読む日々

テーマばらばらの読書日記

葵の月

2017-12-22 | 小説・江戸時代
梶よう子「葵の月」


将軍徳川家治の嫡男が急死した。毒ではないのか?
嫡男家基に仕え、主を守れなかった悔恨からなのか?消えた許嫁。
その許嫁の幼馴染との縁談が進む旗本の娘。

そこに娘を姉と慕う遠縁で家人の男の子やら、娘の亡母の兄やら、いろんな人が関わりつつ物語は進む。

許嫁が姿を消した理由は悔恨だけではなく、主君の遺言である、遺児を守るため。

許嫁と幼馴染の対決が悲しかった。

ちょっとややこしいストーリーではあった。

それにしても田沼意次って、基本悪人扱いなのね。確か田沼側から描いた小説も以前読んだ事があった気がする。

満足度80

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