加納朋子「七人の敵がいる」
主人公、山田陽子の一人息子 陽介が。小学校に入学したところから始まる、働く母と敵の話。
女の女は敵である
義母家族は敵である
男もたいがい、敵である
当然夫も敵である
我が子だろうが敵になる
先生が敵である
会長様は敵である
の7章からなる。
まずは、入学後最初の授業参観後の保護者会での、PTA役員決めの場面からスタートし、できないものはできない、ダラダラするのは時間のムダ、と感じたデキル女陽子が、バッタバッタと周囲をなぎ倒し孤立する。
そして子どもは女が育てるもの、と決めてかかる夫の家族や、町内の人やいろんな人と戦いながらも、子どもの為に我慢や引く事も覚えて陽子なりに成長していくお話。
共感度1000位です。ドラマも録画して観ておけばよかったかも~。
私も息子の入学前は鼻息荒く、「PTAなんて任意でしょう、入るも入らないも勝手だし」とか思ってたけど、やっぱりいざ入学すると、ヘンなこと言って息子が仲間はずれになったらどうしよう、とか色々考えた。
うちも、6年間で子ども一人辺り2回がノルマ、で、入学前は戦々恐々でした。
でも、やってみたら意外に楽しかった。で、委員外れた今でも、なるべく行事は進んで参加してます。
ただそれも、かなり融通が効く職場だからできること。
で、学校行事は楽しいから時間やりくりするけど。自治会はイヤ。自治会の方も私にやれ、って夫が言い出したら離婚かも。
で、この陽子、実は姉妹のように育った従妹がお産で亡くなり、その忘れ形見を育てるために従妹の夫の後妻となった、という事が途中でわかる。伏線はいろいろあったけど。
なんだかね、じーんと来ちゃいました。陽子と従妹との絆の深さに。そしてそんな状況を感じさせない夫の暢気さも素敵。
あと、外との関係は戦うだけじゃだめだし、流されるだけでもダメだし、そこらへんの動き方も面白く読めました。
これはオススメ。世のおとーさん方にもぜひ読んでもらいたいです。
お勧め度100、
満足度200、
共感度1000
主人公、山田陽子の一人息子 陽介が。小学校に入学したところから始まる、働く母と敵の話。
女の女は敵である
義母家族は敵である
男もたいがい、敵である
当然夫も敵である
我が子だろうが敵になる
先生が敵である
会長様は敵である
の7章からなる。
まずは、入学後最初の授業参観後の保護者会での、PTA役員決めの場面からスタートし、できないものはできない、ダラダラするのは時間のムダ、と感じたデキル女陽子が、バッタバッタと周囲をなぎ倒し孤立する。
そして子どもは女が育てるもの、と決めてかかる夫の家族や、町内の人やいろんな人と戦いながらも、子どもの為に我慢や引く事も覚えて陽子なりに成長していくお話。
共感度1000位です。ドラマも録画して観ておけばよかったかも~。
私も息子の入学前は鼻息荒く、「PTAなんて任意でしょう、入るも入らないも勝手だし」とか思ってたけど、やっぱりいざ入学すると、ヘンなこと言って息子が仲間はずれになったらどうしよう、とか色々考えた。
うちも、6年間で子ども一人辺り2回がノルマ、で、入学前は戦々恐々でした。
でも、やってみたら意外に楽しかった。で、委員外れた今でも、なるべく行事は進んで参加してます。
ただそれも、かなり融通が効く職場だからできること。
で、学校行事は楽しいから時間やりくりするけど。自治会はイヤ。自治会の方も私にやれ、って夫が言い出したら離婚かも。
で、この陽子、実は姉妹のように育った従妹がお産で亡くなり、その忘れ形見を育てるために従妹の夫の後妻となった、という事が途中でわかる。伏線はいろいろあったけど。
なんだかね、じーんと来ちゃいました。陽子と従妹との絆の深さに。そしてそんな状況を感じさせない夫の暢気さも素敵。
あと、外との関係は戦うだけじゃだめだし、流されるだけでもダメだし、そこらへんの動き方も面白く読めました。
これはオススメ。世のおとーさん方にもぜひ読んでもらいたいです。


