読む日々

テーマばらばらの読書日記

かってまま

2010-07-24 | 
諸田玲子「かってまま」。

図書館へ行くヒマがなく、本屋さんを夜11時頃からプラプラして発見。今月の文春文庫最新刊でした。

婚約の決まった旗本の娘と、有名な寺の僧侶の不義から生まれた さい 。
旗本家で暮らしていた丈吉と伊夜が夫婦となり、さいを育て始めます。物語は数年置きに語られ、さいがその都度関わる人たちの人生に焦点が当てられていくのですが、その中に最初はわからなかった実の親のその後が明かされていきます。

伊夜と丈吉が早々に亡くなってしまったのが残念ですが、ストーリーといい登場人物の描き方といい、本当におもしろくて大満足でした。一気読みしちゃいました。

たいてい本は一気読みなんですけどね

満足度90