読む日々

テーマばらばらの読書日記

ピョートル大帝の妃

2012-09-11 | 
河島みどり「ピョートル大帝の妃」

ロマノフ王朝のピョートル大帝の後妻で、エカチェリーナ1世として即位した女性の生涯。

なんと貴族の出ではなく、農家の娘で、口べらしの為に家を出された少女が皇帝になっていたとはびっくりでした。

エカチェリーナ2世は、池田理代子の漫画もあるし、そこそこ有名ですが
2世というからには1世がいたのね、ってことで、偶然見つけたので借りてみました。

うーん

いいのかこれで、ロマノフ王朝。
この人の娘アンナ、の忘れ形見がピョートル2世で、エカチェリーナ2世の夫なわけですが、その後、皇位はどう繋がってニコライ2世に繋がったのか。

まあ、母親の出自なんて、日本でもそう重要視されてないからいいのかな。でも将軍の側室には庶民がいたけど、天皇家でもアリなのか?

でも庶民出の妻が、皇后や御台所にはならないし(多分、今の皇后陛下が初、ですよね。将軍家の娘でも中宮止まり)ましてや本人登座はないよなぁ
と、日本と比べて、ちょっとびっくりでした。確かエカチェリーナ2世の時も、漫画読んでて子供心(子供ってほど幼くないか)に驚いた記憶があります。


本としてはおもしろかったので、満足度は 90