスではないけれど、そこそこ仲いいみたいな感じの子が何人かいて――わたしはわたしで、割と仲のいい子たちとなんとなくくだらないことを話し、他の子たちは他の子たちでまわりの子としゃべってる……何かそうした雰囲気でした。

 ところがですね、何故かK子ちゃんのことだけ、みんな無視するわけです。無視といっても、話しかけられても何もしゃべらないとかじゃなくて、適当に軽く頷いたり、「ああ、うん……」とか返事するだけで、すぐ別の子としゃべりはじめてしまうという。

 わたし、それ見てて「あれれ?」と思いました。K子ちゃんは、他に仲間外れにされてる子がいたりすると、仲間に入れてあげようとする感じの優しい子だったので……学校の先生からも「あの子、ちょっと仲間に入れてあげて」と言われたりする感じの、優等生タイプの子でした。また、そうした優等生感が鼻につくとか、そういうことも一切ないので、まわりの子もみんな親しみやすいK子ちゃんが好き、K子ちゃんは仲間外れにされてる子を庇ったりすることはあっても、彼女自身が仲間外れにされたりすることは絶対ないだろう――何かそうした雰囲気を持ってる、本当の意味での「いい子」なわけです。

 それなのに、その時だけたまたま、いつも仲良くしてる子たちが彼女のことだけ外してあんまり話をしなかった……結局最後この時、K子ちゃんは「もういいっ!わたし帰る!」と言って、怒って帰ってしまいました。。。

 何故こうしたことが起きたか?というと、どうもこうしたことだったらしい、とあとからわかりました。つまり、その時彼女たちはこっそりK子ちゃんだけ、これから外さない?みたいに最初から示しあわせていたわけではない。ただ、K子ちゃんって、いつでも「みんなから好かれる」という特別なポジションにいたわけです。まわりのみんなはそのことを面白くないとか思ってたわけでもなく、本当になんとなーくただその時だけ「そんなK子ちゃんだけど、みんながあんまり話さなかったらどんなふうに反応するだろう?」みたいに、本当に偶然バチッ☆とみんなの気持ちが不思議な集団心理で一致してしまったわけです。

 わたしも、K子ちゃんが怒ってるところを見たのは、それ一回きりでした。いつもは穏やかな、本当に優しい子で……でも、だからこそっていうのがあったのかなって思うんですよね。どういうことかっていうと、「あの子が優しいいい子なのはわかってるけど、そんなK子ちゃんでも怒ったらどんなふうになるのかな」というか、そうした深層心理の部分で、まわりの意見が特に口にだして何か示し合わせたわけでもないのに――たまたまその時だけ一致してしまったわけです。

 もちろんまわりのみんなはわかってました。「今のは、わたしがK子ちゃんの立場でも絶対怒るよ」みたいに……というわけで、この翌日からは前とまったく同じ関係に元通り――みたいになったわけですけど、学校の集団生活って、こういうところがどうしてもありますよね(^^;)

 その子が性格悪いやな子だから、とかじゃない。たまたま何かちょっとしたことが原因である子が外されたり、そのポジションから復帰できないということがある。そして、わたしの中学時代って今みたいにスマホを誰もが持ってる時代じゃなかったので(年がバレますねえ・笑)、ラインのグループから外されるといった、複雑な問題はなかったわけです

 また、このラインのグループにしても……いつもは仲良くしてる子たちが、たまたまそこにいなかった1人を除いてグループを作ってしまい、「ちょっとお。なんでわたしだけ外すわけえ?」みたいに言えればいいけど、そうも言いにくい雰囲気であったとすればどうするかとか、なんか伝え聞くところによると、色々あるみたいですよね(^^;)

 それで、解答者のDJさんの話の続きとしては、「そんな自分を外してくるグループじゃなくても、クラスには他に友達になってくれる子がきっといる」といったものだったと思うのですが、自分的には「いや、それは難しいぜ。つか、だからこそ悩んでんだって」とか思いました。。。

 いえ、このDJさんに文句言いたいわけではないのです。何分、限られた時間の中で、いくつもの人生相談に答えるといった感じだったので、その子の相談内容についてだけ掘り下げるというわけにもいかなかったでしょうから。

 で、自分的に思ったのが……何人グループのラインから外されたのかわかりませんが、もしそこに5人いるとしたら、その5人の中で、自分にとって「その中でも一番、特に話しかけやすい子」がたぶん1人くらいいると思うわけです。だから、その子に電話するとかして、「なんでわたしだけ外されたのかな?わたし、なんかみんなの気に障るようなこと言った?」みたいに事情を聞かないことには、「わけもわからず突然ブロックされた」理由がわからないままではないかと思いました。

 その~、このあたりも現代の若い子特有の問題かもしれないのですが、ラインのグループのやりとりでも、「なんかこいつノリ悪いな」、「あの子いないほうが、イライラせずに話さくさく進むで」など、メッセージの送信の遅い・速いという問題なんかもあるらしくて。。。

 う~ん。わたしも見てて、「何この子、めっちゃ速!」みたいな子がいて、スタンプなんかも面白いのを次から次へと適切なのを選択して投入してきたり……そうした意味で「だってあんた、面白くないんだもん!」みたいに批判されてる子がいるのを見たことがあります。

 いえ、そうしたことが理由だっていう可能性はおそらく低いでしょうし、理由を聞いてみたらきっと、「ええっ!?たったそれだけのこと?」という可能性だってありえます。だから、グループの中の一番事情を聞きやすそうな子に、思い切って理由を聞いてみる――ということがないと、話がそれ以上進まないんじゃないかな、なんて思いました(^^;)

 ほんと、人間というのは複雑かつ単純で、非常に難しい生き物と思います。。。

 それではまた~!!






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