読む日々

テーマばらばらの読書日記

最悪の将軍

2018-09-14 | 小説・江戸時代
朝井まかて「最悪の将軍」



五代将軍綱吉の将軍時代を描いた一冊。

ドラマ等で悪印象を植え付けられている綱吉だけど、最近は評価も変わりつつあるらしい、中での、かなり真実に近いのでは?と思えた解釈。

民を思い命を大事に、武力の統治から文の統治を成し遂げた将軍。
生類憐みの令は、綱吉本人の意図したところとは違って、下々の解釈が極端すぎて民を苦しめた、みたいな感じか。現代なら通用したかも?

正室・鷹司信子との関わり方がほのぼのしていて。本当にこんな感じだったら良かったんじゃないかな?そうだったと思いたい。

最近、別な本で、側近の堀田正俊は悪いやつ、と思ってたから、ちょっと見る目が変わったかも?


面白かったです。満足度100。

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