神の手は力ある働きをする。

 主の右の手は高く上げられ、
 主の右の手は力ある働きをする。

(詩篇118編16節より)

グッド・オーメンズ。

2023年04月15日 | キリスト教


 >>天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーは、地球への愛着を深めていた。そんな2人にとって地球の滅亡は最悪のニュースだ。四騎士の準備は整っている。すべては神の計画の通りに進んでいた。誰かが反キリストを間違えてしまったことを除いては。人類のヒーローは反キリストを探し出し、手遅れになる前にハルマゲドンを止めることができるのか?


 というのが、アマプラにあるあらすじだったりします♪

 確か、最初のほうに>>「※ハルマゲドンはとても危険なので、良い子はマネしないでね!」という注意書きがあったと思うんですけど、言い方変えるとしたら、「※混ぜると危険なので、ハルマゲドンの取り扱いには注意しましょう」みたいな感じのことですよね(笑)。


 しっかりした聖書的知識とキリスト教信仰を元にしつつ、そこに厳然たる科学的知識を足して2で割り、それを抱腹絶倒コメディによって味付けした……みたいな、そんな作品と思います(※個人の感想です)。

 もちろん、信仰熱心なクリスチャンの方の中には「ここおかしーんじゃないか?」とか、「不謹慎だ」と思われる方もいらっしゃるかも、なんですけど――まあ、コメディですからね。個人的にはすごく面白く、あっという間に見終わってしまいました。

 天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーは、エデンにおける失楽園があって以降、6000年来の親友。といっても、「天使と悪魔が親友?そんなのおかしいじゃねえかよ」ということでもなく、本人同士は互いに、時に嫌々ながら(?)協力しあい、「友達なんかじゃない」と言いつつも、最終的にはやっぱり親友だ……といったようなオモロイ関係性(笑)。

 お話のほうは最終的にとうとうハルマゲドンがはじまるかという直前までが描かれ、6000年も今の人類を見守り、現代という時代にもすっかり馴染んでいるアジラフェルとクロウリーは、「それなのになんでわざわざ戦争なんかしなきゃなんないんだ!」ということで、互いに協力しあい、これを阻止する。

 とはいえ、アジラフェルとクロウリーには、それぞれガブリエルやベルゼブブといった上司がおり、そちらから「あれをせよ」とか「これをせよ」といったように命令がやって来ると、聞き従わないわけにもいかず……ふたりは、ハルマゲドンが起こる前に生まれるという反キリストの赤ちゃんをうまく取り替えようとします。

 ところが色々手違いがあって、反キリストとしてクロウリーがすり替えた赤ちゃんは、結局のところふたりの関係ないところですくすく育ち……この子が11歳くらいになった頃、聖書の黙示録にある四騎士(死・汚染・飢饉・戦争)が甦り、ハルマゲドンがはじまる予定だったのに――これが結局のところ回避されてしまう。

 そして、上司たちの命令に逆らい、天使の軍勢と悪魔の軍勢とが、この最終戦争で決着つけようぜ!ということで盛り上がって(?)いたというのに、アジラフェルとクロウリーがこのハルマゲドンを回避させることに協力したということで、ふたりは処罰されることになるわけですが……まあ、悪魔にしてもそれぞれ、ベルゼブブなら、頭にハエの可愛いぬいぐるみのっけてて、まわりを小バエがぶんぶん回ってたり、悪魔のダゴンは頭にぬいぐるのカエルのっけてたりとかして、とにかくコミカルで面白いですww

 黙示録の四騎士にしても、「おまえら、マジで草ww」とか、「クソワロタww」みたいな、基本的にそうしたノリなので、あんまし難しく考える必要はないものの、でも聖書的なポイントや科学的ポイントその他ちゃんと押さえてあって、特にキリスト教云々関係なく、誰が見ても面白く楽しめる作品じゃないかなって思うんですよね(^^;)

 あと、天使の世界は天使の世界で、ほとんどモーレツ社員(?)の管理社会というか、ほとんど有無を言わさぬ軍隊アリ社会みたいなところがあって、天使のアジラフェルがそうした上からの命令を人間を可哀想に思えばこそ愛ゆえに破ったり、逆にクロウリーにしても、本当の本物のワルというより、むしろ彼の言ってることはよくわかる……みたいな、多少善良な心が残っていたりと、何かそんな感じだったり(というか、キャラの中で一番共感するというか、親しみを覚えるのはクロウリーだっていう視聴者がほとんどと思う・笑)。

 まあ、なんにしても面白くて、あっという間に見終わってしまった作品でした♪

 それではまた~!!






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